煙か土か食い物 の商品レビュー
甘えと依存と逆恨み、あと逆恨みじゃない普通の恨みで ぐっちゃぐっちゃドロッドロの家庭がまず存在し それがなんだかよくわからない 連続主婦殴打事件にまき込まれるという ミステリのようでミステリでない ちょっとミステリ風の小説だ 次男はゆがんだ形の愛を父親に向けていて 父を殺したくも...
甘えと依存と逆恨み、あと逆恨みじゃない普通の恨みで ぐっちゃぐっちゃドロッドロの家庭がまず存在し それがなんだかよくわからない 連続主婦殴打事件にまき込まれるという ミステリのようでミステリでない ちょっとミステリ風の小説だ 次男はゆがんだ形の愛を父親に向けていて 父を殺したくもあり、父に殺されたくもあり ひょっとしたら母を邪魔に思ってるかもしれない暴力的変態 つまりなんらかの承認、あるいは証明を欲しているが 主人公である四男は そんなもんなくても愛によって人は自由だと直感しているらしい それはだからファザコンとマザコンの戦争なんだな とてもおもしろい ただ、主人公のトラウマにあたる「煙か土か食い物」 ってやつの扱いがなんだか とってつけたファッショントラウマみたいでアレだ くるってる
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凄いスピード感とバトルもの?!と思うようなシーンが多い推理小説(笑)男の暴走と癒しと愛を求める物語でしょうか?激しすぎて彼らの言葉や行動に苦笑いしながら読んでしまいました(′ʘ⌄ʘ‵)2015.07.21読了
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独特な文体。推理物っぽくいろいろ手がかりや暗号が出てくるが、ご都合主義すぎる。暴力的な場面も多いのも好きじゃない。おすすめはできないなあ。
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自分にはことごとく合わなかった。 日常会話を英語で生活している身にはちょいちょい挟み込まれるカタカナ英語で安っぽいスラングが小っ恥ずかしく、その都度しらけてしまった。 で、どうやってこの事件は引き起こされたのかを教えてくれ!!
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たんたんと読み進めることができる。ただ、ドラえもんが使われた理由がわからなかった。もう一度読んだらわかるか?
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4ページ以上も改行が無かったり、1ページ丸々読点が無かったり、 かと思うと突然改行が続いたり、何だかテンポのよく分からない本。 同じ人が全部書いたのか?って疑問を持つぐらい。 テンション高くて、なんだか薬やってる人が書いてるみたいな。 暴力シーンが多くて、北野武監督が映像化しそう...
4ページ以上も改行が無かったり、1ページ丸々読点が無かったり、 かと思うと突然改行が続いたり、何だかテンポのよく分からない本。 同じ人が全部書いたのか?って疑問を持つぐらい。 テンション高くて、なんだか薬やってる人が書いてるみたいな。 暴力シーンが多くて、北野武監督が映像化しそうな感じ。 テンポで言うと、宮藤官九郎っぽいか。 急展開が多いのもちょっと。 なんでそいつが犯人だって気付いたのさ?そりゃ根拠が薄すぎるよ、みたいなね。 細かいこと考えずに勢いで読む本だなぁ。
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すべて四郎の独白形式で進んでいく物語。 饒舌やなあ。。 四郎さん、よく喋る喋る。 改行がないことで、文字に捲し立てられてるような気すらしてくる。 そして、最初は鼻につくなあと思ってた彼のナルシズムがだんだんかっこよくすら思えてくるのは不思議なことである。 読みづらさは話の加速と...
すべて四郎の独白形式で進んでいく物語。 饒舌やなあ。。 四郎さん、よく喋る喋る。 改行がないことで、文字に捲し立てられてるような気すらしてくる。 そして、最初は鼻につくなあと思ってた彼のナルシズムがだんだんかっこよくすら思えてくるのは不思議なことである。 読みづらさは話の加速とともに気にならなくなった。 真相に向かっていけばいくほど止まらなくなるほど面白い。 が、拗らせすぎた愛に共感することは、ない。 そしてバイオレンスが過ぎる。 んなあほなーーー!てことがいっぱい。 あと推理が多少乱暴なのではないかと。
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話の進み方が好きだった。四郎さんかっこいい。心に留めときたい文が幾つかあった。でも、あれは何だったんだ?てとこが残ってるので、もっかい読み返してみようと思う。
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饒舌な語り口調のまま進んでいく物語。主人公のテンションにはついていけないところがある。えっ。あれこのひとこうなの?みたいな。 けれども、読み終えてみると、すべてものが絡みついていて面白い。
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【本の内容】 腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。 連続主婦殴打生き埋め事件の被害者におふくろが? ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー! 故郷に戻った四郎を待つ血と暴力に彩られた凄絶なドラマ。 破格の物語世界とスピード感あふれる文体で著者が衝撃デビューを飾った第19回メフィスト賞受賞作。 [ 目次 ] [ POP ] 主人公の心の動きを瞬時にすくい取る、速さと動きのある文章でストーリーが展開されていく。 主人公の故郷で起きた、連続主婦殴打生き埋め事件。 彼の母親も被害に遭い、外科医として活躍していたサンティエゴから急遽帰国、復讐を誓い犯人を捜す。 頭の回転が切れる彼は、犯人が残した暗号を次々に解いていき、犯人に近づいていく。 同時に明らかになっていく彼の家族の在りし日々。 祖父母、父と母、彼を含めた4人兄弟。 次男は常に父に反抗し、父の怒りを買う。 父と次男の暴力の応酬が果てしなく続くと思われる、いびつな家族の日常。 けれど主人公は家族を憎むのではない。 腹を立て馬鹿にしながらも、理解しており愛しているのだ。 それが強烈に印象付けられるのが、彼が外科の手腕を発揮して家族を助ける、血まみれで凄惨な最後の場面だ。 想像したくはない場面でありながら、家族は切っても切れない不思議なつながりなのだと強く思わせるのである。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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