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夢十夜 他二篇 の商品レビュー

4.1

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    36

  2. 4つ

    24

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

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2012/06/25

「夢」…第十夜からなる様々な夢。第一夜が好きだった。言い回しも雰囲気も素晴らしかった。 「文鳥」…なんともいえない落ち着くことのできない作品であった。 「永日小品」…漱石の小作品集。おかしなものや温かみのあるものの他に落ち着きのない不安感を与えるものも多くあった。

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2012/06/23

おぶっていた子供が石地蔵のように重くなってきた話し。また確か自分が置き去りにしたのを思い出して困っていたら「遠慮しなくていい」とドキッとすることを結う子供。ほんといい話です。いい本だと思います。

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2012/05/09

「こんな夢を見た」 十編の「夢」で綴られた 夏目漱石の短編集。 第一夜が一番美しいと思います。 あとは 盲目の子どもをおんぶする話と 正太郎の話が、すき。 とても読みやすい。

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2012/04/13

この夏目漱石の作品に星二つをつけるのは非常に申し訳なく、自分の理解力や文章を味わう力の足りなさを悔しく思うところだけど、自分の感性には合いません。というか、よく分からなくて短編の一つ一つのオチがよく分からない。果たしてどう言った心持ちで読めばいいのだろうか?きっと娯楽ではないだろ...

この夏目漱石の作品に星二つをつけるのは非常に申し訳なく、自分の理解力や文章を味わう力の足りなさを悔しく思うところだけど、自分の感性には合いません。というか、よく分からなくて短編の一つ一つのオチがよく分からない。果たしてどう言った心持ちで読めばいいのだろうか?きっと娯楽ではないだろう、何かを深いところで案に意味しているのだろうか、そうゆう分からなさが最後につながることを期待しながらできるだけ情景を想像しながら読んだが結局何も感じられなかった。残念だけどこれも一つの経験か。

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2012/03/05

不思議。誰の夢? キラキラする感じ。かなりお伽噺。 転生した人生みたいにも思う。 夢の中。霞の中。

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2014/11/18

夢十夜はタイトルそのまま、夏目漱石本人が直に見た十日分の夢を小説にまとめたもの。やはり夢だと思わせる何回りも捻くれた内容が目立つ。再読が必要

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2015/01/10

夢特有のぼんやりと幻想的な雰囲気をまとった文章。文鳥は昔の女と文鳥が重ね合わされて描かれていて、その艶やかさに引き込まれた。

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2012/02/10

夢十夜はお気に入り。 初めて読んだ時はなんかもう殴られたような衝撃が… 夏目漱石の作品の中で一番好き。

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2012/01/01

冒頭から何とも言えない、鳥肌が立つ。昔読んだ時より、歳を重ねた今、気付くことや感動の深さを味わえた。

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2011/12/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

夏目漱石と言えば「吾輩は猫である」とか「坊ちゃん」とか。小説の印象が強いかと思いますが。個人的には、講演内容をまとめた「私の個人主義」とか、短編モノの方が好みです。理由は、古い言い回しで、長編を読み続けても、感情移入しにくいという、超個人的な言い訳だけなのですが。それは、置いといて。「夢十夜」は、サラサラと読めてしまうほど、今の時代でも、違和感なく読める内容でした。おとぎ話風でありながら、ドキッとさせる内容だったり。少ない文字数なのに、ボンヤリ読んでたら、心臓発作起こしそうな展開で。文豪と言われるだけの”凄さ”を感じました。 他二編にあたる「文鳥」と「永日小品」。どちらも、日常を綴った内容ですが。「文鳥」は、”千代々々と鳴く”というフレーズが要所要所に使われ、読み終わった後、淡い切なさを感じてしまいました。一方、「永日小品」の方は、留学先である英国の描写が秀逸かと。 久しぶりに、崇高な本を読んだ感を味わいました。

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