関ヶ原(下) の商品レビュー
愚かしいほどに義を重んじる三成の生き方と、愚かしいほどに利を重んじる家康の対比をはっきりと感じました。やはり、このような合戦で対立するのは、正義と悪ではなく、正義とまた別の正義なのですね。
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★3.5でしょうか、司馬遼流群像劇かな。 確かにこの作家には独特のリズムがあり、それが好きな人には堪らんでしょう。 当方はそれほどまでに思い入れはないが、それでもこの作家が国民作家であることに異議なし。 それにしても三成っていかにも日本人って感じがする、所詮小者なんですよ、義もあ...
★3.5でしょうか、司馬遼流群像劇かな。 確かにこの作家には独特のリズムがあり、それが好きな人には堪らんでしょう。 当方はそれほどまでに思い入れはないが、それでもこの作家が国民作家であることに異議なし。 それにしても三成っていかにも日本人って感じがする、所詮小者なんですよ、義もあろうし、能力もある。でもどうしても森は見えないっていう。
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歴史上有名で誰もが知ってる事件。この戦いに勝利するために、徳川家康、石田三成、島左近、福島正則、黒田如水と長政父子などそれぞれの立場での駆け引きは凄い。 石田三成の義は素晴らしいが、観念が強いために見通しが甘くなり、最後は徳川家康に負けてしまう。やはり、徳川家康が役者が何倍も上だ...
歴史上有名で誰もが知ってる事件。この戦いに勝利するために、徳川家康、石田三成、島左近、福島正則、黒田如水と長政父子などそれぞれの立場での駆け引きは凄い。 石田三成の義は素晴らしいが、観念が強いために見通しが甘くなり、最後は徳川家康に負けてしまう。やはり、徳川家康が役者が何倍も上だったなと思いました。 この小説を読んで、ものごとを成功するには冷静な視点でものごとを考え、段取りを着実にする必要があると感じました。
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司馬遼太郎 関ヶ原 下巻。豊臣家内の反石田、親石田の対立とされるが、諸侯はどちらにつく、か。 冒頭は「天下の読み合い」。田丸、氏家、鍋島の出処進退を読み、分岐点の蓋然性を読み解こうとする。 司馬氏一流の時代、資料、人脈をよみとく多様さ。まだ、最後まで読んではいないが、...
司馬遼太郎 関ヶ原 下巻。豊臣家内の反石田、親石田の対立とされるが、諸侯はどちらにつく、か。 冒頭は「天下の読み合い」。田丸、氏家、鍋島の出処進退を読み、分岐点の蓋然性を読み解こうとする。 司馬氏一流の時代、資料、人脈をよみとく多様さ。まだ、最後まで読んではいないが、「戦いの一日」を頂点に、諸侯は情勢を読み合う「決断」の過程に説得力ということ、か。
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男の仕事ってカンジの読みたいと言ったら後輩が貸してくれた作品 日本史の年表だと数行で終わる関ヶ原の合戦ですが 合戦前の根回しでほぼ勝負がついてたのかと思うと不思議な気がします 今も昔も情報って大事なんだなと思いました 結末は分かってるのに「義」の為に戦っている三成に有利な所に...
男の仕事ってカンジの読みたいと言ったら後輩が貸してくれた作品 日本史の年表だと数行で終わる関ヶ原の合戦ですが 合戦前の根回しでほぼ勝負がついてたのかと思うと不思議な気がします 今も昔も情報って大事なんだなと思いました 結末は分かってるのに「義」の為に戦っている三成に有利な所にくると思わず そのまま行ってくれ!っと肩入れしてしまいます(笑) 司馬さん、さすがです 無知な私は読んでいると言うよりは勉強してるって感じだったけど 大谷吉継と島左近の最後はウルッときました
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約1500ページある内容の中で、天下分け目の大合戦の描写があるのは200ページほどに過ぎない。 「情報」と「人心掌握」の重要性を物語る戦だったことがよく分かる。 島左近が主役で良いと思った。
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日本国内における古今最大の戦闘となったこの天下分け目の決戦の起因から終結までを克明に描いている。 家康・三成の権謀の渦中で命運を賭した戦国諸雄の人間像を浮彫りになる。
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学生時代「科目:歴史」が苦手で苦手で、丸暗記で乗り切って、試験後に丸ごと忘れてしまってたから、誰が勝者かしか知らない程度だった関ヶ原。人間ドラマぎゅう詰めでおもしろかったし、最後まで嫌にならず一般教養の勉強ができた。司馬遼太郎の小説のおかげで、白紙脳内年表がぽつぽつ穴埋めされてゆ...
学生時代「科目:歴史」が苦手で苦手で、丸暗記で乗り切って、試験後に丸ごと忘れてしまってたから、誰が勝者かしか知らない程度だった関ヶ原。人間ドラマぎゅう詰めでおもしろかったし、最後まで嫌にならず一般教養の勉強ができた。司馬遼太郎の小説のおかげで、白紙脳内年表がぽつぽつ穴埋めされてゆく… もっかい上巻から読も!
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天下分け目の関ヶ原の戦い 学校で習った時は全く理解してなかったけど…これ読んどけばもっと早く歴史好きになってたかなと思いながら読みました
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これだけの登場人物をきっちり書き分けている上に、史実を追うだけでなく物語としても上質。うーむ、やはり司馬遼太郎は凄い。
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