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午前三時のルースター の商品レビュー

3.8

133件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

  2. 4つ

    59

  3. 3つ

    42

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2020/04/26

物語の出だしから父親は生きていると思っていましたが、やむにやまれぬ事情でも記憶喪失とかでもなく、逞しいギラギラした感じの印象を受けました。ページが進む毎にあとこれだけしかないけど、本当に会えるのか実は会えない設定か!?等々思いましたが「じゃあな」なんですね。 退路を断って新しい人...

物語の出だしから父親は生きていると思っていましたが、やむにやまれぬ事情でも記憶喪失とかでもなく、逞しいギラギラした感じの印象を受けました。ページが進む毎にあとこれだけしかないけど、本当に会えるのか実は会えない設定か!?等々思いましたが「じゃあな」なんですね。 退路を断って新しい人生を進む慎一郎君のその後をいつか読んでみたい気がします。

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2020/04/22

どんなカタチであろうと、自分の立ち位置を客観的に見て自分に賭けてみる父は、賛否両論あると思うけど羨ましくもある

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2020/04/15

面白いとは思うが何か物足らない所がある。 話の展開が大きい感じがした割には、結末が小さいというのが感想だ。 ルースターとは雄鶏の意味なんだ、、、、

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2020/03/21

ヒートアイランドシリーズのボーダーを読んでからこちらを読んでしまった。失敗...。ボーダーの物語内で慎一郎が話をしていた体験談を詳しく書いた本。 先にこっちを読んでおけば、もっと楽しめたはず! でもこれがデビュー作とか、本当に凄すぎる。天才っているものなのね。

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2020/04/05

去年、ワイルドソウルを読んで知った著者。新千歳空港の本屋で発見して購入。 ワイルドソウルを彷彿とさせる、手に汗握る常に次が気になる展開。旅行先が自分も東南アジアだったということもあってか、楽しくサクサク読めた。と同時に、どんなレールが敷かれていても、人生の価値観って人それぞれだよ...

去年、ワイルドソウルを読んで知った著者。新千歳空港の本屋で発見して購入。 ワイルドソウルを彷彿とさせる、手に汗握る常に次が気になる展開。旅行先が自分も東南アジアだったということもあってか、楽しくサクサク読めた。と同時に、どんなレールが敷かれていても、人生の価値観って人それぞれだよねと思わせる作品。

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2020/01/23

さすがサントリーミステリー大賞、という作品。 題名がすてきだ。それだけで買ってしまった。 さらにベトナムでの様々な体験は少年を大人にし、帰国後に吹っ切れるその姿に思わず応援したくなる。

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2020/02/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ある程度以上好きになった作家さんの初期作品やデビュー作を読む場合は、いつも身構えてしまう。 粗削りさ(稚拙さ?)にガッカリしてしまうことが何度かあったから。 垣根涼介のデビュー作は・・・・ すっごく面白かった♪ 冒頭の十数ページでぐいっと物語に引きずり込まれたかと思うと、その勢いで最後まで一気に読まされてしまった。 巻末解説者や、受賞時の選評者が絶賛するわけが、よく解る。 "垣根節"が効いた登場人物造詣…は、この時点で既に出来上がってたのね。 ★4つ、8ポイント半。 2019.11.21.新。 ※「ボーダー」を読んだ際、、、 初出のキャラ(しかも主要な役どころではない)のエピソードに随分とページを割くなぁ…と思いつつ読み終えた際の皆のレビューに 「……ルースター」の彼のその後が見れて嬉しい♪ 的な感想をちらほら見かけた。そっか、あの「慎一郎」が、今作での彼だったのね。と、納得。(読み返したくなってしまったが…既に手放した後(苦笑)) ※既に多作に友情出演している慎一郎義兄妹はもちろん、長瀬も源内も、十二分にキャラが立っていた。シリーズ化しても良かったんでないかい?

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2019/11/05

内容(「BOOK」データベースより) 旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。慎一郎の本当の目的は、家族に内緒で、失踪した父親の消息を尋ねることだった。現地の娼婦・メイや運転手・ビエンと共に父親を探す一行を何者か...

内容(「BOOK」データベースより) 旅行代理店に勤務する長瀬は、得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。慎一郎の本当の目的は、家族に内緒で、失踪した父親の消息を尋ねることだった。現地の娼婦・メイや運転手・ビエンと共に父親を探す一行を何者かが妨害する…最後に辿りついた切ない真実とは。サントリーミステリー大賞受賞作。

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2019/09/20

こんな完成された処女作あるか?というくらいの、徹底した作り込みによってなりたった深みのある物語。 小説家・垣根涼介の才能がすでに完成された形で見えていて、「ワイルド・ソウル」と比べると唯一、ひっぱりというか、伏線の絡み合いが多少少ないのかなと思うが、だが「新人っぽさ」を感じさせる...

こんな完成された処女作あるか?というくらいの、徹底した作り込みによってなりたった深みのある物語。 小説家・垣根涼介の才能がすでに完成された形で見えていて、「ワイルド・ソウル」と比べると唯一、ひっぱりというか、伏線の絡み合いが多少少ないのかなと思うが、だが「新人っぽさ」を感じさせるのは、それのみだ。驚異的としか言いようがなくて、サントリーミステリー大賞とはかくもレベルの高い賞なのだなあと、嘆息せずにはいられない。 1966年産まれの、2000年デビュー。 なので、小説家デビューは35歳くらいだろうか。 その後、垣根さんは数々の賞を受賞していくわけだけど、それも納得。筆の強さと言うか、物語をぐいぐい読ませる力が、やはり、ある。 ハードボイルドというジャンルに関しては門外漢で、寡聞にして知らないが、こんなにも確固たる物語と、人生の機微が描かれている小説ばかりなのだろうか。 今後とも垣根さんは追いかけていくべき作家さんの一人である。 蛇足だが、プロローグとエピローグ、それからタイトルの付け方がこれほどうまい小説に、久しぶりに出会った。

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2019/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

蒸発した父親を探す息子とそれを手伝うこととなった旅行代理店の営業。 真相に近づいて行く毎に、ただの失踪ではないことが分かり、、 垣根涼介作品として、非常に面白かった。 過去に著者の作品を読んでいれば自然と読み進めてしまう。

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