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恋人たちの森 の商品レビュー

3.6

66件のお客様レビュー

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    12

  2. 4つ

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2009/10/04

前知識無しに読んだら耽美な世界が広がっててびっくりしました。相手に外国名の呼び名をつけるあたりで逃げ腰になり、大げさな表現に突っ込みを入れることも出来ませんでした。なんか別世界。文学的には素晴らしい作品なのかもしれませんが。

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2009/10/04

美しい〜、もうそれだけ〜(笑)。 文章は読みやすくはないし、長いし、正直何を言ってるかわかんないとこもあるし、でも好きです。美しいから!

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2009/10/07

耽美の基本。 神谷敬里が巴羅(パウロ)と名づけられたり、通称山川京次が苓於(レオ)になったりするのも基本。悲劇をもって幕が閉じるのも基本。それにしても、巴羅には義童(ギドウ)、苓於にはギランときて、何故半朱(ハンス)には達吉なのか。丁稚みたいな名前のくせに、やってることは耽美だ...

耽美の基本。 神谷敬里が巴羅(パウロ)と名づけられたり、通称山川京次が苓於(レオ)になったりするのも基本。悲劇をもって幕が閉じるのも基本。それにしても、巴羅には義童(ギドウ)、苓於にはギランときて、何故半朱(ハンス)には達吉なのか。丁稚みたいな名前のくせに、やってることは耽美だよ! 耽美ネームにこだわるあたり、私もまだまだ修行が足りません。

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2009/10/07

男と男と女の愛憎劇ばかりで大変面白かったです。笑。森鴎外の御令嬢って言うのが更に驚き。正真正銘の腐女子だと思います。先生と呼ばせて下さい。文章はもの凄く読みにくいので好き嫌いが分かれる作風だとは思いますね;

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2009/10/04

初版本は、表紙を開いたとたんに武蔵野の森の中に落ちていくような引力があった。BLという枠の最初の作品だと思いますが、森茉莉の以前、以後で語ってもいいんでしょうね。強烈。乙女必読。

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2013/02/28

どの恋人たちも、ありきたりな幸せに手が届かなくて、もどかしくて切なかった。「枯葉の寝床」が一番好き。ギランが一人になってからの独白が胸に痛くて、目頭が熱くなった。言葉選びと句読点の織り成す独特のリズムが、耽美で退廃的で、こわいくらいにきれい。

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2009/10/04

1961年に発行された全集のような感じの1冊でした。そのために旧字体、旧仮名遣いでした。 「ボッチチェリの扉」、「戀人たちの森」の2編を収録です。 ボッチチェリのほうは「はぁ…それが…?」という印象。 戀人たちの森は森茉莉に慣れて「あぁ死ぬな」っていうのが分かりました。 森茉莉が...

1961年に発行された全集のような感じの1冊でした。そのために旧字体、旧仮名遣いでした。 「ボッチチェリの扉」、「戀人たちの森」の2編を収録です。 ボッチチェリのほうは「はぁ…それが…?」という印象。 戀人たちの森は森茉莉に慣れて「あぁ死ぬな」っていうのが分かりました。 森茉莉がどんなモノを書くのか読んでみたかったのです。戀人たちの森は男色でしたし(笑)結構面白かったです。 エロい文章でした。

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2009/10/04

凄い。官能小説よりも官能的。森茉莉の世界が余すとこなく充満。さすが貧乏サヴァラン短編小説でも出し惜しみすることなく美しい深緑の森に咲く青い花のような耽美で美しい世界を作成。

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2009/10/04

雰囲気やシチュエーションに酔うならやはり森茉莉といったところだろうか。個人的には表題作よりも「枯葉の寝床」「日曜日には僕は行かない」が好み。

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2009/10/04

森鴎外の娘、森茉莉。彼女の短編集です。 えーと、好き嫌いがはっきり分かれるかと! 最近の萩尾望都の絵柄で、美少年と美青年の組み合わせかなと思います、この作品群。 つまり、美少年が美青年に可愛がられるお話なんですねー。わお! 男の子たちの名前がすべて、洋風の名前でさらにそれに漢字を...

森鴎外の娘、森茉莉。彼女の短編集です。 えーと、好き嫌いがはっきり分かれるかと! 最近の萩尾望都の絵柄で、美少年と美青年の組み合わせかなと思います、この作品群。 つまり、美少年が美青年に可愛がられるお話なんですねー。わお! 男の子たちの名前がすべて、洋風の名前でさらにそれに漢字をあてはめてるあたりがビックリですが、何ていうか森茉莉の譲らない美意識のあらわれみたいで、いいですね。新しい世界を覗いてみたければどうぞ。

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