第一阿房列車 の商品レビュー
創作も良いですが、やはり百間文学独特の言い回し(“書き回し”?)は、この作品のような“何でもないこと”を面白く感じさせるところにその力を感じます。
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「元祖・鉄ちゃん」と言われる「内田百閒」の作品です。 「阿房列車」は以前から知っていますが、読んだ事はありませんでしたが、週刊「鉄道模型少年時代 45号」の記事で、読みたくなってしまいました。 読みたいとなったら待っては居られません。 Amazon で、第二、第三も一緒に買って...
「元祖・鉄ちゃん」と言われる「内田百閒」の作品です。 「阿房列車」は以前から知っていますが、読んだ事はありませんでしたが、週刊「鉄道模型少年時代 45号」の記事で、読みたくなってしまいました。 読みたいとなったら待っては居られません。 Amazon で、第二、第三も一緒に買ってしまいました。 作者は夏目漱石門下という時代の人ですから、今の小説のようにスラスラ読む訳にはいきません。 私はどちらかというと、言葉の言い回しなどを楽しみながら、ゆっくり読む方なので、全く苦にはなりませんでしたけれど・・そういえば、漱石も好きな作家ですよ。 ・・そんな訳で、そのうちにまた何かアップするかも知れません。
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通勤電車でもついブツクサ言ってしまいそうになる。そのブツクサが百ケン先生のように面白みもないので、困ってしまう。 ヒマラヤ山系さんも先生も今の鉄っこのハシリなんだろうなあ。 博多までこんなにのんびりした旅ができたのか、とかなりうらやましい。 朝起きられないからって乗りたい電車...
通勤電車でもついブツクサ言ってしまいそうになる。そのブツクサが百ケン先生のように面白みもないので、困ってしまう。 ヒマラヤ山系さんも先生も今の鉄っこのハシリなんだろうなあ。 博多までこんなにのんびりした旅ができたのか、とかなりうらやましい。 朝起きられないからって乗りたい電車が午後に泊まる駅に前泊というワザには本当に驚いた。さすが「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って」行くだけのことはある! この前の特別阿房列車のヒマラヤ山系君を又頼もうと思う。その相談を持ち掛けた。 「だって僕はその時ですね、先生がもう先そう云ったじゃありませんか」 「何て」 「今度の時、又行くかって」 「それで」 「だから、もう云ってあるんですから」 ヒマラヤ山系の要領は、この程度である。 百ケン先生の相手は、何て云われたとしても山系さんしか務まらないのかもしれない。 本を読んでいて屁理屈ぶりが映画「まあだだよ」の先生とイメージが重なり、この映画が大好きなのでほっこりしていた。けど、調べたら「まあだだよ」はまさに百けん先生のことだった!
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百?「阿房列車」は、各文庫にもそれぞれの編であるけれど、私はこのカヴァー写真(撮影 林忠彦)によってこれを入手。新潮文庫には珍しく「つや消し」の紙、というのもいいな。汽車に乗って〜「なんにも用事がない」からこそ一等車でなければいかん、という、こういう感覚、ときどき繙きたい。できれ...
百?「阿房列車」は、各文庫にもそれぞれの編であるけれど、私はこのカヴァー写真(撮影 林忠彦)によってこれを入手。新潮文庫には珍しく「つや消し」の紙、というのもいいな。汽車に乗って〜「なんにも用事がない」からこそ一等車でなければいかん、という、こういう感覚、ときどき繙きたい。できれば実行したい。 特別阿房列車 区間阿房列車 鹿児島阿房列車 前章 同 後章 東北本線阿房列車 奥羽本線阿房列車 前章 同 後章
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名文です、近くにこんな人がいたら面白いけど大変かもしれませんが。ヒマラヤ山系君を尊敬します、ある意味で。 六ずかしいとかいろいろ最近では見ない言葉遣いが多いので気を抜くと何を言っているのかわからなくなりそうなこともありつつ。でも面白いです。
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「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」 こんな書き出しからスタートする、全国各地への旅日記です。 弟子とのたわいのない会話、車窓からの景色、食べたもの、車内や旅先で出会ういろいろな人などなど・・・が面白おかしくつづられています。 特に、弟子の「ヒマラ...
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思う」 こんな書き出しからスタートする、全国各地への旅日記です。 弟子とのたわいのない会話、車窓からの景色、食べたもの、車内や旅先で出会ういろいろな人などなど・・・が面白おかしくつづられています。 特に、弟子の「ヒマラヤ山系」とのやり取りが絶妙です。 頑固で偏屈で弟子をいじめる(もちろん愛あってのいじめですが)作者と、作者のいじめをのらりくらりとかわしつつ最高の酒飲み相手として同行する弟子。 2人の掛け合いが旅をいっそう味わい深くしています。 景色や食べ物の表現も豊かで、自分も見たい!食べたい!と思わされます。
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http://blog.livedoor.jp/masahino123/archives/65138828.html
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元祖鉄オタ、百けん先生のエッセイでは一番好きなシリーズ。 目的もないのに列車に乗る。だから阿房列車。 電車に乗るときはお守りのようにシリーズのどれかをお供にしてます。
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何の用事も無いのに出かけてはいけない、なんてことは無いのだから大阪まで行く。用事もなしに出かけるんだから一等車に乗る。お金は無い。これから工面する。 すごい話しだなあ〜と出だしから圧倒されます。でも確かにのったことの無い電車の線って気になりますよね。出来れば行きと帰りとで違うル...
何の用事も無いのに出かけてはいけない、なんてことは無いのだから大阪まで行く。用事もなしに出かけるんだから一等車に乗る。お金は無い。これから工面する。 すごい話しだなあ〜と出だしから圧倒されます。でも確かにのったことの無い電車の線って気になりますよね。出来れば行きと帰りとで違うルートをたどって行き来したい。それはよく分かります。 ところどころで知っているところがあったり、全然分からないところだらけだったり。先生と山系さんの絶妙の掛け合いが又面白い。是非、第二阿房列車も買おう。うん。
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「百?」という字は、私のFEPではきちんと出てくるのだけど、何故、本の紹介欄では、「百けん」という字になっているのだろうか?百?先生の頃とは、かなりユーモアの感覚が違ってきているのだろう、あるいは、それは時代というよりは百?先生のユーモア感覚が単純に私のそれとは違っているだけの話...
「百?」という字は、私のFEPではきちんと出てくるのだけど、何故、本の紹介欄では、「百けん」という字になっているのだろうか?百?先生の頃とは、かなりユーモアの感覚が違ってきているのだろう、あるいは、それは時代というよりは百?先生のユーモア感覚が単純に私のそれとは違っているだけの話なのかもしれない。味わいある本だけど、私は楽しめなかった。
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