生き方 の商品レビュー
読んで良かった!と思えた本の一冊。かなり心にガツンときました。 以下のような点が、印象的でした。 人生の目的は、心を高めること、魂を磨くこと。 仏教の話で、追い詰められた時に蜜を舐めるという例え話。 正しく生きることの大切さ。 仕事は金儲けのためにではなく、魂を磨く修行である...
読んで良かった!と思えた本の一冊。かなり心にガツンときました。 以下のような点が、印象的でした。 人生の目的は、心を高めること、魂を磨くこと。 仏教の話で、追い詰められた時に蜜を舐めるという例え話。 正しく生きることの大切さ。 仕事は金儲けのためにではなく、魂を磨く修行であること。
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始めて稲盛さんの本を読んだ。ひとつひとつの言葉が自分の背筋を正してくれるようなそんな力強くもあたたかい一冊。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本をいろいろ読んでいくと、他で生じた疑問や答えられなかった問が他の本でひょっこり顔出したりするのが面白い。 以前佐伯啓思著の「日本の宿命」を呼んでいた際、いまの日本には軸がない、背骨がない、と指摘していたが、その原因が十分に応えられていないと感じたことがあった。その問いかけへの答えがあっさり出てくる。すなわちそれは「戦後の日本は、戦前に道徳が思想教育として誤って使われたという反省と反動から、これらをほぼタブー視してきました。でも本来それは、人類がはぐくんだ知恵の結晶であり、日常を律するたしかな基軸」であって、この道徳が失われてきたから、軸がぶれたり、無責任な行動が横行しているとする。 なるほど、と腑に落ちた。 さてと、それとは別に、この本から学んだこと: ・常に自己を見つめて反省を促すこと 今日一日で誠実でなかったことはなかったか?一生懸命でないことはなかったか? ・常に感謝の念を持つこと いいことも、悪いことも、それは自分に与えられた試練、魂を高めるための試練として受け入れ感謝しなさい。 ・常に謙虚であること 人の意見をよく聞く大きな耳、自分自身を見つめる真摯な目
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友人に薦められて。 仕事を好きになりなさい。 一心不乱に目の前のことに取り組みなさい。 人道に非ざることはしてはならない。 ざっくばらんにまとめるとこの三行です。 ビジネスにおいても、生活においても、国際社会を生き抜いていく上でも、必要なことは「人として正しくあること」 それ...
友人に薦められて。 仕事を好きになりなさい。 一心不乱に目の前のことに取り組みなさい。 人道に非ざることはしてはならない。 ざっくばらんにまとめるとこの三行です。 ビジネスにおいても、生活においても、国際社会を生き抜いていく上でも、必要なことは「人として正しくあること」 それがこの世の理であって、成功の種になる生き方であると説いています。話の中枢となる道徳意識や規範意識といったものは、いま日本で欠如していると言われ、これを盤石にすることが日本、ひいては世界のためになるとも言っています。 内容の節々において神的な表現が多く、話が突飛な部分があり、自分としてはついていけない点もありました。 一方で規範意識の向上というのは、自分の中の教育観としても合致し、得心しながら読み進めることができました。 ビッグバンや生命の神秘を引き合いにして神や正義を語るのは、かなり好き嫌いがわかれるところかと思うので、重要なポイントだけ押さえて吸収できればいいのかな、と思いました。 とにかく今日を一生懸命に生きる。明日や10年後のことを憂いたりとやかく考えたりせずに、とにかく目の前のことに没頭しなさい。移り気があり、集中力に欠ける自分にはぐさりと来ました。 本書で悪例として出されている「なまじ学問で優秀であるばかりに、非現実な発想に否定的で情熱が薄い」が自分も当てはまるなーと、反省。自分がこれから人の上に立つに際し、多く自戒せねばと考えさせられました。 自分同様これから社会に出て行く若者は、一読して得られるものも多いと思います。ただし、神的な表現がいきすぎている点で、内容の説得力が薄れているとも感じ、☆3で。
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多くの気づきを与えて下さる本でした。文章で書かれていることはとても感覚的で抽象的なのですが、それら主張を支える一つ一つの稲盛さんの具体的な活動と結果が、本書を神聖化しているように感じました。本書をまとめると、人は「人間として正しいかどうか」を判断軸に利他的に生きることが宇宙の法則...
