午前三時のルースター の商品レビュー
旅行代理店勤務の主人公が、ジュエリー会社の社長に孫息子をベトナムに連れていってほしいという依頼を受ける。孫息子の真の目的は行方不明になった父を探すこと。一方、社長は未亡人となった娘を、提携先の会社と子息と政略結婚させようと画策する。父を探す手がかりは、テレビのベトナム特集でチラと...
旅行代理店勤務の主人公が、ジュエリー会社の社長に孫息子をベトナムに連れていってほしいという依頼を受ける。孫息子の真の目的は行方不明になった父を探すこと。一方、社長は未亡人となった娘を、提携先の会社と子息と政略結婚させようと画策する。父を探す手がかりは、テレビのベトナム特集でチラと映っていた姿のみ。元テレビマンの主人公の友人を加えた3人で行方不明になった父を探す。 というわけで、なかなか手の込んだ設定になっていて面白かったです。相変わらず著者の好きなバイクと車のディテールの話が盛り込まれていて、この方面に興味のある人にはたまらないかも知れません。 今はコロナでなかなか海外に行きたくてもいけないので、こういう異国情緒を感じる小説は良いかも知れませんね。ベトナムはなかなか行きたいところじゃないかも知れませんが。 オチはなんとなく読めてしまったので、ミステリーとしてはふつうかも。
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垣根涼介さんは光秀の定理から興味を持ちそれから少しずつ読んでいってます。 歴史小説や時代小説がほとんどですが、この本を手に取り冒頭を少し読むと凄く興味の湧く内容に驚き、買って帰り2日で読みました。 時代小説以外を読むのはかなり久しぶりで、且つ本当に楽しめたのは初めてでした。 自分...
垣根涼介さんは光秀の定理から興味を持ちそれから少しずつ読んでいってます。 歴史小説や時代小説がほとんどですが、この本を手に取り冒頭を少し読むと凄く興味の湧く内容に驚き、買って帰り2日で読みました。 時代小説以外を読むのはかなり久しぶりで、且つ本当に楽しめたのは初めてでした。 自分にとっては思い入れのある作品となりました。
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登場人物がみんな魅力的 サイゴンは行ったことないけれどその喧騒や混沌とした雰囲気や色彩やにおいまでしてきそうな 一言で言うと痺れました かっこいいなーいつか行きたいところがまた増えた
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ぼちぼちですかね。 読みやすくてよいのですが、少し展開がありふれていて面白味にはかけているかもしれませんね。 垣根さんの期待値が高いせいかもしれないです。 登場人物がみんなかっこよく描かれていて、 ほんとにハードボイルドな感じでした。
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フィールド大きく読み応え十分。皆さんハードボイルドというがこの小説がそうなのかな。 もっと和やかで陽の多いストーリーだった。
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相変わらずこの作者の作品を読み進める順番は間違い続けているなぁ。 これがデビュー作か。とても新人とは思えない完成度。
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初めての垣根さん作品。 ハードボイルドでスリル満点の面白い一冊だった。 宝飾を取り扱う会社の社長から、孫で跡取りの少年・慎一郎の卒業旅行に添乗して欲しいと頼まれた旅行会社営業マンの主人公・長瀬。行き先はベトナムのサイゴン。 4年前に新拠点の下見にベトナムへ出かけた慎一郎の父親...
初めての垣根さん作品。 ハードボイルドでスリル満点の面白い一冊だった。 宝飾を取り扱う会社の社長から、孫で跡取りの少年・慎一郎の卒業旅行に添乗して欲しいと頼まれた旅行会社営業マンの主人公・長瀬。行き先はベトナムのサイゴン。 4年前に新拠点の下見にベトナムへ出かけた慎一郎の父親が失踪していた。サイゴンの市場を映したドキュメンタリー番組で父親を見つけた慎一郎は、父親を探し出し日本に連れ戻したいと思っていた。 長瀬の悪友・源内と3人でサイゴンに乗り込み、現地で運転手役のビエンとガイド役のメイを仲間にし父親の足跡を追うが、予想外の危険が待ち受けていた。 遂に再会できた父子。 父親はベトナムの地で事業を成功させており、人生を謳歌するには日本に帰るわけにはいかないと信じている。 そして慎一郎は、しがらみに苦しむことになると分かっていても日本に戻り、大人になると決心した。 男同士だからなのか、妙に物分かりがよく冷静にやり取りする親子の姿が切なかった。
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たまたま覗いた方の本棚でたまたま目についた作家 一切知らない状態でとりあえず読んだ ザ・ハードボイルドなんてえらく久しぶり そう言えばえらく昔にチャンドラー読んだっけな〜
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ややご都合主義な感もあるが、デビュー作でこのクオリティは凄い。 ベトナムの様子がリアルに描かれてると思う。行ったことないが。 ブルーバード510の描写は冗長。 オチは予想できたが、ちょっとアッサリしすぎかも。 「もうちょっと、こう、そのぉ、何かあるだろ」と。 勝手に 西...
ややご都合主義な感もあるが、デビュー作でこのクオリティは凄い。 ベトナムの様子がリアルに描かれてると思う。行ったことないが。 ブルーバード510の描写は冗長。 オチは予想できたが、ちょっとアッサリしすぎかも。 「もうちょっと、こう、そのぉ、何かあるだろ」と。 勝手に 西島秀俊 神木隆之介 安田顕 伊勢谷友介 鈴木保奈美 津川雅彦 でキャスティングして読んでました。
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垣根先生の文章はとても読みやすく、スッと中に入ってくる。現地の空気感や匂いまで伝わってきそうな描写が素晴らしい。 「ワイルドソウル」でハマった作者のデビュー作ということで読んだが、既に作者の世界観が出来上がっているように感じた。 まるで自分も現地にいるようなわくわく感。途中で仲...
垣根先生の文章はとても読みやすく、スッと中に入ってくる。現地の空気感や匂いまで伝わってきそうな描写が素晴らしい。 「ワイルドソウル」でハマった作者のデビュー作ということで読んだが、既に作者の世界観が出来上がっているように感じた。 まるで自分も現地にいるようなわくわく感。途中で仲間になってくる現地人も良い味を出していた。 内容の濃さに、ほんの数日の出来事なのだということを忘れてしまった。プロローグ、エピローグがとてもきいた一冊だった。
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