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職業としての政治 の商品レビュー

3.8

105件のお客様レビュー

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政治がどのようにして…

政治がどのようにして今の形になったのか、政治家はどうあるべきかということが説明されています。筆者が講義で話したことを文章にしている形式で書かれています。少し読みにくいですが筆者のメッセージは誰に対しても心に残るものだと思います。

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講演であるから読みや…

講演であるから読みやすく、政治家の資格を論ずる。討論番組を見る前に目を通していただきたい。

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少し難しかった。政治…

少し難しかった。政治を志す人なら読んでおくべき本なのだろう。

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政治に身を投ずる者の…

政治に身を投ずる者のそなうべき資格と覚悟とは何か。ヴェーバー(1864‐1920)のこの痛烈な問題提起は、時代をこえて今なおあまりに生々しく深刻である。

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2025/05/01

100ページ程度であるが、読み切るのに非常に時間がかかった。今の自分には必要のない本であったかもしれない。 内容については「あとがき」に端的にまとめてある。それは本書を読まないと面白さに欠けると思う。 最近耳にした、「政治屋」という言葉がなんとなく思い浮かんだ。政治の本質は権力...

100ページ程度であるが、読み切るのに非常に時間がかかった。今の自分には必要のない本であったかもしれない。 内容については「あとがき」に端的にまとめてある。それは本書を読まないと面白さに欠けると思う。 最近耳にした、「政治屋」という言葉がなんとなく思い浮かんだ。政治の本質は権力と暴力性にある。 「政治にタッチする人間、すなわち手段としての権力と暴力性とに関係をもった者は悪魔の力と契約を結ぶものであること。 さらに善からは善のみが、悪からは悪のみが生まれるというのは、人間の行為にとって決して真実ではなく、しばしばその逆が真実であること。」p94 「もう数年戦争が続いて革命が起こるのと、いますぐ講和して革命が来ないのと、どちらを選ぶかとなれば、われわれはもう数年戦争の方を選ぶ」p91 上記は革命的社会主義者たちが戦争の最中に宣言した原則である。 今の平和な“日本”ならば「講和して革命が起こる」を選択したい。

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2024/04/07
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下記でメモ更新。 https://workflowy.com/s/3487564f217a/eHAbrRlP4wrw6vZg

Posted byブクログ

2026/04/05

政治屋(politician)は次の選挙を考える。政治家(statesman)は次の世代を考える。ジェイムズ・フリーマン・クラークClarke(1810-1888) ※アメリカの神学者 国家とは空間的に限定された排他的な支配領域をもち、そこに定住する人間の統一体。ゲオルク・イェ...

