詩のこころを読む の商品レビュー
友人と、お互いに一冊ずつ本を選んでそれを読み込もう、という遊びをやることになり、その友人の推薦もあって、僕は本書を読むことに。 読む前は、「詩というと書く方も読む方もセンス勝負みたいなところがあるけど、この本はそんな詩をどうやらロジックで解析してくれるみたいだぞ」と思っていた...
友人と、お互いに一冊ずつ本を選んでそれを読み込もう、という遊びをやることになり、その友人の推薦もあって、僕は本書を読むことに。 読む前は、「詩というと書く方も読む方もセンス勝負みたいなところがあるけど、この本はそんな詩をどうやらロジックで解析してくれるみたいだぞ」と思っていたが、それは勘違いだった。 本書は、著者が選んだ詩を紹介しつつ、そこに自身の感想を添えていくという、極めてオーソドックスな詩の紹介本。 ざっくりと著名な詩人の作品に触れたい人にはいいかもしれない。
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ああ、出逢ってしまった。コンテンツ業界必読。ビジネス書読んでるヒマあったら、即座に読むべき一冊。詩はもちろん、文学オンチでも、「どう詠めばいいか?」が押し付けではない形で解説されている。しかも詩人・茨木のり子さんが。 音読して読むことを強く薦める。読み終える頃には「コンテンツの愉...
ああ、出逢ってしまった。コンテンツ業界必読。ビジネス書読んでるヒマあったら、即座に読むべき一冊。詩はもちろん、文学オンチでも、「どう詠めばいいか?」が押し付けではない形で解説されている。しかも詩人・茨木のり子さんが。 音読して読むことを強く薦める。読み終える頃には「コンテンツの愉しみ方」が体感できる。
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何かでこの新書を知った。書庫から出してきてもらった。ページの色が変わっていたが、あまり読まれた跡がない。ジュニア新書だけど、とてもよかった。ほとんどの詩は初めて目にするものだったけど。
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詩を選ぶ基準が明確に示されていて,その詩に寄せる想いや解釈がことごとく胸に響く.素晴らしい本です.ご自身の作品も載せて欲しかったようね気もします.
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・自分を客観的に見ると、悲しみは生まれる。 ・生を描くとき、死の気配も描く。 光と影を描くように。 ・にんげんとしてはうつくしいが、 いきものとしてはきもちわるい ・生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける 紀貫之 ・言葉が離陸の瞬間を待っていないものは、 詩...
・自分を客観的に見ると、悲しみは生まれる。 ・生を描くとき、死の気配も描く。 光と影を描くように。 ・にんげんとしてはうつくしいが、 いきものとしてはきもちわるい ・生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける 紀貫之 ・言葉が離陸の瞬間を待っていないものは、 詩とは呼べない ・怒がすくない日本の詩 ・戦争もまた、寂しさから生まれる ・教育とは、 自分の中に一人の厳しい教師を育てること ・浄化作用を与えてくれるものが芸術 ・わからないことがあることは、 素敵なことだ
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20180616 高校をでてから詩はご無沙汰だった。たまに何かの本で惹かれて、詩集を買ったりしたこともあるが読み込むことなく放置の繰り返しだった。今回、この本を読んで何人か読みたい人に会えた。少しずつ読んでみることにしょうと思う。
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高校の学級文庫にあって、その頃はなぜかなんとなく詩を読んでいるのが恥ずかしかったんですけど、それでも読みたいと思うくらいこの本が好きで隠れてコソコソ読んでいました 高校を卒業して3年がたち、ふとこの本のことを思い出し、本を読まなくても思い出せる詩もいくつかあって、また読みたくなり...
高校の学級文庫にあって、その頃はなぜかなんとなく詩を読んでいるのが恥ずかしかったんですけど、それでも読みたいと思うくらいこの本が好きで隠れてコソコソ読んでいました 高校を卒業して3年がたち、ふとこの本のことを思い出し、本を読まなくても思い出せる詩もいくつかあって、また読みたくなりました 茨木のり子さんのその詩にたいして感じていることや解説も書いてあって、それを読んでからもう一度詩を読むと、最初は「ん?」って思った詩でも情景が浮かんできたり、そういう見方もあるのかと驚いたり、 詩を読むのと同じくらい、茨木のり子さんの文を読むのが楽しいです
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詩をほとんど読んだことのない私がこの本を読んでみた。詩集を読み続けるのは、慣れない人には難しいが本書は著者による解説があり分かりやすい。やはりその詩が書かれた背景を知ることで理解が進むと感じた。 ブクログでも評価も高いだけあり、心がふるえるような詩がいくつかあった。食わず嫌いだ...
詩をほとんど読んだことのない私がこの本を読んでみた。詩集を読み続けるのは、慣れない人には難しいが本書は著者による解説があり分かりやすい。やはりその詩が書かれた背景を知ることで理解が進むと感じた。 ブクログでも評価も高いだけあり、心がふるえるような詩がいくつかあった。食わず嫌いだった詩が好きに なれそうな一冊。ジュニア新書だが全年齢向けと思う。
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私は詩を読むのが苦手なのですが、この本で紹介されている詩はどれも豊かで広がりをもって受け取ることができました。 具体と抽象がつながるような、指先から宇宙まで広がるような、今が過去にも未来にも開けていくような、不思議な感触でした。 詩そのものの素晴らしさと、ガイドしてくださった茨木...
私は詩を読むのが苦手なのですが、この本で紹介されている詩はどれも豊かで広がりをもって受け取ることができました。 具体と抽象がつながるような、指先から宇宙まで広がるような、今が過去にも未来にも開けていくような、不思議な感触でした。 詩そのものの素晴らしさと、ガイドしてくださった茨木のり子さんの存在と。どちらも味わえる贅沢な一冊でした。
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今の自分が受け止めた世界と、しばらく後にこの詩で描ける世界はまた違ってくるのだろう。冒頭取り上げられている谷川俊太郎さんの「かなしみ」は、1番のお気に入り。
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