質問力 の商品レビュー
自分の発した言葉の内容によって、相手から帰ってくる言葉も違ってくる。 相手をより良く知るために相手にどのような質問をするのが良いのか。 それを考えるためのヒント。
Posted by
たとえば数学で超難解と言われた「フェルマーの定理」が先年証明された。この定理を解いた人は確かにすごいが、100年以上も人々を楽しませてきたフェルマーはもっとすごいと私は思う。そういう問いを発せられたということが、非常に高い能力を有している証拠である。(p.14) 「質問力」に関し...
たとえば数学で超難解と言われた「フェルマーの定理」が先年証明された。この定理を解いた人は確かにすごいが、100年以上も人々を楽しませてきたフェルマーはもっとすごいと私は思う。そういう問いを発せられたということが、非常に高い能力を有している証拠である。(p.14) 「質問力」に関してまず大切なのは、聞き方がうまければ、自分に実力がなくてもおもしろい人のおもしろい話が聞き出せるということだ。質問がおもしろければ、人はどうしても教えてあげたくなってしまう。(p.19) ここでいう「ハイレベルな質問力」を大づかみなイメージで定義すると、限られた時間の中で相手にとって本質的な事柄を聞き出すことができる能力のことをいう。とりわけ、答える当人がその質問をされるまで思いもしなかったことが導きだされるものを、最もすぐれたクリエイティブな質問という。(p.148) ハイレベルの「質問力」で大切なのは自分自身にその質問をした時、どう答えるのかを、一応シミュレーションして、ある程度の答えを用意しておくということである。自分が聞かれたら、とうてい答えられないような質問はしない。そうでないと、返ってきた相手の答えに対応できないわけだ。(p.161) たとえば偉大な聖人たちはほとんど自分で本を書いていない。質問に答えて話をするのが基本的なスタンスである。目の前にいる人から受けた質問に対して答える生きた言葉が、歴史の中で命を保ってきたわけだ。(p.193)
Posted by
「困った・・・。相手とどう話せばいいのか分からない・・」という方は聞き手にまわっちゃいましょう。いい情報が手に入るかもしれないし、聞くのはタダです!
Posted by
まずは相手の話に興味をもつことが大事なんですが・・・。イマイチ話が苦手だという方は、この本を読んで相手にしゃべらせちゃいましょう。有力な情報が手に入るかも。聞くのはタダだし。
Posted by