華麗なる一族(下) の商品レビュー
最後は鉄平が会社をやめてしまう。それもお父さんが原因。そして親の愛もないと聞かれてしまった鉄平はすべて終わったようにはかなく自殺してしまう。お父さんもいろんな過去があった。いろんな思いで家族は暮らしていた。そのなかで一人立ち向かった鉄平の生きざまがかっこいい。
Posted by
作品のクオリティは最高だと思います。 ただ、個人的にはやはり“善人”が報われて欲しかった(甘いかもしれませんが・・) 三雲頭取が一番可哀相かも。
Posted by
昨年末にドラマの再放送を一気に見て衝撃を受けてから早1年。 ようやく原作を読みました。 去年と変わったことと言えば、自分の進路が決まったので、 登場するさまざまな銀行員の行動をまったくの他人事と思っては読めなくなったことですが。 利益追求と親子関係… どこかで違う方向で解決す...
昨年末にドラマの再放送を一気に見て衝撃を受けてから早1年。 ようやく原作を読みました。 去年と変わったことと言えば、自分の進路が決まったので、 登場するさまざまな銀行員の行動をまったくの他人事と思っては読めなくなったことですが。 利益追求と親子関係… どこかで違う方向で解決する道はなかったのだろうかとほんとに思わずにはいられない。
Posted by
ドラマで一度見ていますが、改めて鉄平の死にはショックを受けます。 それまでずっと冷たい仕打ちをしてきた大介が、血が繋がっていたということがわかったとたんに自責の念に駆られるというのはらしくない気がします。
Posted by
いよいよ完結です。 鉄平が自殺してからの短い間だけれど、ドラマに ない話が奥深く、また後をひく感じでよかった。
Posted by
久しぶりに再読。 不毛地帯と連続で読むと久しぶりに山崎豊子ワールドへ入ってしまったw やはり山崎豊子の作品は経済小説として秀逸。 子供の頃に大地の子を見て心が動かされたのを今でも覚えている。 父親の影響からか今でも氏の作品を年に何度か読み返してしまう。 大企業への就職を考え直...
久しぶりに再読。 不毛地帯と連続で読むと久しぶりに山崎豊子ワールドへ入ってしまったw やはり山崎豊子の作品は経済小説として秀逸。 子供の頃に大地の子を見て心が動かされたのを今でも覚えている。 父親の影響からか今でも氏の作品を年に何度か読み返してしまう。 大企業への就職を考え直すといういいきっかけを与えてくれた本。
Posted by
3巻通読の感想。濃い作品。ブームになったという印象はあるけれどストーリーは忘れていた。 万俵一族の華やかさの裏にある悲しみとむなしさがテーマか。 万俵大介は妻妾同居の乱れ乱れた生活の上に子どもたちの結婚によって閨閥をつくっていく。長男鉄平がの最期が哀れ。 それにしても...
3巻通読の感想。濃い作品。ブームになったという印象はあるけれどストーリーは忘れていた。 万俵一族の華やかさの裏にある悲しみとむなしさがテーマか。 万俵大介は妻妾同居の乱れ乱れた生活の上に子どもたちの結婚によって閨閥をつくっていく。長男鉄平がの最期が哀れ。 それにしても作品発表から30年近く経っているのに、銀行や企業と政界・省庁との駆け引きや癒着の構図は今もほとんど変わっていないのではないか。(あとがきには特定のモデルはないとわざわざ断り書きがあったが……)そこが驚きだ。 作成日時 2007年02月04日 09:46
Posted by
銀行と鉄鋼、どちらの業界も志望していた身として、 読んでいて面白かった。 大介も良いけど、ボクは鉄平贔屓です。
Posted by
以前、「沈まぬ太陽」を読んだがとても面白かった。司馬遼太郎と並んで国民的作家である。銀行家の万俵父の野望、非情さ企業家である万俵鉄兵の鉄作りのこだわりの対比が良かった。
Posted by
うわー、ドラマを見ていなかったので結末にちょっとびっくり…。話の展開も残酷だけど結末も残酷だね。こんな本を読んだら官界、政界、銀行には行きたくなくなるなぁ。正直者や真面目な人間が失脚に追い込まれたり性格を捻じ曲げられたり自殺させられたりするような世界なんかで生きたくないよー。でも...
うわー、ドラマを見ていなかったので結末にちょっとびっくり…。話の展開も残酷だけど結末も残酷だね。こんな本を読んだら官界、政界、銀行には行きたくなくなるなぁ。正直者や真面目な人間が失脚に追い込まれたり性格を捻じ曲げられたり自殺させられたりするような世界なんかで生きたくないよー。でも社会ってそういうとこなんですか?「企業発展のためには、肉親でも何でも、人間的なものを一切、犠牲にし、置き忘れてしまっていいものでしょうか、人間性を置き忘れた企業は、いつか、何処かで必ずつまづく時が来るというのが、私の信条です。」三雲頭取好き。
Posted by