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午前三時のルースター の商品レビュー

3.8

133件のお客様レビュー

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ハードボイルドが苦手…

ハードボイルドが苦手でも、すんなり世界観に入っていける。スピード感、文章の読みやすさ、抜群。

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「ワイルドソウル」が…

「ワイルドソウル」が圧巻だった垣根涼介。そのデビュー作ということで手に取る。完成度は高くないが、清々しい登場人物ばかりで爽快な気分が残る。

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スピード感あふれる展…

スピード感あふれる展開に、最後までイッキに読めます。さすがサントリーミステリー大賞!

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 垣根さんの作品は「…

 垣根さんの作品は「ワイルド・ソウル」から読み始めただけに コレは少し物足りなさを感じました人物をもう少し掘り下げて 心理描写を書いてほしかったと思いますね

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一気読みにおススメ!!

旅行代理店に勤める長瀬は、失踪した父親を探す少年に同行し、ベトナムに向かう。絡みあう人間関係とそれぞれの思惑が、切なくてイイ。第17回「サントリーミステリー大賞」と読者賞をダブル受賞した実力作です!

yoko

2024/08/25

ずっとハラハラドキドキする展開で面白かった。 だからこそ、最後むなしい気持ちになってしまって、登場人物のみんなが救われて欲しいというか、幸せになって欲しいと思った。人それぞれ何かを抱えて生きていて、ずっと幸せな人生の人っているんだろうか…

Posted byブクログ

2024/07/11

車やら時計やら描写がくどいけど、とても好き 久しぶりに小説を読んで、ああそうだ小説って面白かったんだって思い出した 渋い また読みたい

Posted byブクログ

2024/05/21

行方不明の父親を探す為、ベトナムに行くのだが、何者かに後を追い回され命の危機に直面する事に。 序盤は面白さが分からなかったんだけど、事の真相が見えてきてからどんどん引き込まれました。 自分の人生の結末まで見えてしまって、異国でリセットして人生の再スタートを決めた父親の気持ちは理解...

行方不明の父親を探す為、ベトナムに行くのだが、何者かに後を追い回され命の危機に直面する事に。 序盤は面白さが分からなかったんだけど、事の真相が見えてきてからどんどん引き込まれました。 自分の人生の結末まで見えてしまって、異国でリセットして人生の再スタートを決めた父親の気持ちは理解できるけど、子どもの側からするとたまったもんじゃないなあ。 生まれた時から人生の全てが決められていて この先の人生も苦労するのは目に見えてるし 自由なんかどこにもないし 母親は自分の事に夢中で家族なんか興味ないし、祖父は味方でいてくれるんだろうけど、それも会社の未来がかかってるからだし。 少年の不自由な人生と自由を得た父親の対比が切なかった。

Posted byブクログ

2024/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったー! 登場人物が魅力的に描かれてるのがまず良かった。主人公の長瀬は器用で何でもそつ無くこなす感じ。でもそんな自分について理解もしてるからたまにちょっと嫌になるという人間らしさもある。 もう1人の主人公とも言える少年、慎一郎も16歳とは思えない冷静さで子供ならではのうるささ、青さみたいなのがほとんど感じられず(彼の生まれ育った境遇によるもの)もしかしたら不自然というかこんな子供いないのかもしれんけど…読んでるぶんには無茶なことしたりせんからイラつかされんで良かった。 ベトナム現地の運転手のビエンや娼婦のメイ、長瀬の友人(と素直に言えるのか分からんくらいには仲良しこよしって感じの関係性ではないけど)の源内…皆それぞれ個性的で好感持てた。 魅力的なのはキャラクターだけじゃなくて話の内容も。次々先が気になってあっという間に読めた。時間としては3時間近くはかかったけど体感としてはあっという間。 スリルもあるし長瀬の機転をきかせる場面もあるし、うっすらロマンス的な要素もある。 長瀬は仕事もできるし人間的に頼りになるところが異性として魅力的やと思うから、最後メイとどうにかなるかな…とちょっと期待したけど実は彼女いましたーって言うのも妙にリアルやった。 慎一郎の周りの大人たちは皆勝手やな、、 皆親ではなく「男」であり「女」のままで…慎一郎なら大丈夫やと思って甘えてる。慎一郎だけは自分で自分の人生を選択することもできず雁字搦めになってて。 最後は父親が彼に逃げ道を多少与えたけどそれだって死ぬ思いでこっちから会いに行ったからこそで本来は息子には一生会うつもりなかったみたいやし。父も母も愛情が薄いというか慎一郎を息子ではなく個々の人間というか守るべき相手としては見てない感じと言うか。 それは今現在祖父が大きな力を持ってて経済的にも社会的にも十分に彼を守ってあげられると分かってるからこそでもあるんやろうけど…。 全てを知った慎一郎の胸の内を思うとひたすら切ない。そして最後に父から渡された腕時計を窓から投げ捨てたのはちょっとスカッとした。 慎一郎の今後の人生が幸多からんことを…と願わずにはおれんかった。

Posted byブクログ

2024/01/28

デビュー作でこれを書けるのは、相当人間観察しないと書けないと思う。キャラクターや人物背景の設定がしっかりされていて、疾走感を感じられた。

Posted byブクログ