そして誰もいなくなった の商品レビュー
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さすがとしか言いようがない。 先に「十角館の殺人」を読んでいただけにどうかな?と思ってたけど、これはもう別格。 引きこまれて一気に読破。その後すぐにもう一度読み返しましたw
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確かに傑作。エンタテイメントとして最良の分量で最大の仕掛けが盛り込まれている完成度の高い作品ということを語ったあとがきには大いに納得。 個人的には本編の前に前振りの文章を挿入されているのが興ざめして好みませんでしたが、自然で不自由ない翻訳は読みやすくとても楽しめました。
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フェアかアンフェアかは読み手次第だが、私的にはありだと思う。 最近の数多あるミステリ作品より新しく感じるのは女王所以。
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あざやか!騙された! 現代のミステリーにもたくさんオマージュしたものがあり、読者を騙す仕掛けがあることは知っていたのに、騙された!注意深く読んでたつもりだったのに! かなわん~
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数年ぶりかに読んだ。たしか小学生の時に読んでから何年かおきに読みたくなる本。 内容をうっすら覚えてはいたけど、まさか犯人があの人だったとは…いい感じに忘れているから読むたびにハラハラドキドキできる。こんな名作なのになんで毎回都合よく犯人とトリック忘れてるんだろ。 また数年後読みた...
数年ぶりかに読んだ。たしか小学生の時に読んでから何年かおきに読みたくなる本。 内容をうっすら覚えてはいたけど、まさか犯人があの人だったとは…いい感じに忘れているから読むたびにハラハラドキドキできる。こんな名作なのになんで毎回都合よく犯人とトリック忘れてるんだろ。 また数年後読みたくなるんだろうな。その時もまた忘れてるといいな。
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トリックや設定、更には登場人物の表情まで目に浮かぶようなそれぞれの心情の書き記し方、何をとっても僕が読んた中での一番の本です トリック自体難しいというわけでは決してなく、物語の長さ的にも丁度いい、とても読みやすく、何時までも読んでいきたい本でした
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1900年代初頭から中盤の外国人の推理小説作家で好きな人を挙げろ、と言われたら、結構ベタなところばかりを挙げます。ヴァン・ダイン、バロネス・オルツィ、G・K・チェスタトン、エラリー・クイーン、レイモンド・チャンドラー、エドガー・アラン・ポー、そしてコナン・ドイルとアガサ・クリスティといったところです。中でも作品の多さと探偵役の個性の強さで考えると、やはりクイーン、ドイル、クリスティが強いかな、と思ってしまいます。 クリスティの作品はとかくポワロとミス・マープルが目立ちますが、個人的にはこの『そして誰もいなくなった』がイチオシです。もう何度も読んでるんだけど、何度読んでも面白い。 初めて読んだ時は純粋に「推理小説」として謎解きを、二回目以降は物語の舞台となった島の風景や疑心暗鬼に囚われていく登場人物たちの心の動きを、そして何より真犯人が周到に仕込んでいったトリックをクリスティがどのように読者に提供し、鮮やかに描いていったかを楽しむことができます。かなり古い小説ながら、漫画の金田一少年の事件簿なんかで多用(濫用と言ってもいい)されている「見立て殺人」の要素が色濃く入っていて、古典ながらも見事な推理小説のスタイルを見ることもできます。 実は真犯人を見つけること自体は、それほど難しくはありません。推理小説を読み慣れている人であれば、「この人以外にこのトリックを仕組める人はいない」という消去法で真犯人を絞り込むことができるでしょう。それでも、一番最後の2人の警察官によるやり取りを読んでいると、多少混乱してしまうかもしれませんが(むしろ、ここでの記述で真犯人を見いだせる可能性もあります。その点で、この部分は最後のチャンスをもらえる章でもあります)。 この作品に限らず、クリスティは場面のほぼすべてを読者に提供した上で物語を進めてくれるので、謎解きの段階になって初めて「実はこういう経緯があった」ということにはならず、推理しやすい優しい作家です。この辺が、天才型で自分の頭の中だけで事件を構築・解決してしまってあとは読者にトリックを紹介するだけ、というパターンが多いドイルのホームズと違うところです。 推理小説が好きだと言うのであれば、確実に押さえておきたい作品です。
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小学生の頃に読んだきりで記憶が曖昧だったので再読。 海外ものなのに読みやすいのはストーリーが頭に入っているからだけじゃないと感じた。人物の書き分けが上手いし、話のテンポもよくてさらさら読み進められた。
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清水俊二が訳したのが 今から70年以上前。 なので多少読みづらく感じる カナ使いもあったが、 計算され尽くした謎を追って 最後まで興奮が冷めなかった。 これまで読んで来たミステリの中でも 最も印象深い作品の一つになった。 やっぱり100年も愛される作品ってのは 凄いな。
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孤島に集められた10人が一人、また一人と減って行くお話。読者をも騙す傑作小説。本当に最後まで犯人が分かりませんでした。登場人物の名前が覚えられなくて、途中で誰が何の役職だっけ?と混乱していました(笑)
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