1,800円以上の注文で送料無料

カラマーゾフの兄弟(下) の商品レビュー

4.4

231件のお客様レビュー

  1. 5つ

    115

  2. 4つ

    61

  3. 3つ

    27

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

おもしろい。傑作であ…

おもしろい。傑作である。しかし長い。とにかく長い。名作を読むには時間を惜しむべきではないかもしれませんが・・。

文庫OFF

ドストエフスキーの最…

ドストエフスキーの最高傑作。下巻にはスメルジャコフとイワンとの対話が描かれる。また、コーリャとアリョーシャの会話も魅力的。

文庫OFF

中巻からの感想の続き…

中巻からの感想の続きです。根源の自由は、世界(宇宙)の存在そのものを問う自由だと私は思います。つまり世界(宇宙)はなぜ存在し、またそれを創ったのは誰かを問うことになります。このような問自身、いわゆるユークリッド的知性の限界を超えた質問です。このような問いは、神の存在と霊魂の不死と...

中巻からの感想の続きです。根源の自由は、世界(宇宙)の存在そのものを問う自由だと私は思います。つまり世界(宇宙)はなぜ存在し、またそれを創ったのは誰かを問うことになります。このような問自身、いわゆるユークリッド的知性の限界を超えた質問です。このような問いは、神の存在と霊魂の不死ということがなければ問うことができない問題だとは”信じて”います。

文庫OFF

長かった小説の最終巻…

長かった小説の最終巻。長いと感じさせませんでしたが!これはもう第二部が書かれなかったのが悔やまれて仕方ない…!!事件の真相・恋愛騒動の解決などが全てここにあります。本で久しぶりに泣きました。

文庫OFF

ドストエフスキーの没…

ドストエフスキーの没する直前まで書き続けられた本書は、有名な「大審問官」の章をはじめ、著者の世界観を集大成した巨編である。

文庫OFF

2026/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

罪と罰を読んでいたから人物の名前の難しさとか文章の難しさは大丈夫だった。 裁判の検事の話しが少し難しかった。 ただ終わり方が未完なのかな… 結局どうなったの?って感じで中途半端な気もするけど、あれこれ想像で補ってくださいみたいな感じでこれで完結したとも言えるような終わり方だった。 子供に「なぜお父さんを愛さなければいけないのですか?」という質問にちゃんと答えられる親は何人いるんだろう。 どんな親でも愛さなければいけないって言われるけど愛してもくれない、愛し方も教えてくれなかった親をどうして愛せるだろう。 ペルホーチンとホフラコワ夫人の今後知りたかったのになかったな… 個人的には罪と罰のが好きだった。

Posted byブクログ

2025/12/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アレクセイが少年たちに語る子供時代の記憶の大切さに関して、彼自身は自分の子供時代をどう捉えているのだろう。良い演説だと感じる反面、カラマーゾフ兄弟の出自を考えると悲しい気持ちにもなった。

Posted byブクログ

2025/12/16

大審問官が自身の苦悩や葛藤を極限まで突き詰め、激烈なまでにキリストを糾弾するという逆説に満ちた上巻の一幕が脳裏から離れないが、 「父殺しの犯人は誰か」という娯楽小説としてすら消費できてしまう両義性からも、この傑作の化け物じみた本性が窺える

Posted byブクログ

2025/12/07

いや凄かった。ありとあらゆるテーマ、人間社会の問題や物語のベースとなるものが詰まっている。 児童虐待、身内殺し、階層社会、宗教の限界を描きつつ物語は最後の法廷劇でクライマックスを迎える。 正直、父親殺しの話、くらいの知識しかなく読み始めたので、最後までどうなるか分からずハラハラド...

