ザ・ビジョン の商品レビュー
ケン・ブランチャート&ジェシー・ストーナー著「ザビジョン」ダイヤモンド社(2004) *説得力あるビジョンを生み出すための3つの基本要素(1)有意義な目的、(2)明確な価値観、(3)未来のイメージ。 *ビジョンとはなにか?『ビジョンとは自分が何者で、何をめざし、何を基準にして進ん...
ケン・ブランチャート&ジェシー・ストーナー著「ザビジョン」ダイヤモンド社(2004) *説得力あるビジョンを生み出すための3つの基本要素(1)有意義な目的、(2)明確な価値観、(3)未来のイメージ。 *ビジョンとはなにか?『ビジョンとは自分が何者で、何をめざし、何を基準にして進んでいくのかを理解することである』 *「3つの質問のうち、そのうちのひとつに答えてごらん。最初の質問はこれまでにした重大な決断をひとつあげて、決断に至るまでにどんな要素を考慮に入れたかをいうこと。第二の質問は、仕事でも家庭でもいいから、誇りに思っていることをあげてほしい。第三の質問は、危険に直面したとき、どんな理由があれば、逃げずにぶつかっていけるかという質問だ。」 *ビジョンがあるからフォーカスできる。ビジョンがあるから進む方向がわかる。ビジョンがあるから全力で頑張れる。ビジョンがあるから全速前進で進める。全速前進とは、蒸気船が走っていた時代の言葉で、大型船がエンジン全開で航行することを意味する。現代では、少しその意味は違ってきている。すなわち、目的がはっきりしていて、そのことに確信があって迷いがなく、しかもそれを実現できる自身にあふれていて、どんなに障害があっても断固としてすすんでいける状態のことだ。 *目的というのは、自分はなぜこの会社で働いているのか、自分はなぜ生きているのかを理解することだ。全員が目的の達成に向かって力を結集できるように、わが社の使命はなんなのかを、みんなが理解することである。つまりすぐれが目的とはなぜ、の部分を説明し、高い理想を掲げるものだということだ。 *目的とは何か? (1)目的とは組織の存在意義である。 (2)目的とは単に事業の内容を述べたものではなく、なぜ、という問いに対して答えるものである。 (3)目的とは顧客の視点に立って、その組織の真の使命を明らかにしたものである。 (4)偉大な組織は深淵で遂行な目的、すなわち社員の意欲をかきたて、やる気を起こさせるような有意義な目的をもっている。 (5)表面的な言葉づかいより、そこから人々に伝わる意味の方が重要である。 *目的は、なぜ、を、価値観はいかに、を説明するもの。 *価値観には優先順位がついているとこともある。ディズニーランドは、安全と礼儀だが、どちらを優先すべきか決まっている。 *価値観とはなにか? (1)価値観とは目的を達成する過程で、どう行動していくべきかを示す。ゆるやかなガイドラインである。 (2)価値観とは自分は何を基準にして、どのようにして生きていくのか、という問いに答えるものである。 (3)価値観の内容を具体的に明らかにしないかぎり、どんな行動をとれば価値観を実践できるかわからない。 (4)つねに行動を伴うものでなければ価値観は単に願望にしかならない。 (5)メンバーひとりひとりの価値観と組織の価値観とを一致させなければならない。 *未来のイメージとはなにか? (1)未来のイメージとは、最終結果のイメージ。あいまいではなく、はっきりと思い描けるイメージである。 (2)なくしたいものではなく、つくりだしたいものに焦点をおく。 (3)最終結果に到達するまでのプロセスではなく最終結果そのものに焦点をおく。
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帯文:"『1分間マネジャー』のケン・ブランチャードによるビジネス・ストーリー" 目次:プロローグ、1 未知の世界へ、2 光のなかへ、3 「ビジョン」とは何か、4 ビジョンの要素1―有意義な目的、5 ビジョンの要素2―明確な価値観、6 ビジョンの要素3―未来の...
