脳男 の商品レビュー
映画化されていたので気になって読みました。 ミステリーというよりかはSFサスペンスに近いと感じました。 鈴木一郎のダークヒーロー感がかっこよかったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
爆弾魔のアジトで捕らえた男がどうもどういう立ち位置か分からない。というところから始まって、徐々に男の人間としての異様さ、不自然さが発覚してくる。こいつ何者なんだ!?謎めいた男の正体やいかに! …ってなってすごくワクワクするのだけど、読んでいくとえ?あー、そういうこともあるの?世の中?そんなこともあるのね?ほーん…となってくる。理由が微妙だった。 病院でのワイヤーくぐり抜けシーンはめちゃ好き!
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以前に映画版を鑑賞していたが、原作である本書とは大分内容が異なっているので新鮮に楽しめた。映画と同様に【脳男】こと鈴木一郎のキャラクターは実に魅力的で、ハードボイルド調の文体も嫌いではないが、著者のデビュー作とあってか、緻密なディテールの割に分かりにくい情景描写や、それに相反する...
以前に映画版を鑑賞していたが、原作である本書とは大分内容が異なっているので新鮮に楽しめた。映画と同様に【脳男】こと鈴木一郎のキャラクターは実に魅力的で、ハードボイルド調の文体も嫌いではないが、著者のデビュー作とあってか、緻密なディテールの割に分かりにくい情景描写や、それに相反する大味なストーリー展開には少々興を削がれる。今作がダークヒーローの誕生というあくまで【序章】的な位置づけであるならば、続編の「指し手の顔」で彼が如何なる行く末を辿るのか気になるところ。ただ、作風がより洗練されていることを願うのみ…。
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第46回江戸川乱歩賞受賞作で、特異な題名を持つ本作品。感情を持たない精神病の持ち主「鈴木一郎」に興味を持ってかれるが、最後は謎が多いまま終焉を迎え、続編につながる感じで終わる。多少うやむや感が残りつつも、最後までハマって読んだ。
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ー意識と自我。 連続爆弾犯のアジトで見つかった男、鈴木一郎。現行犯逮捕された後、新たな爆弾の所在を警察に告げた。鈴木一郎の精神鑑定を担当することになった鷲谷真梨子は、彼について疑問を持ちはじめる……。本当に鈴木一郎は犯人なのか。そして次第に明らかになる彼の「異常」、「違和感」。...
ー意識と自我。 連続爆弾犯のアジトで見つかった男、鈴木一郎。現行犯逮捕された後、新たな爆弾の所在を警察に告げた。鈴木一郎の精神鑑定を担当することになった鷲谷真梨子は、彼について疑問を持ちはじめる……。本当に鈴木一郎は犯人なのか。そして次第に明らかになる彼の「異常」、「違和感」。いったい鈴木一郎とは何者なのか。 脳男は、わたしにしては珍しく映画を見てから本を読みました。 生田斗真が、何分間も瞬きしないで撮影に臨んだという、、、!すごいですよね。 結構、この小説は好きで何回か読み直したりしています。 読み直すたびに、新たな発見があるというか、おそらく読む年代によって視点が変わってきます。 ミステリー的なハラハラドキドキももちろん十分に楽しめますが、人間の思考や意識、それらを繋ぐもの、そしてそれをまとめあげて自我となること……何が善で何が悪か……だんだん分からなくなってきて、作者の思うつぼ……という感じです。 精神世界のない人間の描写がすごいです。 装丁がなぁ〜もう少し手に取りやすいといいのに!
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題名が気になり買った一冊。 脳男の話でした。 刑事が脳男を逮捕しなければ、連続爆破事件は解決していた?と思ったが、それじゃ元も子もない。 面白い話だったけど、脳の機能の話など難しい所は読みにくかった。 刑事と脳男のコンビの話も面白そうだなと思った小説でした。
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面白かった。 鈴木という人間に凄く引き込まれたし、この人間をもっと知りたいと強く感じた。 緑川の黙示録云々は少し冷めた部分あったけど… 続きもあるようなのでまた読んでみよ。
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首藤瓜於著、江戸川乱歩賞受賞作。 高校生くらいまでは乱歩賞なんて迷うことなく読んでいたが、いつの頃からか特別惹かれることはなくなっていった。 その理由を、この作品を読んで改めて思い起こされた。賞に値するクオリティではない小説が、受賞するようになっていったからだ。 本作もどこを切り...
首藤瓜於著、江戸川乱歩賞受賞作。 高校生くらいまでは乱歩賞なんて迷うことなく読んでいたが、いつの頃からか特別惹かれることはなくなっていった。 その理由を、この作品を読んで改めて思い起こされた。賞に値するクオリティではない小説が、受賞するようになっていったからだ。 本作もどこを切り取れば乱歩賞を与えることになるのか、さっぱり分からない。なんとか最後まで読み切ったが、「乱歩賞受賞作」という冠がなければ、途中でやめていたはずで、しかも最後まで読んだからといって、この作品に対する評価が上がる終盤でもなかった。 これでまた、乱歩賞から遠ざかることになるな。
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主人公が活躍し始めたところで終わってしまった感じがした。この作品はプロローグ的なもので続編があるみたいです。主人公の過去についてもまだまだわからないところが残っているし、そういう意味でやはり物足りなさが残る。いまいち山場がなかった感じがしてしまいます。
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おもしろくてついページがすすんでしまう部分もあるにはあるが、説明が長いところが多く、流れを止めてしまうので全体的に勢いのない小説となってしまっているのが残念。きっと脳男をシリーズ化するための、序章ということで説明とキャラ設定をしっかりさせたのだろう。ならば次作に期待するしかない。
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