歌行燈・高野聖 の商品レビュー
淫心を抱いて近づく男…
淫心を抱いて近づく男を畜生に変えてしまう美女に出会った、高野の旅僧の幻想的な物語「高野聖」など。独特な戦慄が奏でる鏡花の世界。独特の美しさがあります。
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中に収録されている「…
中に収録されている「売色鴨南蛮」は、「折鶴お千」のタイトルで戦前に山田五十鈴主演で映画化されました。
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表紙が美しい。有名な…
表紙が美しい。有名な表題作の他に、「国貞描く」「売色鴨南蛮」「女客」を収録。鏡花は芸者や娼妓を美化するだけでなく、その背景の事情にも目をそそいでいるから好きです。
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表題作のほかに、「女…
表題作のほかに、「女客」「国貞えがく」「売色鴨南蛮」が収録されています。「高野聖」がいちばんおもしろかったです。
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高野聖と歌行燈。 文語体が拙者には難しかった。しかし、この唯一無二の文体は、文語体でしか表せない。読後、持っていた文庫本が少し重くなった気がした。
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歌舞伎の「天守物語」に一目惚れ。文章が少し私には分かりづらく、「高野聖」だけ頑張って読了…。 文章の内容が完璧に理解出来たわけではないのですが、幻想的だけど、不気味な世界観だと思いました。人間の愚かさとか、そういったものを超えた存在を描く力を鏡花は持っている気がします。もう少し勉...
歌舞伎の「天守物語」に一目惚れ。文章が少し私には分かりづらく、「高野聖」だけ頑張って読了…。 文章の内容が完璧に理解出来たわけではないのですが、幻想的だけど、不気味な世界観だと思いました。人間の愚かさとか、そういったものを超えた存在を描く力を鏡花は持っている気がします。もう少し勉強して理解出来るようになりたい〜!そしてこのお話を視覚的に楽しみたい〜!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高野聖だけ完読。5月の感想会。あれ?最近読んだドグラ・マグラと雰囲気が似ていた!と思う。さらに現代文ではないので読みにくさもあった。男は東京から敦賀に向かう電車で僧と知り合い、僧は若い頃の飛騨の山を旅した体験を話す。若い僧は、信州・松本へ向う道で怖ろしい蛇に出くわし、気味悪い山蛭の降ってくる森をなんとか切り抜けた。そこで妖しい美女の住む家に着く。その家には肥った少年もいた。僧の汚れた体を女が全裸になって奇麗にし、癒してくれる。そこから一気にクライマックス!この森にいる動物というのは実は。。。怖いお話し!⑤
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文章が綺麗だからと人に薦められて読んだ一冊。確かに艶かしく、寒気がする場面もあったりと、一気に読み進めてしまう魅力がありました。
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初めての泉鏡花、めちゃくちゃ良かったです。全体的に構成力が凄いと感じました。高野聖は語りが多層化していて、読み進めて気がついたら幻想世界に踏み込んでいます。また、歌行燈では複数ある物語が、少しずつ重なっていき、最後のシーンで一体になる構成は読み進める手が止まらなくなるほど面白いで...
初めての泉鏡花、めちゃくちゃ良かったです。全体的に構成力が凄いと感じました。高野聖は語りが多層化していて、読み進めて気がついたら幻想世界に踏み込んでいます。また、歌行燈では複数ある物語が、少しずつ重なっていき、最後のシーンで一体になる構成は読み進める手が止まらなくなるほど面白いです。文語体や時代背景の知識はあるに越したことはないですが、最初に軽くあらすじをなぞっておくだけでかなり読みやすくなりました。個人的には歌行燈の鼓を取り出すシーンが震えるほどカッコよかったのと、売色鴨南蛮のラストの衝撃がハイライトです。
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明治時代の作品だとすれば、官能小説の類ではなかろうか?これを浪漫派というのだろうか? 文語体で流石に読みづらかった。無教養の読者だろうか!
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