帯文:"『1分間マネジャー』のケン・ブランチャードによるビジネス・ストーリー" 目次:プロローグ、1 未知の世界へ、2 光のなかへ、3 「ビジョン」とは何か、4 ビジョンの要素1―有意義な目的、5 ビジョンの要素2―明確な価値観、6 ビジョンの要素3―未来のイメージ、7 めまい、8 今がなければ,未来もない、9 視界がひらける、…他
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会社の中期経営計画を考えるにあたり手に取った本 7つの習慣、ビジョナリーカンパニーなど、他のビジネス書で読んだ内容が物語風にところどころにちりばめられていてわかりやすい 頭の中を整理するにはいいかも
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生きていると難しい判断や決断を迫られるときがくる。 そんなとき拠り所となる、基準や価値観を持っておきたい。
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アルバイトで組織作りをするために読んだ本。 非常に参考にしていました。 目標を設定することがどんなに大事で、その目標に向かって何をすべきか。チームの目標はみんなで共有しないと、十分に発揮しないこともこの本と実体験から学びました。 近年、自分のビジョンを持つことが人生を美...
アルバイトで組織作りをするために読んだ本。 非常に参考にしていました。 目標を設定することがどんなに大事で、その目標に向かって何をすべきか。チームの目標はみんなで共有しないと、十分に発揮しないこともこの本と実体験から学びました。 近年、自分のビジョンを持つことが人生を美しくすると謳っている書物が目立ちますが、僕はそれを右から左に受け流していました。 だけどこの本を読んで、ビジョンを持つことの本当の大切さを学び、この本を読んだからこそ、目標を持って、あんなにアルバイト頑張れたんだと思っています。 内容も物語形式で読むことが出来るので、中学生でもすらすら読めると思います。
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大きな石を最初に入れないとそれは永遠に入れられなくなる。 大きな石=ビジョン 目的、価値観、未来のイメージを持つことで、チームは全速前進できる。 リーダーは、皆がビジョンを見失わないように何が一番大切かを思い出させることが大きな役割である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
説得力あるビジョンを生み出すための3つの基本要素とは、 ・有意義な目的 ・明確な価値観 ・未来のイメージ である。 ビジョンとは、自分は何者(目的)で、何をめざし(未来のイメージ)、何を基準(価値観)にして進んでいくのかを理解することである。 1.目的とは何か ①目的とは、組織の存在意義である。 ②目的とは、単に事業の内容を述べたものではなく、「なぜ」という問いに答えるものである。 ③目的とは、顧客の視点に立って、その組織の「真の使命」を明らかにしたものである。 ④偉大な組織は深遠で崇高な「目的」、すなわち社員の意欲をかきたて、やる気を起こさせるような、「有意義な目的」をもっている。 ⑤表面的な言葉づかいより、そこから人々に伝わる「意味」のほうが重要である。 2.価値観とは何か ①価値観とは、目的を達成する過程で、どう行動していくべきかを示す、ゆるやかなガイドラインである。 ②価値観とは、「自分は何を基準にして、どのように生きていくのか」という問いに答えるものである。 ③価値観の内容を具体的に明らかにしないかぎり、どんな行動をとれば価値観を実践できるかはわからない。 ④つねに行動を伴うものでなければ、価値観は単なる願望にしかならない。 ⑤メンバーひとりひとりの価値観と、組織の価値観とを一致させなければならない。 3.未来のイメージとは何か ①未来のイメージとは、最終結果のイメージ。あいまいではなく、はっきりと思い描けるイメージである。 ②なくしたいものではなく、つくりだしたいものに焦点をおく。 ③最終結果に到達するまでのプロセスではなく、最終結果そのものに焦点をおく。 4.説得力あるビジョンかどうかを確かめるためのチェックリスト □そのビジョンは、自分たちの使命をはっきりさせてくれるか。 □そのビジョンは、日々の決断を正しく行っていくための指針になりうるか。 □そのビジョンは、めざすべき未来を目に見えるような形で描いているか。 □そのビジョンには永続性があるか。 □そのビジョンには、ライバルに勝つというだけではない、何か崇高なものがあるか。 □そのビジョンは、数字の力を借りずに、人々に活気を吹き込むことができるか。 □そのビジョンは、あらゆる人の心と精神に訴えかけるか。 □そのビジョンは、ひとりひとりに自分の役割を自覚させるか。 5.ビジョンを現実に移しかえていくためのポイント ①ビジョンを創造するプロセス ビジョン創造のプロセスは、ビジョンの内容そのものと同じくらい大切である。 現実をとことん直視し、将来の夢や希望を社員間で語り合っていくこと。 ②ビジョンを伝えるプロセス ビジョンづくりは現在進行形のプロセスであり、たえずそれについて話し合っていく必要がある。日々の出来事を「ビジョン」をとおして読み解く習慣を奨励すること。 ③ビジョンを実践するプロセス ビジョンを支える習慣や行動パターンといった具体的な「構造」、価値観を一貫して実行していくための「構造」が必要。 以上
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本日ご紹介する本は、 ずばり、ビジョンとは何か。 そして、ビジョンの重要性を、 物語形式でわかりやすく説明しています。 会社で働く女性社員と、その会社の社長の やりとりや生活を通じて、 ビジョンをつくり、共有することが いかに大切かを伝えている1冊です。 キーワードは 「...