多くの気づきを与えて下さる本でした。文章で書かれていることはとても感覚的で抽象的なのですが、それら主張を支える一つ一つの稲盛さんの具体的な活動と結果が、本書を神聖化しているように感じました。本書をまとめると、人は「人間として正しいかどうか」を判断軸に利他的に生きることが宇宙の法則上最大の幸せに繋がるため、人間は、特に日本人はその精神を世界に先んじて今一度取り戻すべきだ、という稲盛さんの主張が書かれています。しかし、ここにまとめられるのは所詮言語化できるレベルのみであり、簡単には言語化できないレベルの示唆を多く頂きました。 この世界は宇宙の法則で動いていると、稲盛さんは言います。宇宙の法則とは運命と因果応報の相互作用の法則です。一人一人の運命は予め決められているが、自身の想いによって運命は変えていくことができる。その際、因果応報の法則により、良い行いからしか、良い結果は生まれないため、自身の運命を良い方向に変えていくためには人間として正しい想いを持ち、正しい行いをすることが必要だと言っています。こういう風に書くと宗教臭がしますが、本文は全くそんなことはなく、稲盛さんの体験談と他の著名な経営者の言葉を引用しながら、法則の存在を示唆しています。 では「良い行い」とはどのような行いなのか。稲盛さんは以下の方程式で表していました。 人生・仕事=意思×熱意×能力 能力がたとえあっても、熱意が無ければ全体の合計は大きくならない。また熱意や能力は0~100の間で決まりますが、意思は-100~100の間で値が決定すると言っています。なので、どんなに熱意と能力があっても意思がマイナスだと、良い人生や仕事を行うことはできないと定義しています。 読んだ後まず行ったのは、自分は普段人として正しいことを行うことができているか疑うことでした。その結果、僕はよく「知ったかぶり」をしてしまうこと、そして「経験」を理由に相手の意見を呑んだり、自分の意見を否定してしまうことが多いことに気づきました。特に後者に関しては、今後改めていきたいと思いました。 最初にも書きましたが、ここにまとめられる内容は言語化できるレベルのみで、その他にたくさんの示唆を頂きました。以下、本文に出てきたフレーズや語句で心に残ったものを列挙します。 ・西郷隆盛「徳高き者には高き位を、功績多き者には報奨を」 ・松下幸之助「生涯一生徒」 ・稲盛和夫「動機善なりや、私心なかりしか」、「利を求るに道あり。利を散ずるに道あり。」、「有意注意」 ・六波羅蜜:布施、持戒、精進、忍辱、禅定、智慧
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返却しなくてはいけなくて斜め読み。著者の他の本で読んだこととあまり変わらないかな。驚きはなかったけど、さすが。
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成功するには、明確なゴールと徳を重ねる必要がある。そして、当たり前のことを当たり前にやる。宇宙の法則にのっとった方法で、自分の私利私欲ではなく判断する。松下幸之助と同じ事を言っている。つながっているんだなぁ。 -引用- その人の心の持ち方や求めるものが、そのままの人の人生を現実に形づくっていくのであり、したがって事をなそうと思ったら、まずこうありたい、こうあるべきだと思うこと。それもだれよりも強く、身がこげるほどの熱意をもって、そうありたいと願望する事が何より大切になってきます。 心が呼ばなければ、やり方も見えてこないし、成功も近づいてこない。だからまず強くしっかりと願望することが重要である。そうすればその思いが起点となって、最後にはかならず成就する。 不可能を可能に変えるには、まず、「狂」がつくほど強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねていく事。目標を達成させる唯一の方法なのです。 精進とは、一生懸命働くこと、目の前の仕事に脇目もふらず打ち込むことです。私は、それが私たちの心を高め、人格を鍛錬するためにもっとも大事で、一番有効な方法であると考えています。 あまりにすばらしく、あまりに完璧なため、手が触れたら切れてしまいそうな、それほど非の打ち所がない、完全無欠のものをめざすべきだ。 夢を抱けない人には創造や成功がもたらされることはありませんし、人間的な成長もありません。なぜなら、夢を描き、創意工夫を重ね、ひたむきに努力を重ねて行く事を通じて、人格は磨かれていくからです。 いくらすぐれた緻密な脚本をつくろうとも、その筋書きを現実のものとするためには、「ど真剣」という熱が必要なのです。
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稲盛さんの思考には脈々と仏教の思想が流れいて、ぼくもずうっと仏教美術を研究してきて、それは穏やかに生きていく上で大事なことだと思うんだよね。ぼくは仏教の思想しか知らないけれど、仏教って宗教っていってしまえばいかがわしいものに感じられるかもしれないけれど、実践しているとリーダーと...
稲盛さんの思考には脈々と仏教の思想が流れいて、ぼくもずうっと仏教美術を研究してきて、それは穏やかに生きていく上で大事なことだと思うんだよね。ぼくは仏教の思想しか知らないけれど、仏教って宗教っていってしまえばいかがわしいものに感じられるかもしれないけれど、実践しているとリーダーとして成功する哲学だと感じるんだよね。 それで仏教の何が大事かっていうとやっぱり、大乗の思想で、それは何かっていうとみんなのためになることをするっていう発想。自分よりもみんなの幸せを優先する。なかなか難しいけどね。善い行いはめぐりめぐってきっと自分に帰ってくる。因果応報っていうやつ。逆に悪い行いをすればめぐりめぐって自分にとっても禍が起きる。これは世界の真理だと思ったりして。 善い行いっていうのはやっぱり、周りの人を善く感化するし、悪い奴のそばにいると、自分も悪い奴に染まってしまう。だからみんなを幸せにすることを考えないといけないとぼくも思っている。 そんなより善い人間に進歩していくヒントを稲盛さんが長い年を経ながら考えてきた哲学をとおして、丁寧に教えてくれる。たくさんの人が稲森さんの思考に触れて幸せになったらいいのにって思ってるのさ。
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正しく生きる。利他に生きる。徳に生きる。人生80年。社会に出る準備が20年、社会のために働くのが40年、死への準備が20年。
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読み終わったときの心地よい爽快感が心を落ち着かせてくれます。 なんだか心が浄化されたような気持ち。 稲盛さんご自身の経験から得た哲学から始まり、その後自然の理、宇宙の流れ、仏門の教え等、次第に壮大なスケールになっていきますが、 最終的には個々の心の持ちよう、生きることにどう一生懸...
読み終わったときの心地よい爽快感が心を落ち着かせてくれます。 なんだか心が浄化されたような気持ち。 稲盛さんご自身の経験から得た哲学から始まり、その後自然の理、宇宙の流れ、仏門の教え等、次第に壮大なスケールになっていきますが、 最終的には個々の心の持ちよう、生きることにどう一生懸命になるかがいかに大切なのかが述べられています。 問題提起の部分は、父と似た考えが多くありすんなり入ってきました。 (“日本よ、「富国有徳」を国是とせよ”の章とか)
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