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華麗なる一族(下) の商品レビュー

4.2

138件のお客様レビュー

  1. 5つ

    54

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2011/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日銀・大蔵省・財界など実際にこんな風に繋がっているんだろうと考えさせられた。何十年か前の太陽銀行と神戸銀行との合併もこんな感じだったんだろう。そしてこんな一家に生まれてしまった子供たちの不幸。この生活に埋まれてしまうか、勇気を出して飛び出していけるかが分かれ目だね。

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2010/07/10

中巻から鉄平の自殺まで、読んでるの辛くなって、飛ばし読みしました。 大介がボロボロのズタズタになるところも書いて欲しかったなー。 その後の万俵家も知りたい気がするけど、二子とか以外は全員不幸になってそう。。。 色んな意味で心に残る作品でした。 次は白い巨塔を読んでみようか...

中巻から鉄平の自殺まで、読んでるの辛くなって、飛ばし読みしました。 大介がボロボロのズタズタになるところも書いて欲しかったなー。 その後の万俵家も知りたい気がするけど、二子とか以外は全員不幸になってそう。。。 色んな意味で心に残る作品でした。 次は白い巨塔を読んでみようかな。

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2010/05/25

何回も読みました 最近ではキムタクが演じてから フューチャーされてますが これこそ山崎豊子さんの作品と唸ります セレブってこういうのね とも思いました

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2010/04/15

云わずと知れた木村拓哉主演ドラマの原作本。 都銀を中心に一大財閥を持つ『華麗な』万俵一族。 2人の息子は特殊製鋼の専務と都銀の課長。美しい3人の娘。 『華麗』に見える一族ではあったが、その内実は それはそれはエグイものであった… 文庫本なのに全部合わせて2,000円以上してし...

云わずと知れた木村拓哉主演ドラマの原作本。 都銀を中心に一大財閥を持つ『華麗な』万俵一族。 2人の息子は特殊製鋼の専務と都銀の課長。美しい3人の娘。 『華麗』に見える一族ではあったが、その内実は それはそれはエグイものであった… 文庫本なのに全部合わせて2,000円以上してしまう圧倒的なボリューム感。 30年近く昔に書かれたにもかかわらず、金融情勢の内幕は、 本当に門外漢の女性が書いたのかと、信じ難いほどのリアリティと 迫力を伴う。 この作品で一番大きなテーマとなるのは、金融再編。 思えば、私が就職活動していた10年ほど前の時点では、 『都銀』というだけで10行以上あった。 しかも、拓銀が潰れるまで、銀行が潰れるなんてことは ありえなかったし、仮にそのようなことがあっても、 今のように、当時の半分以下になってしまうなど、 全く想像もつかなかった。 それなのに、30年も前に、 こんな小説が世に出ていたというだけで、 私にとっては驚きだった。 山口豊子は、間違いなく、この大長編を書き上げる以上に、 その事前取材に遥かに多大な労力を割いたと思われ、 また、本作品が当初週刊新潮で連載されていたため、 冗長な部分も多い。(これは彼女の他の作品に関しても感じる) しかし、金融再編を、これほどいち早くしっかり描いた小説は 他に知らない。 それにしても、あのドラマ。 細かい部分には、ツッコミどころも多かったのだろうが、 全体として、大河ドラマを髣髴させるキャストといい、 音楽といい、近年の民放の連続ドラマとしては、 稀に見る出来に仕上がっていたと、改めて思った。 特に、最後の高炉の煙をみんなで見つめるシーン。 北九州人としては、他人事に思えず、 思わずウルウルとなってしまったのだが、 原作ではあまり出てこなくて、少し拍子抜けだった。

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2010/03/18

(「BOOK」データベースより) 万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされるさ中、上位の大同銀行との合併をはかる。鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行さ...

(「BOOK」データベースより) 万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされるさ中、上位の大同銀行との合併をはかる。鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた―。聖域「銀行」に挑戦した熾烈な人間ドラマ。

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2010/02/16

万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされるさ中、上位の大同銀行との合併をはかる。鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では...

万俵大介は、大同銀行の専務と結託して、鉄平の阪神特殊鋼が不渡手形を出し、倒産へと追いやらされるさ中、上位の大同銀行との合併をはかる。鉄平は、大同銀行の頭取を出し抜いた専務と父親大介の関係を知るに及び、丹波篠山で猟銃自殺をとげる。帝国ホテルで挙行された新銀行披露パーティの舞台裏では、新たな銀行再編成がはじまっていた―。聖域「銀行」に挑戦した熾烈な人間ドラマ。 いやー 勉強になりますね♪ 一般庶民には分からないことが多々あるってことでしょうかね???

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2010/01/11

都市銀行再編の波にもまれる都市銀行の頭取、万俵大介と、その息子で特殊鋼会社専務の万俵鉄平の対立を軸に進んでいく物語。 一見華やかな万俵一族。閨閥結婚によって反映していくはずであったが・・・。 結末まで面白く読めました。 3巻という大作なのに、なかだるみもあまりなくどんどん読み進め...

都市銀行再編の波にもまれる都市銀行の頭取、万俵大介と、その息子で特殊鋼会社専務の万俵鉄平の対立を軸に進んでいく物語。 一見華やかな万俵一族。閨閥結婚によって反映していくはずであったが・・・。 結末まで面白く読めました。 3巻という大作なのに、なかだるみもあまりなくどんどん読み進められる作品。

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2009/10/24

恐ろしいまでに時代を先見した1冊。難攻不落の金融業界の暗部に迫った著者の取材力に脱帽。登場人物のキャラクターも秀逸。

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2010/11/17

解説で、山崎豊子の小説が好まれるのは、最後は悪が勝つという、世の中の真実を書いているからでは、といったことが書かれていたのだが、妙に納得。 女性で、しかも、そうした権力機構で働いていたこともなさそうだが、こうした話を描くのがとても上手なのは何でだろうか。

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2009/10/07

日野図書館で借りた。 読むのしんどかった 共感できる人がいない… やな奴ばっか でも会話だけでその人の人間性を示す山崎豊子はすごい! 美馬の嫌味ったらしい感じとか 寧子ののろ〜い感じとか 一つの発言だけでこんなに表現できるんだ!と目から鱗。 やっぱ人間性は言葉の使い方に現れ...

日野図書館で借りた。 読むのしんどかった 共感できる人がいない… やな奴ばっか でも会話だけでその人の人間性を示す山崎豊子はすごい! 美馬の嫌味ったらしい感じとか 寧子ののろ〜い感じとか 一つの発言だけでこんなに表現できるんだ!と目から鱗。 やっぱ人間性は言葉の使い方に現れるのだなあ オチにびっくりした。

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