いや凄かった。ありとあらゆるテーマ、人間社会の問題や物語のベースとなるものが詰まっている。 児童虐待、身内殺し、階層社会、宗教の限界を描きつつ物語は最後の法廷劇でクライマックスを迎える。 正直、父親殺しの話、くらいの知識しかなく読み始めたので、最後までどうなるか分からずハラハラドキドキしながら読みました。 正直消化はできていないし分からない。 以下メモ。 スメルジャコフがフョードルを殺したのは、結果なぜだったのか。金ではなかった。知能は高いが同じ兄弟として扱ってもらえず、自分の出生を憎み、その原因を作ったフョードルに復讐したいと思っていたとしても不思議ではない。 何でミーチャは有罪にならなければならなかったのか。イワンにしても、殺してやりたいと思っていたとしても、それほどの罪が彼らにあったのだろうか。 裕福でも下劣で、憎しみ合うカラマーゾフと対比して描かれるイリューシャとその父親。悲惨なほど貧しいが、高潔な心と愛情に満ちている。 なぜイリューシャは死ななければならなかったのか。 再読時に少しでも理解は進むだろうか。 いや凄まじかった。

Posted byブクログ

2025/10/08

現代の小説で語られる問題提起の原型がここに全て大集結してるな、という感じがする、とんでもない小説だった。 昨日の夜、読み終わった直後は、気持ちを全くまとめられる気がしなくて、一晩寝かせた(笑) 一日経った今、感想を綴りたい!! まずびっくりなのは、こんだけ長いのにここまでは実...

現代の小説で語られる問題提起の原型がここに全て大集結してるな、という感じがする、とんでもない小説だった。 昨日の夜、読み終わった直後は、気持ちを全くまとめられる気がしなくて、一晩寝かせた(笑) 一日経った今、感想を綴りたい!! まずびっくりなのは、こんだけ長いのにここまでは実は第1部だったようで、本当は第2部に続く予定だったけど、ドストエフスキーさんはその前に亡くなられてしまったとか。 でも、もうこの1部で物語として完璧だと思う。本当に。 人間社会のテーマって他にある?って思うほど、全てがここに詰まってるという気がする。 いろんな世界の流れを感じているドストエフスキーさん、プーチンをも予言してるかのようで、怖かった。(今のロシアを見てドストエフスキーさんは何を思うのかな…) 人間から神を奪い自由を与えると、神以外にひれ伏すことができる対象を探すのが人間。でもそれはものすごく困難だから、自由を与えられた人間は結局全く自由になれていない。では何が正解? というようなことを書かれていて、 何なの?この人間の根本?なんでこれをこんなに面白く書けるの?やっぱり本当にすごいんだ…やっぱりすごいんだ…19世紀にこれを書いてたんだ。朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』に、この部分が繋がる。 しかもエンタメやサスペンス要素になりがちな殺人とか、犯人探しってところをも、ドストエフスキーさんは思想小説にする!!人の死を、殺人を、人間の暴力的な部分を、彼はエンタメとして「消費」してもらうように読者へ提供しません!!!なのに?だから?面白い。とんでもなく。 私は、もうドストエフスキーさんにひれ伏したい。ひれ伏す対象(=神)は彼に決定でも良いのでは(笑)「ドストエフスキーさんにひれ伏したい」はパワーワードだと古典専門の某インスタアカウントの方にも言ってもらえたので!!(笑) 無神論者の落とし穴、信仰深い人の落とし穴。 どっちの人の立場からも、『ポリフォニー』という技法を使って、登場人物それぞれのイデオロギーや意識を書きまくるんです!!とにかく書きまくるんですよ!!!長いんです!!長いんです!! でもそれが私はたまらなく好きだった!!沢山の思想が私に覆い被さってくる感じ。様々な方向から延々と覆い被さってくる。重いんです。押し倒されるんです。何なら押しつぶされそうになる。でもそれが快感に繋がるんです。理解したい、受け止めたい、読み続けたいという中毒症状が出るんです。(変態と呼んで) こんな読書体験、死ぬまでに出来て良かった。 そして最後に!多分ドストエフスキーさんが、子供という存在を何よりも尊重していて、「子供にはなんの罪もない」ということをはっきりと書かれているんだけど、それが信心深い登場人物(ゾシマ)の独白にも、無神論者の登場人物(イワン)の独白にもはっきりと現れるところが、印象的だった。そして最後の弁護人のところ。子供はどのようにして育つのか?親とは何か?父親とは何か?これをグサグサ刺すように書くんです。 私の価値観を変えた川上未映子さんの『夏物語』にも繋がるものがあって、この「子供という存在をどう捉えるか」というとこに、私は今回の『カラマーゾフの兄弟』でも一番感銘を受け、ここがこれからの私の価値観に一番影響を与えるであろう箇所だった。 全部読んだ。読み切った。バンザイ。 そしてまたいつか読み返す。

Posted byブクログ