ローマ人の物語(14) の商品レビュー
カエサルの後継者に選…
カエサルの後継者に選ばれたのは、カエサルとはまた違う天才・アウグストゥス。カエサルの意思を十分に汲み取り栄光のローマの礎が築かれます。
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カエサルはローマ帝国…
カエサルはローマ帝国を目前にしながら道半ばに倒れましたが、彼が指名した後継者、殆んど無名の青年オクタヴィアヌスは着実に、着実に初代皇帝アウグツトゥスへの階段を登ってゆきます。
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若き後継者アウグスト…
若き後継者アウグストゥスのローマ再建の物語。カエサルと違って慎重派な彼の統治策はとても興味深いです。ユダヤにエジプト、それぞれの違う文化を受け入れつつ統治するローマの政治は現代でも大いに参考になります。異文化を受け入れるってこういうことか!と目からうろこ。
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新しい時代、新しい体…
新しい時代、新しい体制、新しい指導者・・・そして新しいローマ。その目指すものは・・・
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カエサルの後を次いだ…
カエサルの後を次いだ「天才」アウグストゥス、彼の苦闘の始まりが描かれます。読む方が憧れるのは「カエサル」かもしれませんが、共感を持てるのは彼の方かも、と思います
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カエサル亡き後のローマ。アウグストゥスは自分のことをよく分かっていて、カエサルになれないこと、カエサルの代わりではないことを誰よりも理解していたなぁと思う。だけど、カエサルのやろうとしたことをアウグストゥスのやり方で、時間をかけてやっている。すごい後継者だ。初代皇帝だけど、二代目...
カエサル亡き後のローマ。アウグストゥスは自分のことをよく分かっていて、カエサルになれないこと、カエサルの代わりではないことを誰よりも理解していたなぁと思う。だけど、カエサルのやろうとしたことをアウグストゥスのやり方で、時間をかけてやっている。すごい後継者だ。初代皇帝だけど、二代目。カリスマの後を支える人が本当は1番大変なのかもしれない。それが一代で終わらない秘訣。けど、その後継者を選んでいたカエサルはやっぱりすごい。
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オクタヴィアヌが権力を持ってからのお話し。 確かに刺激的な話は少なくなる。 けどなかなかおもしろい。
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アクティウムの海戦でローマの最高権力者に登りつめたオクタヴィアヌスは、意外にも共和制への回帰を宣言して元老院派を喜ばせる。しかし、アウグストゥスという尊称を得た彼は、カエサルとは違うやり方で徐々に帝政へとローマ社会を変えていく。
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カエサルの後継者として、ライバルのアントニウスを倒して、ローマの最高権力者になったアウグストゥス。 その手腕は強かに、確実に帝国の道を歩む。 この当時のことが、ここまで詳細にわかって いることに驚く。 政治的にも文化的にも、 確立されている印象を受ける。 ヨーロッパの成り立ちの原...
カエサルの後継者として、ライバルのアントニウスを倒して、ローマの最高権力者になったアウグストゥス。 その手腕は強かに、確実に帝国の道を歩む。 この当時のことが、ここまで詳細にわかって いることに驚く。 政治的にも文化的にも、 確立されている印象を受ける。 ヨーロッパの成り立ちの原点が ここにあったんだなぁ。 国家づくりのプランが明確にあって 強い国を作るために共和制を捨て 強権的な手腕を巧みに使うアウグストゥスは 未来が見えていたのだろうか。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オクタヴィアヌスが「アウグストゥス」という尊称を送られ、ローマ政治の中枢を握っていく経緯が語られる巻。前の巻で既に元老院による共和政体は有名無実化していたが、この巻で元老院の弱体化はさらに進み、アウグストゥスへの権力の集中も同じく進んでいく。 基本的には「政策の巻」で、大きな動乱は無く、アウグストゥスが実行した様々な改革と、それが何を意図していたのかがつぶさに述べられていく。やや淡々としている感はあるが、アウグストゥスが「皇帝」として「ローマの平和=パクス・ロマーナ」を実現していくためにどのような策を取っていったかについては、戦争における戦略、策謀に負けず劣らず読み応えがあり、面白い。
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