歌行燈・高野聖 の商品レビュー
基本的に、小説は、書かれているのと同じ時期・季節に読みたい主義。だからこれも、夏休みに読んだ。学校の先生は、「鏡花は幻想的で特徴がある文体」と言っていたけど、それよりも、リアリティのある文章だと思った。ヒルがくっつく描写とかさ…読んでるだけで痒くなってくる…ヒィ。幻想的だから、逆...
基本的に、小説は、書かれているのと同じ時期・季節に読みたい主義。だからこれも、夏休みに読んだ。学校の先生は、「鏡花は幻想的で特徴がある文体」と言っていたけど、それよりも、リアリティのある文章だと思った。ヒルがくっつく描写とかさ…読んでるだけで痒くなってくる…ヒィ。幻想的だから、逆にリアリティを感じるのかもしれない。個人的には一緒に入ってた短編が好きだった記憶。
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「高野聖」 お坊さんが、出会った「私」に宿屋で奇妙な体験を語る形態の話。 文章が古く、すごく読みにくかったです。 結局何なの?って感じでした。 薬売を追いかけていったら蛭がいて、蛇がいて、美女がいて魅せられて…という話だろうか? 蛇を極端に嫌がる上人様がなんか可愛かったです(...
「高野聖」 お坊さんが、出会った「私」に宿屋で奇妙な体験を語る形態の話。 文章が古く、すごく読みにくかったです。 結局何なの?って感じでした。 薬売を追いかけていったら蛭がいて、蛇がいて、美女がいて魅せられて…という話だろうか? 蛇を極端に嫌がる上人様がなんか可愛かったです(笑) 嫌さがよくわかる文章を引用文に挙げようと思います(・ω・) 薬売さんはどうなってしまったんだろう?
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主人公が美しい家主との未来を夢見るシーンの、たたみかけるような文章が切ない。 どうしてこの主人公はあんなことやこんなことをされなかったのか? そこに答えがあるような気がする。
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同じ日本語とは思えません。 本文がルビだらけである(笑) っていうか、「古典の授業か!」と言いたくなるくらい、一つ一つ文を読んで味わうのに苦労する。 文句を垂れつつも、面白いので本から手が離せないのも事実。 泉鏡花先生の豊かな語彙力や、独特の旋律にはひたすら感服。 個人的に「高...
同じ日本語とは思えません。 本文がルビだらけである(笑) っていうか、「古典の授業か!」と言いたくなるくらい、一つ一つ文を読んで味わうのに苦労する。 文句を垂れつつも、面白いので本から手が離せないのも事実。 泉鏡花先生の豊かな語彙力や、独特の旋律にはひたすら感服。 個人的に「高野聖」が一番好きです。 おどろおどろしいような、幻想的な、“よくわからない”雰囲気が何とも言えない。 「売色鴨南蛮」も素敵。 その一方で、読み進めようとは思うのだけれども、1ページ1ページを消化・吸収するのが大変で、進まないのも事実。 好き・嫌いが分かれますね。
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きれいな文章だけど、これまたちと読みにくい。川端ほどじゃないけど。平安期の古文直訳みたいな文体だな〜。 女の描写がうつくしい。 売色鴨南蛮が良かった。艶やかで哀しい話。 お化けの出てこない話を集めてみたって言ってましたが、それでもお化け話二つ混入してるのに笑った。
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何故に岩波文庫の登録がないの??高野聖も岩波で持ってるのに・・・。 物事を外周から描写していって最後に主語・述語を持ってくる文体が、川上未映子を思い出しました。まあ後者のお粗末な事甚だしいですが。 読んでいて単語の意味は分かるのに、文章として理解するのに難渋したのが悲しいです。...
何故に岩波文庫の登録がないの??高野聖も岩波で持ってるのに・・・。 物事を外周から描写していって最後に主語・述語を持ってくる文体が、川上未映子を思い出しました。まあ後者のお粗末な事甚だしいですが。 読んでいて単語の意味は分かるのに、文章として理解するのに難渋したのが悲しいです。 すっかりくずれた言語に慣れきってしまいました。いつかもっかい読もう。 09.08.24
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特徴的でありながら美しい文章が織り成す、現実感の希薄な幻想的物語。 星が四つなのは私の理解がその素晴らしい世界観に追い付けないからです。 再読する時には読解力を上げていたいものです。
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高野聖は結構よかった。雰囲気のでている怪談らしい怪談。ただ全編通して古い作品だからなのか文体が特徴的だからなのか非常に読みにくい。
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鏡花先生の文は今の私にとって、まだ理解しがたいですが、今度はただその格別な趣を覗き、些かなイメージをとってみました。 それにしても途中にすごく感動していました。 その女に対する美しく侘しい世界の描写、ユーモアの会話、生き生きと読者をその書かれた場に素早く深く連れていき、そこで色ん...
鏡花先生の文は今の私にとって、まだ理解しがたいですが、今度はただその格別な趣を覗き、些かなイメージをとってみました。 それにしても途中にすごく感動していました。 その女に対する美しく侘しい世界の描写、ユーモアの会話、生き生きと読者をその書かれた場に素早く深く連れていき、そこで色んな謎の様な体験を歴々と味わわせて、とても面白いです。 これからもまた読み返し、新しいコメントを作り上げたいですもの。
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読むのに超時間かかった…! これは現代文じゃなくてほとんど古典だよ! 訳文で読めばよかった…! 妖しすぎてひき込まれます。山奥に足を進めていく描写も妖しいけれど、山奥に住む女が妖しすぎて怖いよ。 歌行灯が、思っていたよりずっと面白かった。というより、悲しくて心に残った。
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