大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章- の商品レビュー

J.D.サリンジャー(著者),野崎孝(訳者),井上謙治(訳者)

2009/10/04

これもフラニー同様。
なんか妙に読み辛かった記憶がある。
けっこ読むの億劫だったという事しか覚えてない。

2009/10/04

自殺したグラース家の長男シーモアの結婚騒動やその人物像等を二男のバディが語る。それもかなり熱く。
シーモアの自殺の理由はついぞ分からないけれど、グラース一家だけでなく読者をも魅了するシーモアという人物の輪郭がなんとなく明らかになって、ファンにはたまらない。
文章ははっきり言って、読みにくいことこの上ない。けれども、作品中に挿入される小さなエピソードやせりふが、またいい。いちいちにやりとさせられたり、あまりにも繊細で胸が痛くなったり。色々考えてみたり、感性を研ぎ澄ましてみたりしたくなる本。（2007/12/31読了）

2009/10/04

バディ「最初この車に客を載せることになって、この老人のためにドアを開けたとき、わたしは、彼を抱き上げて窓からそっと入れてやろうかという衝動が、ふと胸をかすめたのであった。」

2009/10/04

060924
大工よ〜の方かなり好き。
高校のとき無理やり「本を読むために」読んだけど全く覚えていなかった。あのときよりは多分読めてる自分がまだよかった。

2009/10/04

死にネタは絶対来るんだって！！と思いつつ、遥か昔に亡くなった兄を描写する弟（その1）の筆致がユーモラスでありつつもの悲しーです。

2009/10/04

グラース家の七人兄妹達の物語。
彼らの精神的支柱である長兄シーモアは、
卑俗な現実を嫌悪し、そこから飛翔しようと苦悶する。
ついに本人不在のまま終った彼の結婚式の経緯と、
その後のシーモアの突然の自殺の真因を、
弟バディが愛と崇拝をこめて必死に探ってゆく・・・

2009/10/04

フラニーやゾーイー、バディやその他全ての兄妹に多大なる影響を与えながらも、謎に包まれたグラース家の長男、シーモア・グラースについて、少しだけ明らかになる。彼の結婚の逸話や、その他彼についての些細なエピソードが、弟バディ・グラースの視点から描かれている。肝腎な部分には触れないけれども、グラース家の誰もが尊敬と羨望のまなざしで見上げたシーモアの像が、かすかに浮かび上がる。

2009/10/04

「大工よ〜」はグラース家の長男シーモアが結婚するまでの様子、「シーモア」はシーモアはどういう人物なのかという事を書き綴っています。実在する人物かと思う程のリアルな描写。これを読んだ後は「ナイン・ストーリーズ」を読む事をお勧めします。

2009/10/04

気になるシーモアがメインの話。わくわくして読んだら、「ふーむ」って感じだった。
でもシーモアはいいやつ。