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金曜日の砂糖ちゃん の商品レビュー

4.5

102件のお客様レビュー

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2022/07/10

何よりも絵がステキすぎます! 三話あるうちの二話目がとても好きになりました。 鳴らないはずのオルガンから、音が聴こえてくるようでした。 全体に言えることですが、とても繊細で優しくて、たしかな温もりを感じられる絵とその物語でした。

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2022/01/11

●おひるねが大好きな女の子 ●いやな気分の日に より道をする男の子 ●真夜中にめがさめてしまった女の子 酒井駒子さんは、とても不思議な雰囲気を持った作家さん。 唯一無二の作風です。 ノスタルジックで すこし淋しい 図書館スタッフ

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2021/09/07

うつくしいとかわいいとほんのすこしの毒っ気が丁寧に織り込まれた上等な天鵞絨にくるまれたような気持ちになりました。

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2021/06/29

繊細で精緻。そして優しくて寂しげ。 ただ、通底して愛を感じます。 愛ってよく見つめることなのかなと思います。 それは描くときの対象物に限らず。 そう自分なりに気づけた作品でした。

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2021/06/21

『金曜日の砂糖ちゃん』ご執心のカマキリがかわいい。 『草のオルガン』蛇にも会ってみたかった、聴かせたかった気持ち、わかる。 『夜と夜のあいだに』秘密の時間を覗き見している背徳感。

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2021/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本書のタイトルは「金曜日の砂糖ちゃん」となっておりますが、実際は3つのストーリーがあり、「草のオルガン」と「夜と夜のあいだに」です。 金曜日の砂糖ちゃんは、箱入り娘のお話かな?とても可愛らしく、みんな(昆虫たち)から人気があり、チヤホヤされています。 特にカマキリさんが、御執心で砂糖ちゃんをずっと守っています。砂糖ちゃんが居なくなって他の昆虫たちが居なくなっても、ずっと守っています。 カマキリさんと何があったんだろう… あと、金曜日の砂糖ちゃんという名前の由来等も謎のままです。色々考えさせられますね。 草のオルガンは、つまらないとこがあった少年が偶然、野原にある壊れたオルガンを見つけるお話。 音は出ないけど、引く少年に様々な生き物たちが近寄って来るのですが、そのに大人がやってきて、ヘビが出るから近寄るなと言って終わるのです。 私なりの解釈ですが、壊れたオルガンは人生に希望などがない人を表現しているのだと思いました。音は出ないけど少年や生き物たちが楽しく演奏するというのは、希望などがなくても見てくれる人は居るよと言っているように感じました。 しかし、大人が言ったのは近づくな!酷い話ですね、こんな大人にはなりたくないですね、 「夜と夜のあいだに」は、不思議なお話です。 夜に起きた少女が、綺麗に着飾って家出するお話です。お話の最後には、もう帰ってこなかったとあります。 どう言ったことなのでしょうか? 女性は成長するのが早いってこと? 母親がしっかり見ていないと子供はどこかに言ってしまうよ? ってことなのか、色々考えさせられる本ですね、 3つの物語がありましたが、それぞれが楽しいお話で満足です。 私的には、子供には向かないですかねー

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2022/12/05

カマキリに守られながら庭で眠る少女、野原で音のでないオルガンに出会う少年、夜に母親の真似事を堪能する少女。なんて言ったらいいんだろう。無邪気で甘くて毒のある子どもたちの内なる世界をみているようだ。酒井さんの描く子どもは美しくて繊細で不穏。でもいつも踏み込んでは虜になりってしまう。...

カマキリに守られながら庭で眠る少女、野原で音のでないオルガンに出会う少年、夜に母親の真似事を堪能する少女。なんて言ったらいいんだろう。無邪気で甘くて毒のある子どもたちの内なる世界をみているようだ。酒井さんの描く子どもは美しくて繊細で不穏。でもいつも踏み込んでは虜になりってしまう。唯一無二。

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2019/07/13

酒井駒子さんの絵は美しく嫋やかで、絵の一つひとつがいつだって鮮明に記憶として蘇る。 まるで子どもの頃に戻ったような気持ちになり、大人になった今でこそ、かつて純粋だった少年少女の時代を思い出させてくれる。気づいたとき、涙しているのだ。

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2018/07/11

4-03-965240-1 61p 2005.12.? 5刷 ○3話収録 各話ごと繋がりはない独立した内容 3話目は読者の視点でいろんな捉え方ができそう 全体に言えるのですが 絵は文の内容を十分引き出した雰囲気が醸し出されている

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2018/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙がものすごくかわいい! 金曜日の砂糖ちゃんがお昼寝をしてくると、いろんな生き物たちが遊びに来て、眠りを邪魔させないようにしてくれる カマキリは特に。 そうしてお母さんが迎えに来ると、生き物たちは「ごきげんよう」と言って立ち去りますが、カマキリだけはいつまでも鎌をふりあげふりあげしているのです。 さみしいこと、悲しいことがあった日は いつもと違う道で帰る おやおやこんなところがあったとは 草原においてあるオルガンの音はでないけれど、 虫やカラスといっしょに歌いました 黄色いヘルメットのおじさんが「蛇が出るぞ」と怒りましたが、ぼくはヘビにも会いたかったとおもいました 夜に目を覚ました子どもは、 お母さんのシュミューズに着替えて、触ったら怒られるお裁縫道具をクッキーの缶に入れて、髪をとかし、玄関を開けて王冠をつけた犬たちに会うと それきり戻ってはこないのでした 表紙、本のサイズ、可愛さと不気味さのバランスがとても良いです★ すごくつまらない考えを思いついてしまったのですが、 『金曜日の砂糖ちゃん』というのは 『金曜日にお昼寝をするスウィートガール』 ということなのでしょうか。

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