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錦繍 の商品レビュー

4.1

539件のお客様レビュー

  1. 5つ

    174

  2. 4つ

    187

  3. 3つ

    112

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    4

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2009/10/04

大人の恋愛です。 書簡のやりとりで物語が進んでいくので、リズミカルに読み進めます。 セレブなヒロインがちょっと稚拙な感じがしますが、切ないです。 過去を振り返るという作業が、人間の生き方にいかに密接に影響を及ぼしているか、考えさせられます。

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2009/10/04

せつない 短い お話。 秋の紅葉と かつての恋人だったふたりの それぞれの人生とが 対になって つづられていく。 けして 不幸でもない一人と 重たい荷物を背負っている一人と。 短編ながら濃密なストーリーです。

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2009/10/07

往復書簡形式で意外に読みやすい作品でした。 これが書かれた25年くらい前は、こんなきれいな日本語で手紙をやりとりしてたんですかねぇ。。 二人とも不幸すぎるし話が重くてついてけない部分もありましたが、やりとりが進むにつれお互いを理解し、それぞれの未来に向かっていこうとする過程がよか...

往復書簡形式で意外に読みやすい作品でした。 これが書かれた25年くらい前は、こんなきれいな日本語で手紙をやりとりしてたんですかねぇ。。 二人とも不幸すぎるし話が重くてついてけない部分もありましたが、やりとりが進むにつれお互いを理解し、それぞれの未来に向かっていこうとする過程がよかった。 生きていることと死んでいることはもしかしたら同じことかもしれへん。っていうフレーズが何度も出てきて印象的でした。

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2009/10/04

泣きました。 大人の恋というのかなぁ 大人の男女の生き方というか そんなことを学んだ本です。 昔夫婦だった2人が 手紙のやり取りをしながら物語が進んでいきます。 このタッチがいい味出しているんだな。 そんな一冊です。

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2009/10/04

夫が妻以外の女性と心中未遂事件を起こし、それを期に離婚した夫婦が蔵王の地で偶然に遭遇し、そこから手紙のやりとりをすることに。 離婚の真相、生と死とは、を綴ったもの。

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2009/10/04

宮本輝必読の一冊と言われる「錦繍」読了。 偶然出かけた蔵王のゴンドラの中で10年前に別れた元夫婦が再会する。 それぞれ孤独に生きてきた10年が、夫婦の間でかわされた14通の往復書簡で明らかになる。 往復書簡ものは読みにくいんではないかという意識があったのですが、すんなりと読み...

宮本輝必読の一冊と言われる「錦繍」読了。 偶然出かけた蔵王のゴンドラの中で10年前に別れた元夫婦が再会する。 それぞれ孤独に生きてきた10年が、夫婦の間でかわされた14通の往復書簡で明らかになる。 往復書簡ものは読みにくいんではないかという意識があったのですが、すんなりと読み終わりました。 どんなにつらく苦しい事があっても、人間には前を向いて歩いていける素朴な強さがあるんだと希望が持てるような作品でした。

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2009/10/04

いわゆる美しいとされる恋愛小説 すらすら、ってわけではないが 二人で語りかけあうような文体、文章構成 感情移入しやすいというより、感情移入して書かれたような手紙たち よいです。

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2009/10/04

手紙の交換 日記の交換というフォーマットという意味では inconceivableが似てる。内容は全然違う。こちらは"熟した大人"達の恋愛。個人的には気持ち悪いと感じた。けど、まぁ〜幾つになっても恋愛は良い事。ネチネチ感がいやなのかな。隠れた恋愛。すっきり、ど...

手紙の交換 日記の交換というフォーマットという意味では inconceivableが似てる。内容は全然違う。こちらは"熟した大人"達の恋愛。個人的には気持ち悪いと感じた。けど、まぁ〜幾つになっても恋愛は良い事。ネチネチ感がいやなのかな。隠れた恋愛。すっきり、どうどうとした恋愛でない。

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2009/10/04

1冊目。書簡形式に話が展開する。夫婦愛を超えた信頼関係と生死に対する作家独特の宗教観を描く。そのどちらも現在の僕には距離遠いもの。30代になってからまた手にとってみたいと思う作品。静かな作品。

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2009/10/04

この本は小学生の時に塾の先生が薦めてくれた。 先生は何を思ってこの本を薦めてくれたんだろう。何か思い出とか、 そういうものがあるのだろうか。 私個人としては、例えばこの本の中で触れられている「業」ってはっきり言って何なのか、 そういう納得できない感じはあった。 でもこういうのは...

この本は小学生の時に塾の先生が薦めてくれた。 先生は何を思ってこの本を薦めてくれたんだろう。何か思い出とか、 そういうものがあるのだろうか。 私個人としては、例えばこの本の中で触れられている「業」ってはっきり言って何なのか、 そういう納得できない感じはあった。 でもこういうのは答えをもらうのではなくて、読んで考えなければならないのかもしれない。 レビューかいてると、私は「何で?」という 疑問と答えを求めたがる気持ちが強すぎるのかも…と 反省?しました。

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