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午前三時のルースター の商品レビュー

3.7

131件のお客様レビュー

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2018/11/27

「ワイルドソウル」にスケールは及ばないが、本作も傑作。夢中で読んだ。エピローグ、父から譲り受けた腕時計を川に放り投げ号泣する場面での少年に「君はもう今日から大人になるしかない。泣きたくもなる」とかける一言。矛盾するが「優しいハードボイルド」の傑作と言えるだろう。サイゴンとそこに生...

「ワイルドソウル」にスケールは及ばないが、本作も傑作。夢中で読んだ。エピローグ、父から譲り受けた腕時計を川に放り投げ号泣する場面での少年に「君はもう今日から大人になるしかない。泣きたくもなる」とかける一言。矛盾するが「優しいハードボイルド」の傑作と言えるだろう。サイゴンとそこに生きる人々の描写も秀逸。

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2018/10/08

この話のいいところはベトナムの女とやっぱり別れて「日本」という名の現実世界に戻ってくるところ、時計をぶん投げるのも爽快、ま、でも小説的なキャラクタのオンパレードだ

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2018/07/08

本書を読むきっかけは、作者のヒートアイランドシリーズの『ボーダー』に登場人物の一人である『慎一郎』君が本書のストーリーをボロボロ喋るのが気になったから! 主人公は旅行会社に勤める長瀬!お得意様の孫(慎一郎)の希望で数年前にベトナムで死亡?した父の痕跡を探す旅のお供をする事に! ...

本書を読むきっかけは、作者のヒートアイランドシリーズの『ボーダー』に登場人物の一人である『慎一郎』君が本書のストーリーをボロボロ喋るのが気になったから! 主人公は旅行会社に勤める長瀬!お得意様の孫(慎一郎)の希望で数年前にベトナムで死亡?した父の痕跡を探す旅のお供をする事に! 長瀬の友人のブラックベルト『源内』 ベトナムのタクシードライバーでエースドライバーの『ビエン』 同じくベトナム人で英語が堪能なガイド『メイ』 これに慎一郎と長瀬を加えた父親探しの旅が始まる! 最後のエピローグが本書を読んで良かったと思わせてくれる! 長瀬を主人公にした他作品があれば読みたいと思った! それと本書はハードボイルドでミステリーな旅小説です!

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2018/06/20

巧く書いてるな~。 登場人物といい、ストーリーといい 細かく計算されてる感があって、 あっちゅう間に読み終えた。 ただ話が小ぢんまりとまとまり過ぎてて 読んだ後ほとんど忘れてしまう(笑)。 これぞ暇つぶしにはもってこい、の本。

Posted byブクログ

2017/10/18

失踪した父を捜しにベトナムへ。 青春小説かと思いきや。 どうしようもない事実を受け入れ成長していく様が、実に巧み。 主人公が少年かと思いきや、旅行代理店の添乗員の目線で物語は進んで行く。 ドライな質感が良いね。 垣根氏って、人間の抗えない現実の描き方が、中々に優れてる。

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2017/06/14

垣根さんの時代物が面白かったので、昔の作品を読んでみた。スピード感があって、まるで映画のようなエンターテインメント性が楽しめた。主人公の男の子が格好良すぎ。

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2016/01/13

垣根作品初見という事で、垣根作品デビュー(笑) 失踪した父を探しにベトナムに飛ぶ、主人公と失踪した父の息子。ベトナム好きな私としては(まだ行った事ないけれどw)嬉しかった。 父親を探す過程で、行く手を阻む何者かが出てきてその展開にハラハラしながらもページを捲るのがやめられなく...

垣根作品初見という事で、垣根作品デビュー(笑) 失踪した父を探しにベトナムに飛ぶ、主人公と失踪した父の息子。ベトナム好きな私としては(まだ行った事ないけれどw)嬉しかった。 父親を探す過程で、行く手を阻む何者かが出てきてその展開にハラハラしながらもページを捲るのがやめられなくなって、一気にラストまで読み切ってしまった。 ただ、ラストの部分が意外にあっさりとしていたのでもう少し深く描いて欲しかったなぁ。という印象。プラス、バイクや車の描写が綿密だけれど、私はその辺に全く疎いので読んでいてもイマイチ、ピンとこなかった。

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2015/10/19

垣根さんは本当に街の描写が素晴らしい。 舞台となる場所に行ってみたくなるし、活気や刹那まで伝わってくる。 こちらの本はベトナムが舞台となっており、旅行会社の長瀬の立場で書かれている。 少年と源内と長瀬、ベトナム現地でサポートしてくれるビエンとメイ。 5人で失踪した少年の父親を...

垣根さんは本当に街の描写が素晴らしい。 舞台となる場所に行ってみたくなるし、活気や刹那まで伝わってくる。 こちらの本はベトナムが舞台となっており、旅行会社の長瀬の立場で書かれている。 少年と源内と長瀬、ベトナム現地でサポートしてくれるビエンとメイ。 5人で失踪した少年の父親を探す。 スリリングでおもしろく、あっという間に読んでしまった!

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2015/09/12

冒険小説になるのでしょうか。筆者の作品は何冊か読みましたが、外国が舞台の小説ばれかりでした。今回はベトナムが舞台です。ベトナムの空港に着いた途端に、粘つくような空気に包まれます。ミステリー感はさほど感じられませんが、物語りの展開に引き込まれました。

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2015/07/01

ベトナムで失踪した父親を探す少年に同行した主人公の物語。ベトナムで素晴らしいチームを作り、父親に迫る。 複雑な伏線が見事に繋がっていくところは素晴らしいが、登場人物がほぼ皆善人なところが、なんとも。 とは言え、テンポがあって読みやすい。 流石は垣根涼介と思わせる一冊。

Posted byブクログ