1,800円以上の注文で送料無料

カラマーゾフの兄弟(下) の商品レビュー

4.4

215件のお客様レビュー

  1. 5つ

    103

  2. 4つ

    60

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2022/02/02

感想とか評価のレベルには至らず、とにかく読み切ったという達成感。上巻の最後の大審問官から突然話が面白くなってきて、サスペンスありの恋愛ありの話になって、読むスピードが上がりました。この長さも読んでいる時には納得。確かにこの話をするためにはこのページ数、文字数は必要だと思うのだけど...

感想とか評価のレベルには至らず、とにかく読み切ったという達成感。上巻の最後の大審問官から突然話が面白くなってきて、サスペンスありの恋愛ありの話になって、読むスピードが上がりました。この長さも読んでいる時には納得。確かにこの話をするためにはこのページ数、文字数は必要だと思うのだけど、とにかく長かった。今度読む時にはもう少し内容を考えながら味わいたい。

Posted byブクログ

2022/01/26

大学生の時に挑戦し挫折。 2010年にも読んだ記録はあるが人間関係と名前が頭に入らず内容についての記憶は薄弱。 3度目の挑戦は、同時進行で登場人物相関図とキーワードを書き留めストーリーの経過を把握しつつ何とか1か月で完読。 テーマは父親殺し。肉親同士による恋愛と金を巡る愛憎や「...

大学生の時に挑戦し挫折。 2010年にも読んだ記録はあるが人間関係と名前が頭に入らず内容についての記憶は薄弱。 3度目の挑戦は、同時進行で登場人物相関図とキーワードを書き留めストーリーの経過を把握しつつ何とか1か月で完読。 テーマは父親殺し。肉親同士による恋愛と金を巡る愛憎や「父フョードルを殺したのは誰か」を裁く審問を通じて露になるカラマーゾフ一家と彼らを取り巻く人々の欲と心理の葛藤。 翻訳文独特の読み難い文章はハードルが高く乗り越えるにはとにかく忍耐が必要。「神は存在するのか」などの宗教論争や「善と悪」「理性と欲望」など二面性がコロコロ入れ替わる心理描写などのパートはどう頑張っても消化不能で、理解度は50~60%程度かと感じるが、少しはロシアとドストエフスキーに近づけたと自覚し、学生時代からのやり残しを一つ解消。 別の翻訳版でもう一度読んでみよう。

Posted byブクログ

2022/01/26

徹夜で読む気なんてなかったのに、読み終えて時計を見たら早朝だった。これが偉大な古典文学マジックか… この話は2〜3回は読んでるはずなのに、イリューシャのお葬式で、アリョーシャがイワンの死を予感してる台詞に今回はじめて気づいた…あの意地っ張りな天邪鬼は死んじゃうの? ドミートリ...

徹夜で読む気なんてなかったのに、読み終えて時計を見たら早朝だった。これが偉大な古典文学マジックか… この話は2〜3回は読んでるはずなのに、イリューシャのお葬式で、アリョーシャがイワンの死を予感してる台詞に今回はじめて気づいた…あの意地っ張りな天邪鬼は死んじゃうの? ドミートリーは流刑の判決に従うの?それとも弟たちの望み通り逃亡するの? 普通の人間なら逃亡するけど、ドミートリーのモデルになった流刑囚の運命に従うなら、ドミートリーは逃亡を拒否して流刑を受け入れるのかも…普通の人間ならしないけど、ドミートリーならありえる…グルーシェニカに振られたら、ドミートリーは悄然としてシベリアへ行くだろうな。しかし、この恐ろしいまでのトラブルメーカーは一体何なんだ?

Posted byブクログ

2022/01/15

言葉は偉大だ。発する事で他者に想いを述べられる。逆に発しない事で魂の矜持を誇示できる。貴方にだけは届く。それだけを信じて苛烈な運命に立ち向かい、狂い、絶叫し、胸を張る誇り高き人生達が、私の胸を掻きむしった。強く生きようと誓った。

Posted byブクログ

2022/01/10

とにかく読み切った。 大長編ながら、父親殺しの犯人は誰なのかというミステリの要素が軸となっていて、最後まで読み飽きない。登場人物の会話が多いからか、100年以上も前の作品なのに、臨場感もたっぷり。 犯人は、やはりと思えるものだが、もはやそれは問題ではない。裁判の場も、二転三転。 ...

