煙か土か食い物 の商品レビュー
9/8 読了。 再読。舞城はただただ文章が上手くて抜群のドライブ感を武器にベッタベタで大文字の「愛」を書いてる人だなぁと改めて思った。
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文章がすごく特徴的で面白い。なんというか無茶な運転の車に乗せられて走っている感じの、、、変なんだけどリズムがあってついつい読み進めてしまいました。 内容的には、私は「こういう話」などという予備知識もなく、ただ漠然と読んでいたのですが、その話がが続くんだ?という状態のままどんどんス...
文章がすごく特徴的で面白い。なんというか無茶な運転の車に乗せられて走っている感じの、、、変なんだけどリズムがあってついつい読み進めてしまいました。 内容的には、私は「こういう話」などという予備知識もなく、ただ漠然と読んでいたのですが、その話がが続くんだ?という状態のままどんどんストーリーが進んでいった感じでした。私はいったい何の話だと思ってこの小説を読み始めたのでしょうか(笑) とにかくなかなかおもしろかったです。かなり個性的ですね!他の作品も読んでみたいです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
この作家さんの作品は本当にエネルギーが直接ガンガン来るようで読んでいて食い入る ミステリーの体をなしているが、中身は兄弟や家族の人情モノである 常識や倫理なんかすっ飛ばして感情と理論で立ちまわるのが清々しい
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福井県を舞台にした小説を読んでいます 「家族とは何か」のテーマを中心に きつめの暴力描写や性描写を交えながら、犯罪推理まで 盛り込んだ感じ 人間は死んだら、煙か土か食い物 になるだけだから 家族は無意味と考えるより、人間は死んでも、生きていた証を残し、生きていても 死んで も...
福井県を舞台にした小説を読んでいます 「家族とは何か」のテーマを中心に きつめの暴力描写や性描写を交えながら、犯罪推理まで 盛り込んだ感じ 人間は死んだら、煙か土か食い物 になるだけだから 家族は無意味と考えるより、人間は死んでも、生きていた証を残し、生きていても 死んで も 家族は引きつけ合う という 言葉には感銘した
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読み始めてまず思ったのは、「ああ、今時のイキがった若者の話か、しかも医者ね。感じ悪そうな予感。」しかもほとんど改行の無い文章が延々10ページ近くも続くので、読んでいてなんだか疲れる。 時々記述されるカタカナでの英語表現も鼻につく。 『アイムゴウイングバックトゥジャパン』 『ハート...
読み始めてまず思ったのは、「ああ、今時のイキがった若者の話か、しかも医者ね。感じ悪そうな予感。」しかもほとんど改行の無い文章が延々10ページ近くも続くので、読んでいてなんだか疲れる。 時々記述されるカタカナでの英語表現も鼻につく。 『アイムゴウイングバックトゥジャパン』 『ハートレス・しかもイージーでカンファタブル。』 『リドカイン。スカルペル。トラストミー、アイルソウアップヨアマザファッキンアス!』 うーむ、とうなりつつもだんだんこの文章のテンポに引きずられ、しまいには無中でむさぼり読んでいた。 これが作者の意図したところだとしたらまさに術中にハマってしまいました。脱帽。 設定にかなり無理があったり、丁寧さに欠ける印象も拭えないが、これでデビュー作というのだからたいしたものだ。 題名の意味はしばらく謎であったが、主人公四郎の祖母である龍子の言葉でした。 たまにはこういう本で息抜きするのもよし。
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大学生の時に初めて読んで、こんな小説があっていいんだ、みたいな衝撃を受けた。 舞城王太郎を好んで読むようになったきっかけの作品。たまに読み返したくなって読み返す。 下品さや暴力的な表現が目立つけれど愛の話。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
推理小説かと思って読み始めたが、実際にはミステリ要素を加えつつ家族間の確執について書いた小説だった。俺が俺がとたたみかけてくる雰囲気の文体なので、読んでいてうんざりした。特に家族間の確執や暴力に関する描写は、自分の頭の中にある嫌なことを全部吐き出してやるという姿勢を感じずにはいられなかったのだが、このような書き方ではなく、もっと冷静かつ客観的に書かれていたら、家族間の確執については興味深く読めたかもしれない。ミステリとしては、なぜ「ドラえもん」だったのかとか、野崎と二郎のつながりや二郎の現在の状況について何を根拠にわかったのかとか、いろいろ疑問が残り、強引な印象だった。 何年か前に『阿修羅ガール』を読んだ時にこの作家は自分には合わないなあと思い、今回は気を取り直して別の作品を読んでみたのだが、やっぱり自分には合わなかった。
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初めて読んだ舞城王太郎作品。本書は主人公の独白のような形で書かれていて文章は口語体。とにかく文圧が凄い。暴力的なストーリーで人を選ぶかもしれないけれど、Maijoを体験したい人は最初の数ページでも読んでほしい。
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初舞城。始めのうちは、このスピード感溢れる文体(読点がほとんどない)に乗り切れず読みづらく思い、後半はそれ程気にならなくなった。この世界観がまるでジョジョのようでした!ただ残念な点は、まだ読んでいないレイモンド・チャンドラーの名作『ロング・グッドバイ』のネタバレが描いてあるという...
初舞城。始めのうちは、このスピード感溢れる文体(読点がほとんどない)に乗り切れず読みづらく思い、後半はそれ程気にならなくなった。この世界観がまるでジョジョのようでした!ただ残念な点は、まだ読んでいないレイモンド・チャンドラーの名作『ロング・グッドバイ』のネタバレが描いてあるということ。あ〜ぁ・・
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外国で医師をしている主人公の母親が連続主婦殴打生き埋め事件に巻き込まれ、急遽帰国する。戻り次第、犯人探しになるが、特殊な家族の問題に直面する。 過去から続く家族の因縁を感じながら、スピード感溢れる物語、主人公が天才でご都合主義といわれればそれまでだが、気にせず読み進められた。 満...
外国で医師をしている主人公の母親が連続主婦殴打生き埋め事件に巻き込まれ、急遽帰国する。戻り次第、犯人探しになるが、特殊な家族の問題に直面する。 過去から続く家族の因縁を感じながら、スピード感溢れる物語、主人公が天才でご都合主義といわれればそれまでだが、気にせず読み進められた。 満足です。
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