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金曜日の砂糖ちゃん の商品レビュー

4.5

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    55

  2. 4つ

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2011/12/12

酒井駒子氏の卓越した絵画技術は絵本の必然としてページに結実し、そっと目を伏せている。子供の描写が愛おしい。 この本はけして甘ったるいだけの菓子ではない。が、絵本のふりをしたアートでもない。 大人にも愛でられるもの、というより、大人の中に眠る子供を含めた、すべての子供たちに開かれた...

酒井駒子氏の卓越した絵画技術は絵本の必然としてページに結実し、そっと目を伏せている。子供の描写が愛おしい。 この本はけして甘ったるいだけの菓子ではない。が、絵本のふりをしたアートでもない。 大人にも愛でられるもの、というより、大人の中に眠る子供を含めた、すべての子供たちに開かれた本だ、という気がする。

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2011/11/26

1冊に3編入った、お得(?)な絵本。 酒井さんは、黒地を塗りたくってから、その上に絵を描き始めるって聞いたんですが・・・。白背景の絵がとびきり美しいです。凄い!! 僕はそう思います。 2つめの「草のオルガン」が好きです。 もっと、でっかい画で読みたかった絵本。 人に薦めるとき...

1冊に3編入った、お得(?)な絵本。 酒井さんは、黒地を塗りたくってから、その上に絵を描き始めるって聞いたんですが・・・。白背景の絵がとびきり美しいです。凄い!! 僕はそう思います。 2つめの「草のオルガン」が好きです。 もっと、でっかい画で読みたかった絵本。 人に薦めるときに、言葉では全然説明出来ない絵本。 「インテリアにもなるような、大人向けのお洒落絵本でしょ?」と言われれば・・・違う!けど、説明できない。そんな絵本です。

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2011/09/11

いくつかのお話があるので、夜子どもに読んであげるのにもちょうどいい。金曜日の砂糖ちゃんはとってもかわいい。

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2011/07/09

絵本の枠を超えている。芸術的要素がかなりハイレベル☆ 子どもの頃読んでいたら、かなりこの世界にはまり込んでいただろう! けど、大人向け絵本の代表格かもしれない。

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2011/06/19
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欲しくてたまらなくなって、自分へのクリスマスプレゼントに買った本(笑) 「夜と夜のあいだに」が一番好き。かわいい。

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2011/05/13

酒井さんの絵本を読むと、絵本は子どもの為だけのものじゃないんだ、と改めて実感させられる。 黒の使い方が本当に本当に魅力的。危うい、儚い、ちょっぴり怖い雰囲気が漂っているのも好き。

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2011/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

絵が繊細でイノセントでちょっと官能的。 子どもが知らない世界に行く3つのお話。 1つめと2つめは大人の手で日常に引き戻されるのに対して、 3つめの「夜と夜のあいだに」は…。 「夜と夜の・・・」は少しシンデレラを連想した。 他力で姫になるシンデレラに対して 自ら母親のものを借りて扉を開ける女の子。 妙にリアルな手触りの絵本。

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2011/03/27

大好きな絵本です。酒井駒子独特の色彩ややわらかなタッチがとても素敵。そして内容も、ただの子供向け絵本ではないのよね。夜の静けさを描くのがとても上手な人。子供の純真さが、どこか危うい。

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2011/01/27

2003年発表。 花や鳥や虫たちでいっぱいの庭で お昼寝するのは 金曜日の砂糖ちゃんと呼ばれている 小さな女の子。 時間はいつもよりゆっくりと流れていて 時計の針は 3時から4時までを指している。 女の子の眠りが 邪魔されないように それを見守るカマキリ…。 (金...

2003年発表。 花や鳥や虫たちでいっぱいの庭で お昼寝するのは 金曜日の砂糖ちゃんと呼ばれている 小さな女の子。 時間はいつもよりゆっくりと流れていて 時計の針は 3時から4時までを指している。 女の子の眠りが 邪魔されないように それを見守るカマキリ…。 (金曜日の砂糖ちゃん) オレンジ色に染まる空。 時刻は5時を過ぎている。 ランドセルを背負った男の子が いつもと違う帰り道で出会った 音の出ないオルガン。 それでも 蝶やバッタやカラスがやってきて…。 (草のオルガン) ふと目覚めると それは夜と夜の間の魔の刻。 時計の振り子は 斜めな角度になったまま ピクリとも動かない。 何かに誘われるように 大人のいる世界から決別するかのように 女の子は 夜の闇へと消えていく…。 (夜と夜のあいだに) 子供が一人でいる時間を 幻想的に描いた 3つの話からなる 絵画的な絵本(^_^) なんて甘美な絵本なんだろう。 どの話にも 目には見えない 死の影が漂っていて ドキリとさせられます。 余計なものを削ぎ落とした 想像力を掻き立てられるストーリーと やさしくて 繊細で どこか物悲しくて 官能的でさえある 酒井さんの 芳醇で美しい絵の魅力にも (黒の使い方が絶妙!) ドンドン引き込まれていきます。 読む者を無意識の世界へ誘う ダークで幻想的な 異世界への扉。 それは純粋無垢な子供たちだけが たどり着くことができる 残酷なまでに美しい世界。 いろんな解釈のできる 寓話的なお話なので、 (ホラーよりゾッとする話もあります!) どちらかと言えば 成熟した大人にこそ 読んで欲しい絵本です♪ 2005年ブラティスラヴァ世界絵本原画展で 金牌受賞作★

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2010/08/18

まずタイトルが女の子女の子していて、すべてが可愛らしくて、 思わず誰かにプレゼントしたくなってしまう。 ストーリーも絵もふわふわしているのですが、余韻が怖い。 大人向けだと思います。 立ち読みなので、いつか自分用に買おうと決めています。

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