薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木 の商品レビュー
女の幸せはそれぞれ。けれど、男は誰も彼も勝手でわがままで淋しがりだ。結婚する予定もないのにマリッジブルーになった
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最初それぞれの物語が沢山あるようなストーリー展開かと思いきや 主人公達がそれぞれどっかで、いや直接的じゃなくても 間接的につながっていて.... それが話をさらに何か落ち着かないような、 でも先を読みたくなるような 、 そんな魅力的な作品に仕上げている要因だと思う。 こう...
最初それぞれの物語が沢山あるようなストーリー展開かと思いきや 主人公達がそれぞれどっかで、いや直接的じゃなくても 間接的につながっていて.... それが話をさらに何か落ち着かないような、 でも先を読みたくなるような 、 そんな魅力的な作品に仕上げている要因だと思う。 こういう表現の仕方も面白い。 恋愛っていくつになってもしてしまう、そしてそれはひょんな拍子に 誰もが日常茶飯事に起こってしまうものなのですね。
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何回も読み返しては楽しんでいます。この本を読むと、日常の 細やかなところに目が向きます。窓や靴が汚れているのが 気になったり、たばこの煙を目で追ったり・・・。そういう、 些細なことに意識が向いていく感じがすごい好きです。 この本には、たくさんの人物が登場します。1回読んだだけでは...
何回も読み返しては楽しんでいます。この本を読むと、日常の 細やかなところに目が向きます。窓や靴が汚れているのが 気になったり、たばこの煙を目で追ったり・・・。そういう、 些細なことに意識が向いていく感じがすごい好きです。 この本には、たくさんの人物が登場します。1回読んだだけでは 登場人物の個性や人物関係が把握しにくいかもしれませんが、 読めば読むほどに登場人物に味が出てきます。 個人的には江國さんの小説のなかでは最高傑作だと思います。
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なんかいろいろ勘違いして買った本。内容とかも全く知らずに買った。登場人物たくさん。大人の恋愛もの。結婚とか離婚とか不倫とか。「恋」・・・。
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あらあら、おやおや、まあまあ、というストーリー。 エミ子さんの影響で、ミントティーが好きになりました。 あとは、やっぱり、食べ物がおいしそう~!! ホームパーティーしたくなります。
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~09/12/12 どきっとするような言葉がたくさん。リアルで、良い意味で怖かったです。素直になれなかったり、無意識のうちにうやむやにしてしまっていたり、混乱したり。江國さんはそういうお互いの距離感をえがくのが本当に上手だなと思います。
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9人の女×6人の男。 複雑な人間関係が絡み合って淡々と物語は進んでゆく。 檸檬のモチーフは…?と謎に思う人はかなり居るのではないでしょうか。 作中に出てくるエヴァンタイユのケーキ屋は閉店してしまったらしいね。
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<あらすじ> 恋する気持ちをとめることはできない。 9人の女たちの孤独と自由と情熱とため息と─ 情熱。ため息。絶望…でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう! 恋愛は世界を循環するエネルギー。 日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。 主婦、...
<あらすじ> 恋する気持ちをとめることはできない。 9人の女たちの孤独と自由と情熱とため息と─ 情熱。ため息。絶望…でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう! 恋愛は世界を循環するエネルギー。 日常というフィールドを舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。 主婦、フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者…etc. 9人の女性たちの恋と、愛と、情事とを、 ソフィスティケイトされたタッチで描く「恋愛運動小説」。 <感想> 主人公は9人の女性で、それに絡む6人の男性が出てくる。 この小説の中にひとつの街があって、9人の(15人)の人生が描かれている。 誰かに自分を重ねて読むことも楽しむ1つの方法かも・・。 それぞれが選び取った人生が、予定どおりにいかなかったり、何かで狂ってしまう。 そんな恐ろしさを描いた小説として読んだ。 どんな恋も特別ドラマッチックでなくはじまるのに、 当事者は"運命"なんて受け取っているのかもしれない。
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恋は一点突破。 顔でもいい、声でもいい、性格でも、セックスでも、とにかく一点突破することから恋は始まる。 平均して、とか、万遍なく、とか考えるから恋が始まらない。 江国さんのコトバは、当たり前のようで、潜在的に気づいてないことをついてくる。 この物語を読んで、普段は悪者のよう...
恋は一点突破。 顔でもいい、声でもいい、性格でも、セックスでも、とにかく一点突破することから恋は始まる。 平均して、とか、万遍なく、とか考えるから恋が始まらない。 江国さんのコトバは、当たり前のようで、潜在的に気づいてないことをついてくる。 この物語を読んで、普段は悪者のように扱われる浮気も、不倫も、あまりのリアリティで書いてあって、あぁ、日常的にあることなんだと感じました。 あたたかさと、ふっとした寂しさがただよう物語。
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登場人物のなかに私と同じ名前の人がいる。 それだけが読んだ理由。 どしんどしんと衝撃を受けるような本が好きな私には、少し穏やか過ぎた。 言葉に懲りすぎて読みにくくなっているし、 「知」を感じさせる箇所がなかった。 女の日常、あるいは女のあこがれる日常を 美しい言葉...
登場人物のなかに私と同じ名前の人がいる。 それだけが読んだ理由。 どしんどしんと衝撃を受けるような本が好きな私には、少し穏やか過ぎた。 言葉に懲りすぎて読みにくくなっているし、 「知」を感じさせる箇所がなかった。 女の日常、あるいは女のあこがれる日常を 美しい言葉で書いた。 というもの。
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