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関ヶ原(下) の商品レビュー

4.3

159件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2012/02/28

いよいよクライマックス。各大名のエピソードが散りばめられていて、面白かった。家康の慌てぶりも描写されている。個人的には黒田如水と長政のエピソードが印象に残ってる。

Posted byブクログ

2012/02/25

読了。三成・西軍、哀しい結末にまっしぐら。三成が合戦中に急性の下痢に陥っていたエピソードが、「らしくて」おもろかった。続きとしては同じ司馬遼の「城塞」なんでしょうが、文庫化された樋口毅宏「さらば雑司ヶ谷」に寄り道(映画観たミレニアム原作も気になる)。

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2012/01/26

島左近かっこいい!と冒頭では思っていたけど、読み終わってしばらくしてみると、石田三成の、落ち延びてから処刑されるまでのところがなんか好き。

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2012/01/14

豊臣に対する忠義を貫き通し戦った三成に天晴れです。ただ誰もがそう考えるとは限らず多くの大名達に裏切られ三成にとってはまさかの敗戦だったのかもしれない。 最後三成に恩義を感じる農民に自らの危険も顧みず、家族も捨て匿い看病して貰えるとは皮肉なエピソードに感じた。このように考える大...

豊臣に対する忠義を貫き通し戦った三成に天晴れです。ただ誰もがそう考えるとは限らず多くの大名達に裏切られ三成にとってはまさかの敗戦だったのかもしれない。 最後三成に恩義を感じる農民に自らの危険も顧みず、家族も捨て匿い看病して貰えるとは皮肉なエピソードに感じた。このように考える大名がもっといれば或いは…。 超大作ですが読み進めるにつれてどんどん面白くなって行きました。生と死を懸けた場面では人の本性が現れおもしろい。最後まで貫くもの、裏切るもの、様子を伺うもの、脅されて出てくるもの、一か八か真ん中を突っきて逃げるもの、結構笑わせてももらいました。

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2011/12/21

確かに忠義といった義も大事だけど、最後に人間はその人についていくのだろうなぁと思った。 三成は最後まで人に好かれなかった、というか理解されなかった(理解してもらおうとも思わなかった?)んだなぁ。 結局は人。なんだなぁ。 でもやっぱり最後まで読んでも 家康、三成どっちも嫌いだけ...

確かに忠義といった義も大事だけど、最後に人間はその人についていくのだろうなぁと思った。 三成は最後まで人に好かれなかった、というか理解されなかった(理解してもらおうとも思わなかった?)んだなぁ。 結局は人。なんだなぁ。 でもやっぱり最後まで読んでも 家康、三成どっちも嫌いだけど。。。 そんな中、大谷吉継の友情はすばらしいと思った。 左近もそうだけど、左近はあくまでも従者だから。 この人は同じ立場の人間として、友情を貫いた。 それは三成にとって救いだと思う。

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2011/12/08

日本中から戦国のオールスターキャスト勢揃い。 群像劇風になっているので、 歴史入門というよりは、 歴史好きが読んで、面白い、というタイプの小説。 三成、家康という両雄が、あれだけ知力、労力を尽くして、 結局のところ、土壇場でバカ殿小早川秀秋が勝敗を決めてしまう、という のも、歴...

