砂の器(上) の商品レビュー
初松本清張作品。 自分が生まれるだいぶ前の作品で、主人公の刑事は大正生まれ。古くて読みにくいかと思っていたが、古臭さではなく、いい意味で時代を感じさせてくれ(電車での長距離移動の大変さとか、下宿の在り方とか)、スラスラ読めた。 ただ、色々と偶然が多すぎるし、刑事の決めつけと感...
初松本清張作品。 自分が生まれるだいぶ前の作品で、主人公の刑事は大正生まれ。古くて読みにくいかと思っていたが、古臭さではなく、いい意味で時代を感じさせてくれ(電車での長距離移動の大変さとか、下宿の在り方とか)、スラスラ読めた。 ただ、色々と偶然が多すぎるし、刑事の決めつけと感も多すぎ。
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上巻読了。 長い話なので間延びするかと思ったけれど、退屈にならないように断片的な情報が定期的に入ってくるので安心。 でも途中で中断したら全体像を見失い、読み直しになること必至。
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砂の器上巻読了。点と線は背景はサラっとした話でしたが、こっちは事件背景を徹底的に書き込んでる、というか推理要素よりそっちがメインに感じるくらいの重厚さですね。単に新進気鋭の芸術家たちの話にさえ見える。でもどんな解決なのかどきどきするな〜、下巻へ続く
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今西はある殺人事件を追うが、 追えば追うほど事件は迷宮入りしていく そして彼の努力を嘲笑うかのように次々と不審死が増えていく・・・。 はじめてーの松本清張 最初は難しいかな? とか文体が古くさいかな? と、思ったが 読んでいくうちに自分の読むペースが いつもより...
今西はある殺人事件を追うが、 追えば追うほど事件は迷宮入りしていく そして彼の努力を嘲笑うかのように次々と不審死が増えていく・・・。 はじめてーの松本清張 最初は難しいかな? とか文体が古くさいかな? と、思ったが 読んでいくうちに自分の読むペースが いつもより早いことに気付く。 つまり読みやすく、面白い。 前半は今西がついに手がかりを得たところで終わる。 しかし刑事の執念は凄いものですね。
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面白い。 古い小説ではあるけど、気付けばのめり込んでいた。 そして、土地土地の描き方がよかった。別に特別な表現を使っているわけではないけど、行ってみたいと思わせる。 思わず地図で羽後亀田や亀嵩駅を調べてしまったほどに。 ただ、今西刑事の勘が冴えすぎているような気がする。
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自分の生い立ちと悲しく向き合う主人公が胸を打つ。 だけど追い詰めなくてはならない刑事の姿もまた胸を打つ。
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上下巻の上のほう。 列車の車庫で見つかった遺体が誰なのか?というとこから話が始まる。 なぜこの人は殺されてしまったのか、犯人はだれなのかー?? 担当刑事が全国を飛び回る
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こちらも東西ベストから。 蒲田で起こった殺人事件。手掛かりは東北弁と「カメダ」という言葉。 人名か土地名か?東北を中心に、捜査が行われるも、空振り。 実は出雲地方の限られた地域で、東北弁に似た方言が使われているというオチ。 土地や生まれなど、この時代ならではの動機に、現代ミステリでは起こり得ないかもなあと、しみじみ。
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検索しても(下)の表示が見つからん。 まぁ良いか。 時代を感じられるサスペンス。ただストーリー自体に古臭ささは感じない。
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映画やドラマ等で簡単な内容を知っていましたが 実際に読んだことがなかったので、思い切って読んでみることにしました。 最初はちょっと読みにくいのかなと思っていましたが だんだんと話の内容にのめり込んでいきました。 今西刑事の動向と共に、自分の中でも犯人探しをできる部分が 余計に...
映画やドラマ等で簡単な内容を知っていましたが 実際に読んだことがなかったので、思い切って読んでみることにしました。 最初はちょっと読みにくいのかなと思っていましたが だんだんと話の内容にのめり込んでいきました。 今西刑事の動向と共に、自分の中でも犯人探しをできる部分が 余計に面白みを感じました。 登場人物が、どんどん増えていき 怪しいな?っと思う人物が数名固まってきます。 犯人らしき人物の特徴を念頭に置きながら 今西刑事と共に電車に揺られながら走るのが面白いです。 そして、あれ?っと思った瞬間に・・・再び殺人事件が発生です。 松本清張に勝てるかどうかは・・・『砂の器(下)』で! 初めて松本清張の作品を読んだのですが 文章や構成だけでなく 人と人とのつながりによる問題、人と金、地位と金という問題 から起こる心の動きを 非常に興味深く感じる部分が多いと思いました。 いつの時代にもあるこれらのつながりによる問題だからこそ 社会派ミステリー、傑作と呼ばれるのでしょう。
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