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理由 の商品レビュー

3.6

545件のお客様レビュー

  1. 5つ

    82

  2. 4つ

    204

  3. 3つ

    174

  4. 2つ

    43

  5. 1つ

    13

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2021/12/16

これから家を購入しようと考えていたので、思わず二の足を踏んでしまう。身の丈にあった家にしようと思います。

Posted byブクログ

2021/10/29

宮部みゆき。高層マンションで起きた殺人事件を、関係者へのインタビューを通したドキュメンタリー方式で進めていく、780ページの長編。インタビューを通して様々なかたちの、家族が登場し、それぞれの背景もしっかり描写されているのは流石と言わざるを得ない。事件について少しずつ明らかになるの...

宮部みゆき。高層マンションで起きた殺人事件を、関係者へのインタビューを通したドキュメンタリー方式で進めていく、780ページの長編。インタビューを通して様々なかたちの、家族が登場し、それぞれの背景もしっかり描写されているのは流石と言わざるを得ない。事件について少しずつ明らかになるのがテンポよく、かなりの長編であったが最後まで中だるみすることなく読み終えることができた。

Posted byブクログ

2021/10/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

模倣犯、レベル7に続いて宮部作品を読みたくて手に取った一冊 これも長かった 長かったが飽きることはなく途中読まない期間ありつつも楽しめた この時代よりさらに理不尽な殺人が増えている気がする 最後に孝弘が問いかける 「僕もおばさん達を殺したのだろうか」は悲しく思ったが きっと彼もおばさん達を殺すかおばさん達疑似家族の中から巣立っていっただろうと思う 実の両親があまりにも自己中心すぎて…頭がいいのに、頭が良すぎてとても不憫だった 占有屋というのをこの本で初めて知り、モデルとなった事件のことも知った どうにも理解できない商売だな…正規のルールから外れて購入者に迷惑をかけるとは… 時間をおいてまた読みたい

Posted byブクログ

2021/08/30

とても厚いけど、本当におすすめ。 今更ながら、宮部みゆきの構成力、背景描写に至るまでの緻密でわかりやすい文章にただただ、やはり天才なんだと思いました。 また、特にラストの問いかけに考えさせられました。

Posted byブクログ

2021/08/27
  • ネタバレ

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長かったけど面白かった。 なかなか犯人には辿り着かず 事件に巻き込まれた周りの人たちや当事者への インタビュー形式で話が進んでいくのも面白かった。 色々な家族の形があってそれぞれの生き方があって それを細かく書かれとった。 ノンフィクションの本を読みよるような感覚になった。 殺した人も、逃げた人も、隠れた人も、 それぞれの理由があるって事が分かった。

Posted byブクログ

2021/08/09

読みやすく、しかし長い…どういうことが起こっていたか、を理解してからが丁寧で長かった。インタビュー形式なのは面白かった。色々な人が様々なことを考えていることをこんなにわかりやすく描く方法は他には無いと思った。

Posted byブクログ

2021/09/27
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『火車』に続いて二冊目の宮部みゆき作品。 登場人物が本当に多いので、前を見返して確認しながら読んだ。しかし、読み進めていくうちにぐいぐい物語に引き込まれて一気に読み終えた。 外から見えている家族の姿と実際のところは同じではないし、どの家庭もそれなりに問題と幸せを内包しているのだと教えてくれる作品だった。 虚栄心や金銭問題、嫁姑関係、親子関係、それぞれに問題を抱えた家族が、ドキュメンタリー形式で様々な視点から描かれる。はじめはすり鉢の別々の淵からスタートした一見関係のないような話がすり鉢の底で上手く合わされるテクニックはさすが数々の賞を受賞した著者の代表作。 名探偵や花形刑事、連続殺人犯が登場する訳でもない。一見近所に住んでいそうな普通の人の絡み合いのなかから、ちょっとした誤解やすれ違い、タイミングの悪さが重なって殺人事件に発展する可能性があるということを思い知らされる怖さがある。 ニュースとして取り上げられる殺人事件の数々は自分とは関係のないテレビの中の話、別の世界の話のように感じられるが、実は事件の裏には、ごく普通の人間模様があり、ちょっっとした運命の巡り合わせで自分が様々な形で関係する可能性もあるのだと痛感した。

Posted byブクログ

2021/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

宮部みゆきをはじめて読む。。昔、人気の作品読もうとして挫折した記憶があるが、これはすごく面白くて3日くらいで読んでしまった。家出人みたいな人が老若男女いろいろ出てきて、それぞれ人と繋がりも書かれていてよくこんなに設定考えられるなと思う。もうおしまいだ、と思うような人生でそれでも誰かといっしょにいようとしたり、家を買おうとしたり、派手な登場人物はいないが、読み入ってしまう。ネタバレになるが、全然感動はしないで読んでいたのが、最後、簡易旅館で、逃げていた男が観念した時の心境を自分で振り替えるくだりは涙が出た。 何か他の小説で、競売物件のマンションをなんのトラブルもなく購入できたシングル女性の話を読んだことあったが、この本を読んで絶対競売物件には手を出すものかと思った。

Posted byブクログ

2021/03/17

途中、競売のこととか難しいところもあったけど、ここをいい加減に読み飛ばしたら読む意味がないと踏ん張り、なんとか読み進めた。 火車を読んだ時もそうだったが、自分には知らなかった世界を知ることができた。

Posted byブクログ

2021/03/14

インタビュー記事を読んでいる感じなのでどこか淡々としている印象。 死んだ4人がこういった人生を選んだ【理由】を周りの人たちがそれぞれ考えていて、自分にとってそうしてくれる人はいるのだろうかと思った。 誰かが理解してくれようとすること、考えてくれる人がいることは幸せであるが、4人...

インタビュー記事を読んでいる感じなのでどこか淡々としている印象。 死んだ4人がこういった人生を選んだ【理由】を周りの人たちがそれぞれ考えていて、自分にとってそうしてくれる人はいるのだろうかと思った。 誰かが理解してくれようとすること、考えてくれる人がいることは幸せであるが、4人とも生きているうちに誰かに自分の内に秘めている【理由】を打ち明けられたら何か違っていたのかなと思う。

Posted byブクログ