とにかく読み切った。 大長編ながら、父親殺しの犯人は誰なのかというミステリの要素が軸となっていて、最後まで読み飽きない。登場人物の会話が多いからか、100年以上も前の作品なのに、臨場感もたっぷり。 犯人は、やはりと思えるものだが、もはやそれは問題ではない。裁判の場も、二転三転。 古典的名作と思って敬遠してきたが、こんなにも面白い小説だとは知らなかった。

Posted byブクログ

2021/12/04

アレクセイの人への対応が素敵すぎる 苦悩がなかったらたとえどんな喜びがあろうとすべては一つの無限なお祈りと化してしまうことだろう。それは清らかではあるけどいささか退屈だよ。 読み終わった達成感半端ない

Posted byブクログ

2021/11/04

とにかく重厚な内容で、読むのに1ヶ月以上を要した。 ここまで人間のエゴが剥き出しの本は初めてで、良い意味で衝撃を受けた。名著と言われるのに値する。

Posted byブクログ

2021/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1879年 新潮文庫 訳 原卓也 NOTE記録 https://note.com/nabechoo/n/n342af2fc455e?magazine_key=m95e2f346041d 【下巻】約660ページ〈第四部〉 コーリャ少年、イリューシャに会いに、そこで俗人版アリョーシャにも会う、医者が来る、コーリャとアリョーシャの話、イリューシャ危ない、去る、アリョーシャはグルーシェニカに会いに、その後ホフラコワ家へ、リーズと話、刑務所へ、ミーチャと話、グルーシェニカと話、イワンと話、別れてそれぞれ帰る、イワンは三度スメルジャコフと会う、事件の真相、イワン家に帰る、悪魔の悪夢、スメルジャコフが首吊ったと知らせるアリョーシャ、裁判始まる、証人喚問、最終弁論、検事イッポリートの論告、弁護士フェチュコーウィチの弁論、協議、判決は明日に延期。 〈エピローグ〉 アリョーシャ、カテリーナの所へ、次にミーチャのいる病院へ、カテリーナ来る、グルーシェニカも来る、その後イリューシャの葬式へ、少年達へ語るアリョーシャ。

Posted byブクログ

2021/09/11

やっと、読み終わった。ほぼ一ヶ月。 何十年前に読んでいたのでほとんど忘れていて、初読み状態。 長年に渡って論じられてきた奥の深い文学であるが、こんなにもエンターテーメント性がある作品だとは思わなかった。親殺し&幼児虐待&女心と秋の空。あらすじは複雑。盛り上がりは抜群。 噛めば...

やっと、読み終わった。ほぼ一ヶ月。 何十年前に読んでいたのでほとんど忘れていて、初読み状態。 長年に渡って論じられてきた奥の深い文学であるが、こんなにもエンターテーメント性がある作品だとは思わなかった。親殺し&幼児虐待&女心と秋の空。あらすじは複雑。盛り上がりは抜群。 噛めば噛むほど味が出るというわけで時間がかかってしまった。 19世紀末の文学の特徴、自然主義的洞察からリアルを超えて暴き立てるような描写と、わき道にそれてこれでもか、これでもかと言わぬばかりのくどくどしさ。 加えて私の実家のごたごたが同時進行、身につまされ、TVでは「若貴」が派手にやってくれて、どこんちも大変だなーと思いつつ、「カラマーゾフ」は文学だから味わえばいいのだなと妙に納得したのだった。 親が子を産む。当たり前のこと。(もちろん産まれない人も、産まない人もいる。)産めば親にはなるが、育てるのが親とは限らない。育てなければ親ではないかというと、血のつながりでは親であり、DNAはしっかりつながり、結果は原因があり逃れられない。 私にはこの血のつながりが哀しくて仕方が無い。人間は一人では生きられない生物、種の存続を否定はできない。突然変異はほとんどないのだから、無いに等しい。ああ、でも異なり、違いたい! ドストエフスキーは実際の事件からヒントを得たのだろうが、昔も今もこんな事件はありふれている。今日的に読み応えがあるということである。 しかし、文学的に優れていてももうこんな本はしばらく嫌だ。 私の感想は一面(物語として)からのみ見ているのだ。思想については感想は書かない。

Posted byブクログ

2021/08/30

20代の時に読むが、文字やストーリーが重厚。 想像力を必要とする。 30代以降で再読を試みるも難しい。 こういう本はホント若いうちだけだなと思った。

Posted byブクログ