四畳半神話大系 の商品レビュー
最終話の収束感に、おお、となった。どう道を選んでも小津とは出会わなければならないけれど、どう道を選んでも明石さんとは結ばれるんだな…。一番最後のくだり、今までとの変化が見られて何故だか気分が高揚した
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とにかく読むのに疲れた作品 同じ描写が幾度となくあり投げ出したくなったがかろうじて最後まで読んだ タイムパラドックスの要素を入れているのだろうが読む人を選ぶなぁといった感じ
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四畳半で暮らす男(21歳)を取り巻くどうしようもない環境及び友人たち。読んでいて何も得ることはなく、大学生活の3/4を棒に降った男の後悔と少しの幸せがだらだらと続く。しかも、全4編の短編がパラレルワールドになっており、共通して出てくる占い師と冒頭の主人公の語りを4回読まされることになる。 だがしかし、悪くない。 小津はどこまで言っても卑劣で自分のためにしか動かない奴ではあるが、なかなか可愛いところがあるし、どの平行世界でも最後は骨折することになるので少し可哀想だ。 歯科衛生士の羽貫さんは何だか変なキャラクターだが、悪い人ではないし、樋口さんも学生とは思えない落ち着きぶりだ。蛾を忌み嫌う明石さんも可愛い。 登場人物たちがちょっとお馬鹿で、憎めなくて微笑ましい。 しかし、代理代理(中略)代理…戦争は止める訳にはいかないのだろうか。不毛過ぎる。小津だけは楽しんでやっていそうだが、主人公の苦労たるや。 でもこういうくだらないことが、日常に刺激を与えてくれるのかもしれない。 闇鍋もやらない内にいい大人になってしまったなぁ。
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相変わらずの森見節にくすっとさせられる。くだらなさが楽しく響いてくる。無意味な毎日が楽しい。無意味であっても一日を一生懸命生きる。その一生懸命さが楽しい。
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学生時代の、いかにも真面目そうにして、実は、留年していくやな奴に似ている。部活命や、遅く起きて寝たきり学生や、ふしだらない奴が、しっかり卒業していった。あれって何だったのか。
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薔薇色の大学生活のスタート。様々な選択肢が目の前にある。あのときあのサークルを選んでいたらどうなっていたのか…。私も何度か考えたことがあるあの問いの答えがここに。
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なんだろう。大学生の、まあはちゃめちゃな生活、自堕落ぶりが展開する。四話体型であるが、同じ話が少しずつ広がりを見せて進んでいく。 これは、なかなかに、辛抱強くないと、ついていけないのか。まだ、修行が足らないと見え、最後までついていけない。
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初の森見登美彦さんの作品。 私にはまだ早かったかなぁという印象です。 言葉の言い回し?が難しくてなかなか頭に入ってこない、、 それでも展開がおもしろくてどんどん魅入ってしまいました。 パラレルワールドというのにも気付いた時に感嘆しました。すごい小説を書くなぁ。 いろいろ小説を...
初の森見登美彦さんの作品。 私にはまだ早かったかなぁという印象です。 言葉の言い回し?が難しくてなかなか頭に入ってこない、、 それでも展開がおもしろくてどんどん魅入ってしまいました。 パラレルワールドというのにも気付いた時に感嘆しました。すごい小説を書くなぁ。 いろいろ小説を読んでからまた再読して、感想を書きたいなと思います。
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パラレルワールド。実験的だなあ。何だか感心してしまった。どの世界でも僕は僕のまま、アイツはアイツのままだ。
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これが太田出版にせっつかれて捻り出した腐れ大学生ものなのね~1映画サークル「みそぎ」に入って自主追放になって、恋の邪魔者である自分が神を名乗る人物の弟子である小津によって明石さんと引き合わされて恋が成就する。2210号室の樋口師匠から代理戦争の後継者に指名され、妹弟子の明石さんとの恋が成就する。3ソフトボールサークル「ほんわか」は宗教系のサークルだったので抜け出して以来、小津とは腐れ縁が続いたが、酔った羽貫さんから顔をなめられても理性が勝り、香織さん誘拐事件も明石さんの説得で解決し、我々は恋仲に。4秘密組織<福猫飯店>で頭角を現した小津は図書館警察と印刷所を支配下に入れ、抜けた私は追われて四畳半にこもることになり、ドアを開けても同じ四畳半、窓を開けても同じ四畳半の世界に身を置くこととなったが、最初の部屋に辿り着いた私は虫歯の親知らずを発見して許の世界に戻り、明石さんとの恋が成就する~なかなかじゃない。まあ傑作というほどじゃないけどね。アニメのテニスサークルは出てこなかったね
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