金曜日の砂糖ちゃん の商品レビュー
何度目かの再読。時々こうして頁を開く。砂糖ちゃんがすやすやと眠る姿を見にくる蝶やバッタや鳥たち。さきほど、ちょうど庭にたんぽぽが生えていて小さなバッタを見かけたばかり。春だ。さみしいこと、かなしいことがあるとひとつでも心を慰めたくなる。ちょっと帰り道を変えるだけですてきな出会いが...
何度目かの再読。時々こうして頁を開く。砂糖ちゃんがすやすやと眠る姿を見にくる蝶やバッタや鳥たち。さきほど、ちょうど庭にたんぽぽが生えていて小さなバッタを見かけたばかり。春だ。さみしいこと、かなしいことがあるとひとつでも心を慰めたくなる。ちょっと帰り道を変えるだけですてきな出会いがあったりする。ヘビに会えたらさらによかったのに。夜と夜のあいだに、とてもしっくりくるすてきな言葉。よく夜と夜のあいだに目を覚ます。朝の足音を聴くように目を閉じているといつの間にかまた寝てしまっている。今度昏い夜へ出てみようか。
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「金曜日の砂糖ちゃん」、「草のオルガン」、「夜と夜のあいだに」、三つのお話が入っている絵本。どのお話も薄暗く、闇と光の匂いが感じられる。子ども向けというよりは大人向けな絵本なのかしら。美しくて静かな酒井駒子さんの絵を眺めていると、闇があるからこそ光の美しさを受け入れることができる...
「金曜日の砂糖ちゃん」、「草のオルガン」、「夜と夜のあいだに」、三つのお話が入っている絵本。どのお話も薄暗く、闇と光の匂いが感じられる。子ども向けというよりは大人向けな絵本なのかしら。美しくて静かな酒井駒子さんの絵を眺めていると、闇があるからこそ光の美しさを受け入れることができるのだとぼんやり考える。
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本文より 「さみしいことがあったから つまらないことがあったから 知らない道を とおって 帰る」 こうやって気分転換の方法を子どもの時から知ってるのは、生きていく上で大事なことだよね。
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静かな絵が好み。タイトルのセンスもかわいい。 表題作『金曜日の砂糖ちゃん』『草のオルガン』『夜と夜のあいだに』からなる一冊で、わたしはとくに夜と夜のあいだに、がいっとうお気に入り。
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絵は岩崎ちひろさんのよう。柔らかくて暖かくてリアルな人の描写。3遍の収録で、表題の「金曜日の砂糖ちゃん」は色数が少ないからこその世界観があってぼんやりと引き込まれる。
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ブク友さんの本棚でときどき見かけて気になっていた一冊。頁をめくったとたん、しんとした静謐な空間に踏み込んだ感覚。現実と幻想のあわいに居るような世界観と、アートブックのようなたたずまいに、知らず知らずのうちに惹きこまれていました。余韻が後を引きますね・・・
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繊細で境界の曖昧さも加味して幻想的な画風 『金曜の砂糖ちゃん』黒と赤が印象的 赤の苺の存在で夢の中は白黒なのか眠りの深さを象徴しているよう 虫たちのごきげんようが何とも言えない寂しさと怖さを感じる 『草のオルガン』男の子の横顔の半開きのお口と笑みが尊い 大人もさみしいときやつまらないときがある いつもと違う知らない道を通ったらこんなところにたどり着きたい 『夜と夜のあいだに』秘密の扉をあけてしまったのかしら 何度も何度も読み返しましたが結末はそういうことでしょうか
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絵本というより画集のようでした。少し不穏な雰囲気から醸し出す不思議な世界。金曜日の砂糖ちゃんという名前の響きがすごくかわいい! 他にはない絵本です。
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たくさんの人に読まれているこの絵本。 ずっと置いたままだったので、出してじっくりと読み返す。 これも買って良かったな、手元置いて良かったなと思える絵本。 なんてやわらかなタッチの絵なんだろう。 そしてことばのひとつひとつがふわふわと舞っているように感じる。 金曜日の砂糖ちゃん...
たくさんの人に読まれているこの絵本。 ずっと置いたままだったので、出してじっくりと読み返す。 これも買って良かったな、手元置いて良かったなと思える絵本。 なんてやわらかなタッチの絵なんだろう。 そしてことばのひとつひとつがふわふわと舞っているように感じる。 金曜日の砂糖ちゃんの愛らしさは格別で、そうでしょうカマキリがいつまでも守ってる。 草のオルガンを見つけた少年。 さみしいことがあったけど、つまらないことがあったけどそれでも会いたかったと思えるものができた。 夜と夜のあいだに。これがわたしのやりたかったこと
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