生き方 の商品レビュー
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--宇宙の法則-- 思った事は実現する。 しかしそれには条件があり、「狂」がつくほど強く、強く思い、それの細部まで思い描けるようにならないと実現しない。 すみずみまで明瞭にイメージできた事は実現する。 見える物は出来るし、見えない物は出来ない。 それほど強く思うためには、自分を疑ってはいけない。 それほどまでに自分を信じる方法は、信念は正しいことに従えば良い。 そうすれば、自分を疑う事無く、強く信じる事ができる。 必然的に、思う事も正しい事となる。 --努める-- 試練を機会と捉えることが出来る人こそ、人生を自分の物に出来る。 目標は一歩高く。今できないと思っても、将来の自分なら出来るかもしれないのだから。 自分の可能性を信じる事と、努力する事。 継続と反復は違う。 昨日と同じ事を漫然と繰り返すのではなく、今日より明日、明日より明後日と、少しずつで良いから改良や改善を付け加えていく。 そうした創意工夫する心が成功へ近づくスピードを加速させる。 --正しい事について-- 謙虚という美徳の本質とは、己の才を公に使う事を第一とし、私に使う事を第二とすること。 人の上に立つリーダーにこそ才や弁でなく、人間として正しい生き方を心がける「人格」が求められる。 素直な心とは、自分の至らなさを認め、そこから惜しまず努力する謙虚な姿勢。 人の意見をよく聞く大きな耳、自分自身を見つめる真摯な目、それらを身のうちに備えて絶えず働かせる事。 利他の心とは、世のため人のためにに尽くすということ。 他人からしてもらう立場でいる人間は、足りない事ばかりが目につき、不平不満ばかりを口にする。 --因果応報-- 運命は天与のものであるが、けっして人為に変えられない不動のものではない。 善きことを思い、善きことをなしていけば、あなたのこれからの人生は運命を超えて、さらにすばらしい方向へ変わっていく。 「善を為すもその益見ざるは草裡の東瓜(そうりのとうか)のごとし」 善行をしてもその報いが現れないのは、草むらの中の瓜のような物である。 それは人の目には見えなくても、おのずと立派に成長しているものである。 因果が応報するには時間がかかる。それを心して、地道に。
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勤め先の社長に勧められ読んだこの本。成功者の宗教的成功思考が書かれていて、それなりに興味深く、ためになる一節が数多くあった。 ただ、あまりに楽観的過ぎるきらいがあり、首を捻るところもあり。 「森羅万象あらゆるものを成長発展させよう、生きとし生けるものを善の方向へ導こうーそれこそが...
勤め先の社長に勧められ読んだこの本。成功者の宗教的成功思考が書かれていて、それなりに興味深く、ためになる一節が数多くあった。 ただ、あまりに楽観的過ぎるきらいがあり、首を捻るところもあり。 「森羅万象あらゆるものを成長発展させよう、生きとし生けるものを善の方向へ導こうーそれこそが宇宙の意思であり、いいかえれば、宇宙にはそのような「愛」「慈悲の心」が満ちている」が故に良き行いは良き結果をやがてはもたらすと言う。ではなぜこの世の中から戦争や犯罪やテロリズムが無くならないのか?そうしたことを引き起こす者に確かに何十年後かに悪果がもたらされ帳尻が合うのかもしれないが、その間に失われた命は帰っては来ない。 努力や善行は、善果を期待してすべきものではない。すべきだからすべき。ただそれだけのことのはずだ。
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稲盛氏の哲学を綴った本 名著と呼ばれる他の多くの書籍と共通するメッセージが多く表題のとおり「生き方」とは何か改めて考えされました。
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中身は著者の主観的な精神論の話がメインです。タイトル通り、人として生きていくのはどういう事かを著者の観点で書かれています。他の本と同じような事を基本は言っているんですが、語る人が違うとこうも重みが違うのかと感じられた一冊でした。
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経営者としての内容より、生き方、人生哲学に共感する。利他の気持ちで生きること、六波羅蜜の教えなど、宗教などに傾倒するのとは別に生きる術として感じるものがある。
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仕事への向き合い方を見直した一冊。 小さな事から、全てをカラーイメージできるまで考え抜き、手の切れるような仕事をしたい。
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真面目に生きてるのに、懸命に働いてるのに、報われないと感じる方にお薦めの一冊。「毎日をど真剣に生きる」「心に描いたものが実現する」稲盛和夫の哲学が存分に示されています。信じるもよし信じないもよし、でも信じたらきっと幸せになれる、心が軽くなる考え方が沢山書かれています。
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■概要 宇宙の法則のなかで万物が存在している、そして人間は魂を高めるためにこそ生きるべきである。 夢を持ち、健全な魂になるための不断の努力(特に仕事への打ち込み)が、実現する術。 ■読んだきっかけ 「人間として心豊かに過ごしていくにはどうしたらよいのか」、手法を探している際に、...
■概要 宇宙の法則のなかで万物が存在している、そして人間は魂を高めるためにこそ生きるべきである。 夢を持ち、健全な魂になるための不断の努力(特に仕事への打ち込み)が、実現する術。 ■読んだきっかけ 「人間として心豊かに過ごしていくにはどうしたらよいのか」、手法を探している際に、 現代日本で名実ともゆるぎない評価を持つ、稲森和夫の人生哲学が参考になるのでは、と考えたから。 ■感想 仏教、儒教の考え方も踏襲され、日本人だからこそ紡ぎ出せる文脈で、稲盛和夫がいかに人間として魂レベルが高いか、一読瞭然である。 自分もかくありたい、人生を通じて忘れないようにしたい、と強く思う素晴らしい一冊。 人生、仕事、およびその他について、迷った時には何度でも手にとって読み返したい。 ■この本をオススメしたい方々 ”今、何をやれば良いのだろう” ”もっと豊かな生き方はないか” ”どうして自分は働かなければならないのか” と思っている皆様
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稲盛さんが仏門に入られていたことは、知らなかった。穏やかな表情の写真は生き方に、書かれているような気持ちが表れている気がした。仏教をベースにした生き方そのものは、色んな本に書かれていることと大差ないが、その著者が大企業の経営者であることが興味深かった。こういうリーダー像もあるのだ...
稲盛さんが仏門に入られていたことは、知らなかった。穏やかな表情の写真は生き方に、書かれているような気持ちが表れている気がした。仏教をベースにした生き方そのものは、色んな本に書かれていることと大差ないが、その著者が大企業の経営者であることが興味深かった。こういうリーダー像もあるのだなと思った。
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仏門に入られている、その近辺のくだりを咀嚼しきるほどには自分の経験が充分ではないと感じた。 願望を成就するためには、切れば血の代わりに思いが流れる程、すさまじく思うこと。 周囲の雑事は変えられなくても、意思の強さはコントロール出来る。
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