華麗なる一族(下) の商品レビュー
文庫の裏のあらすじで鉄平が自殺することをネタばれされたのだけが残念。 上巻の最初が新年のあいさつで始まり、万俵家の華麗さが引き立てられている一方、下巻最後にはそれがひっくりかえされる。書き方の妙である。 ドロドロとした策略や人間関係を見ることができ、おもしろかった!!
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華麗なる一族最終巻。巻数が進むにつれ読ませる。ページをめくる手が早くなる感じです。中巻はやや中だるみ感があっただけに、展開が速く感じすいすい進みました。 最後まで阪神銀行側の有能さを展開させてたけど、最後の最後にどんでん返しがありました。中々良かったです。 ただ高須相子と万俵寧子の間はもう一波乱あってもよかったかと。 まぁ全体として当初思っていた小説とは違ったけど、やはり面白いことは面白かったです。自分は勧善懲悪物が好きなので、山崎豊子小説がズバリ当てはまる訳ではないけれど、どろどろとした人間関係や最後の落ちはある程度のカタルシスを感じました。
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山崎豊子は、まったく初めてやったけど、これはヤバい。ハマるわ。 ドロドロとした人間関係も非常に勉強になります。
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沈まぬ太陽に続き山崎氏の作品は二作目である。 沈まぬ太陽同様、非常に綿密な取材をされたであろうことは想像に難くなく、それが小説に与えるリアリティは計り知れない。 内容に関しては有名であるのでここでいちいちは書かないが、何といっても各々の心情表現が巧みであり、あくまで第三者的視...
沈まぬ太陽に続き山崎氏の作品は二作目である。 沈まぬ太陽同様、非常に綿密な取材をされたであろうことは想像に難くなく、それが小説に与えるリアリティは計り知れない。 内容に関しては有名であるのでここでいちいちは書かないが、何といっても各々の心情表現が巧みであり、あくまで第三者的視点から入り込める。 読むのに時間がかかるが、他の作品も必ず読もうと思う。
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福井へ出張した際に、往復の電車の中でほぼ読んでしまった。上→下にいくにしたがって読むスピードがあがった。 こういう長編小説を書く場合、最後までプロットを決めておいて書き始めるのか、それとも登場人物にまかせてしまうのか? 山崎さんの場合はどうなんだろう? これだけ伏線を挟み込むのだ...
福井へ出張した際に、往復の電車の中でほぼ読んでしまった。上→下にいくにしたがって読むスピードがあがった。 こういう長編小説を書く場合、最後までプロットを決めておいて書き始めるのか、それとも登場人物にまかせてしまうのか? 山崎さんの場合はどうなんだろう? これだけ伏線を挟み込むのだから、書き始める前に明確にほぼ決めてるんだろうなぁー。
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読み始めた時と、読み終わった後の気分の差が凄いです。まさか最後にこんなことになるとは。。。メインとなるのは大介と鉄平の親子対決ですが、私としては寧子と相子の関係が非常に気になりました。あと、流産のシーンがホラー映画並みに怖かったです。
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ドラマの前に読んでおこうと思って読んだ作品。最後のシーンがとても印象的です。題名どおり華麗なる一族ではあるけれど・・・そこの切なさというかむなしさが描かれている素晴らしい作品だと思います。
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欲深く冷酷な銀行家の物語。主人公は孟子の言葉『天下を得るには 一不義を成さず 一無こを殺さず』を学ぶが、結局悪は栄え、善は滅び、正直者は損をする。この世の中に疑問と怒りを投げかけた作品。
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ドラマも原作も最高でした。人間の裏と表。金持ちの世界を覗きみたかんじ。でもどんなに金持ちでも、権力のある人でも上にはさらに上がいるんだなあと。
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資本主義の頂点に座する「銀行家」。 こういう人たちって、今もなお、存在するのだろうなぁ。 それにしても山崎氏はすばらしい。 なにがって?すべてが。 山崎氏の跡を継ぐような社会派小説家、どなたかいませんか?!
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