日本中から戦国のオールスターキャスト勢揃い。 群像劇風になっているので、 歴史入門というよりは、 歴史好きが読んで、面白い、というタイプの小説。 三成、家康という両雄が、あれだけ知力、労力を尽くして、 結局のところ、土壇場でバカ殿小早川秀秋が勝敗を決めてしまう、という のも、歴史の皮肉としか言いようがない (小早川秀秋が、東軍に切り込んでいれば、勝利は 西軍のものだった) 一番面白かったのは、島左近が戦死し、大勢が決まった後の戦場で、 唯一、沈黙を守っていた一群が、クローズアップされる所。 ご存知、鬼の島津軍であるが、 はっきりいって、三成より不器用なんじゃないかという集団である。 終始、なんの定見も無かった、と書かれてしまっているが、 結局、合戦には一切参加せず(かといって裏切るわけでもなく) 最終局面というか、すでに大勢が決まった後で、 「敵中突破」という、常識外れの蛮勇を敢行。ほぼ全滅しながらも、 その存在を強烈に印象付けて、九州に帰っていく。 マジで、何しに来たんだろう?という感じである。 関ヶ原は、最後の、この敵中突破の場で、幕となる。 三成の人物像については、実際のところは分からない。 人望が無かったのは確かだろうが (一方で、西国をまとめ上げる戦略的な力量は持っていたが)、 豊臣家に忠節を誓っていたのか、 実は天下をねらっていたのか、というのは、 今となっては、分からないことである。 勝った所で、三成の力量で、黒田如水や、伊達正宗が、 治まったとも思えず、下手すれば、 戦国時代に逆戻りだと思うが。 ともあれ、三成が最もかっこいいのは、東軍に捕縛された後である。 ここら辺は、内面的なことでなく、外面的なことなので、 事実に近いのだろうが、 家康の命で、城門の前に座らされ、さらし者にされるが、 それを馬鹿にしに来た小早川秀秋を相手に、 弁舌のみで喝破して、腰を抜かさせるという、 三成特有のすごさを見せている。 ほとんど、歌舞伎の世界である。 島左近の「かかれ、かかれ」の声が、 戦後も耳について、離れなかった、という東軍の談話もすごい。 戦後、家康に裏切られた人物は多いが (加藤清正とか、福島正則とか) どうやら吉川広家が、裏切られ者の、第1号らしい。 戦後、すぐに裏切られている。 関ヶ原を勝利に導き、毛利輝元を大阪城から騙して、 出すという働きをしたにも関わらず、 毛利家お取りつぶしを、家康が言いだす。 なんとかとりなして、毛利家の領地をほとんど没収、 に譲歩してもらったらしい。 西軍にあって、吉川広家ほど、東軍を助けた人物もいないのに、 無茶な話である。 しかし、吉川広家は、かつての両川の一人、吉川元春の息子、 両川のもう一人、小早川隆景の後継ぎは、 養子の小早川秀秋(秀吉の甥) 総大将に、毛利輝元が担がれているにも関わらず、 両川が二人とも裏切っているのだから、 毛利家の内部事情も、無茶苦茶である。 毛利といえば、安国寺恵瓊の情けなさも、印象的だった。 信長の死と、秀吉の台頭を予言した、 卓見の外交僧だったはずなのに…。 それにしても、 構図としては、豊臣家の内部分裂を、家康が利用しただけで、 加藤清正や福島正則も、自分たちこそが「義」だと思って (豊臣家を守るために)、 戦ってるんだが、なんか、そういうことが分かってないレビューが 多くて気持ち悪い。「滅びの美学」なんて、司馬遼太郎が、 再三嫌悪感を示している思想なんだが…。 三成の偉い所は「勝つために戦っていた」ところであろう (「滅びるため」ではなく)、 唯一、明らかに行動で義を見せたのは、島津義弘の夜襲案をしりぞけた ところくらいで。 天下を決める戦いなのだから、正々堂々、 正面から決戦する、と言い切った (不利になることを覚悟しながら、潔さを選んでいる所は)。 そもそも、東軍の鳥居元忠だって、明らかに忠義のために捨て石となって 玉砕している。西軍だけが義にあつかったわけではない。

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2011/12/04

遂に読破。 大名が各々の思いを胸に東軍、西軍へと馳せ参じ、いざ決戦となるその日までのエピソードも綴られている。 豊臣恩顧の大名達がこぞって東軍になびいていくのは胸が痛む思いでもあり、その原因でもある三成に至ってはなぜこんなにも人徳がないのかと、彼の不器用さに歯痒くもありました。し...

遂に読破。 大名が各々の思いを胸に東軍、西軍へと馳せ参じ、いざ決戦となるその日までのエピソードも綴られている。 豊臣恩顧の大名達がこぞって東軍になびいていくのは胸が痛む思いでもあり、その原因でもある三成に至ってはなぜこんなにも人徳がないのかと、彼の不器用さに歯痒くもありました。しかし、利に動くのではなく義を貫く三成、左近、吉継らのあっぱれなまでの潔い生きざまには胸を打たれました!

Posted byブクログ

2011/11/07

10代の頃、実家に置いてあった本書を、石田光成に肩入れして「毛利勢は何故動かない!」などと思いながら読んだ記憶がある。またいつか読み返してみたい。

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2011/11/04

今年の大河ドラマ「江」では予算の都合から、大きくカットされた関ヶ原の戦い。その真相を知りたいと思い読み始めました。 石田三成には悪いイメージしかなかったのですが、これを読むと一変。とても男気あふれる熱いヤツで、ファンになりました!

Posted byブクログ

2011/10/30

歴史小説は史実を知っているだけに、最後が悲しくなる。 三成・左近の思いが最後まで届かなかったことが悔しい。

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