政治屋(politician)は次の選挙を考える。政治家(statesman)は次の世代を考える。ジェイムズ・フリーマン・クラークClarke(1810-1888) ※アメリカの神学者 国家とは空間的に限定された排他的な支配領域をもち、そこに定住する人間の統一体。ゲオルク・イェリネックJellinek『一般国家学』1900 ※ドイツ、第1世界大戦に敗北。キール軍港の水兵反乱、ヴィルヘルム2退位、エーベルト臨時政府(1918) 政治とは政治団体と国家の指導に影響を与えようとする行為。政治活動とは権力の配分・維持・変動にかかわる活動。権力の分け前にあずかり、権力の配分関係に影響を及ぼそうとする努力▼国家とは一定の領域内で、正当な物理的暴力行使の独占を要求する共同体▼政治家は党派ごとに権力をめぐる闘争を行うが、官僚(行政スタッフ)はあくまで非党派的に偏りなく仕事をする。政治家はその責任を一人で負うが、官僚は上の命令を自分の信条と関係なしに誠実・正確に実行する。官僚に向いてる人は、政治家には向かない(p.47)。政治家は情熱と責任感、判断力が求められる(p.89)。虚栄心・自己陶酔のために権力を求めるのはダメ。権力のために権力を求めるのはダメ▼自分の行為の結果に責任をもたない官僚が力を増大させれば、議会の力が弱体化してしまう。そこで民主的に強力な指導者を選出し、そのカリスマ性により官僚の力を制約する必要がある▼ドイツの大統領に強大な権限を与える。ドイツ人はイギリス人ほど民主政治に馴れておらず、議会と内閣が対立したときに調停する大統領が必要。ヴェーバーWeber『職業としての政治』1919 国家とはある地域的に限定された共同社会で社会秩序を維持する団体。秩序を維持するため、政府は法に基づいて強制権力を付与される。マッキーヴァー『近代国家』1926 政治家になるような人間は自尊心が低い。政治家になれば、権力や特権が手に入る。自らの低い自尊心を埋め合わせるために政治に没頭する。公共利益を掲げているが、その背後には私的な動機がある。ハロルド・ラスウェル『権力と人間』1930 経済で重要な区別は利益になるか利益にならないか。芸術で重要な区別は美しいか醜いか。道徳で重要な区別は正しいか正しくないか。政治で重要な区別は味方なのか敵なのか。政治的敵は、道徳的に悪である必要はないし、美的に醜い必要もない(p.22)。敵と味方は、隠喩・象徴の話法ではなく、私的な感情や心理的表現ではない。規範的な対立でもない。政治とは異なる考えをもつ人々の間で妥協し、均衡を生み出す行為ではない▼政治とは異質な敵をはっきりさせ、同質の友の範囲を確定するもの。自由主義は「敵」を単なる競争相手、単なる討論の反対者へ解消しようとする。しかし、敵と味方の区別という不愉快なことに沈黙したり、敵は存在しないかのように振る舞おうとしても、諸国民が敵と味方に分かれて対立している現実を否定できない(p.124)。この敵と味方の区別が極端になればなるほど、政治的になる▼政治的統一の本質は、統一の内部で極端な味方と敵の対立状態を排除する点にある(p.125)。国家はあらゆる政治的決定を独占することで、国家内の和平をもたらそうとする。カール・シュミットSchmitt『政治的なものの概念』1932 〇マルクスは、地上の多くのブルジョアジーを唯一のブルジョアジーに、地上の多くのプロレタリアートを唯一のプロレタリアートにまとめ上げ、強力な味方と敵のグループ分けを創り出すことで、世界市場のあらゆる闘争を、唯一の最終的闘争に集約しようとした(p.87)。 政治とは一定の支配単位内の諸利害を、権力を参加させつつ調停する活動。バーナード・クリックCrick『政治の弁証』1962 政治に固有の性質はいかなる時・場所でも、相反する価値・感情を含んでいること。二つの顔をもったヤヌス(門戸の守護神・ローマ神話)のイメージこそ国家の象徴であり、政治の現実を表すもの。モーリス・デュベルジェ(1917-2014) 政治とは、多くの人々の間で正当とされる方法で紛争を調停・和解させること。バーナード・クリックCrick『政治とは何か/現代政治学入門』1987

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2020/05/26

情熱、責任、判断、政治家に必要な資質をヴェーバーは指摘したが、第一次世界大戦後のドイツについてどのように思っていたのだろうか。

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2019/12/27
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20191227 当時多くの身内である知識人階級も参加したドイツ革命に対して、一般論を説明しながら痛烈に批判した講演の記録。 ・継続的な支配のためには①支配の正統性②支配の構造の2つが必要である。①支配の正統性は、伝統的支配、カリスマ的支配、合法的支配の3類型がある。②支配の構造とは、暴力を伴うペナルティーとインセンティブを管理する行政スタッフと行政手段である。支配の構造は歴史とともに、封建制→君主独裁→近代的民主制と変遷してきている。 ・支配を担う政治家には、情熱・責任感・判断力が必要である。本書が書かれた頃にドイツ中の知識人が参画していたドイツ革命(1919)はザッへ(現実問題)と結びつかない、責任感のない妄想であって情熱ではない。政治家に求められる姿勢とは、ザッへに対する責任感を持ち、その実現に向けて情熱をもっていて、そのメリットデメリットをもとに冷徹な判断力をもって時に目的からずれる/暴力を伴う手段を用いる態度である。

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2019/08/21

政治というものを成立させる構造、求められる資質。 後ろ暗い、というといいすぎかもしれないが政治の美しくない部分、権力と不可分であることやある種の暴力の起点であることなどを暴きつつ、それでも突き進むものこそが政治家としての天分を与えられたもの。 美しい表面を掬い上げ政治家を志す者に...

政治というものを成立させる構造、求められる資質。 後ろ暗い、というといいすぎかもしれないが政治の美しくない部分、権力と不可分であることやある種の暴力の起点であることなどを暴きつつ、それでも突き進むものこそが政治家としての天分を与えられたもの。 美しい表面を掬い上げ政治家を志す者には相当耳が痛いのではないだろうか。 こういった政治の本質については、政治に関わらないものにも広く教育を与えたほうがよいのではないかと感じた。市井の人間が理想に描く政治と肌感覚で受け取る政治の乖離の正体は、ここに描かれているように思えてならない。

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