本日ご紹介する本は、 ずばり、ビジョンとは何か。 そして、ビジョンの重要性を、 物語形式でわかりやすく説明しています。 会社で働く女性社員と、その会社の社長の やりとりや生活を通じて、 ビジョンをつくり、共有することが いかに大切かを伝えている1冊です。 キーワードは 「全速前進」 荒波を乗り越え、 大きな船を、乗り組み員全員で 明確な目的地に向かって、進んでいる イメージです。 それには、以下の3つが重要です。 「目的の明確化」 会社の目的は何でしょうか。 もちろん利益を上げることは、 会社を継続する上で大切なことです。 しかし、一番の目的は誰かにとって 価値のある存在になること。 誰かにとっての価値を提供することで 社会に貢献できることが目的です。 「未来のイメージ」 どのような形で誰かに貢献するのか。 具体的に「このようになる」という イメージが必要です。 このイメージに向かって 日々進むことになります。 「価値観の明確化」 目的を達成するために、 日々、何を考え、どのように行動すればいいのか。 これが価値観です。 効率よく、目的を達成するためには、 メンバーひとりひとりの価値観と 組織の価値観を一致させることが重要です。 ぜひ、読んでみてください。 ◆本から得た気づき◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ビジョンをもつと、何をめざせばいいのかわかるし、そこに全力をつぎ込める 説得力あるビジョンを生み出すには、「目的」が必要=なぜこの会社で働いているのか ミッションステートメント=「会社の存在意義」「顧客のどんなニーズを満たすのか」 価値観=目的を達成するために、日々どのように行動すればよいかを教えるもの ビジョンとは、自分は何者で、何をめざし、何を基準にして進んでいくのかを理解することである 「ビジョン伝達」=日々の出来事を「ビジョン」を通して読み解く習慣を、みんなに奨励すること ビジョンの実現をめざすには、価値観を一貫して実行していくための「構造」が必要 「今この一歩が全て」=今この瞬間、ビジョンを生きているかどうかということ 「どんな目的に奉仕しているか」「どんな価値観を基準にしているか」「どんな未来をイメージしているか」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次◆ 未知の世界へ 光のなかへ 「ビジョン」とは何か ビジョンの要素(有意義な目的 明確な価値観 未来のイメージ) めまい 今がなければ、未来もない 視界がひらける 新たな課題―ビジョンを現実にする ビジョン創造のプロセス ビジョン伝達のプロセス ビジョン実践のプロセス 勇気 「成功」から「意味」へ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆マインドマップ◆ http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/66dcc8fb5a695bd1.png
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確か後輩に勧められて購入した本。 これ読むと人生における目的や目標、価値観について見つめ直したくなる一冊。
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2ヶ月以上経ってしまったが、良本だったという印象がある。 こんな風に実践できるとは、現実には思えないけれど、考え方あるいは理想としてはこうありあいものだな、と感じた一冊。
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