後巷説百物語 の商品レビュー
直木賞受賞作。 時間・体力・気力が揃っていないと、 なかなか手を出せない京極作品ですが、 ようやくここに手を出しました。 そして、激しく後悔・・・ やっぱり『続巷説』読んでからにすればよかったーー。 『巷説』は読んでますから、設定は分かります。 でも、なぜ? 百介、どうしたの?...
直木賞受賞作。 時間・体力・気力が揃っていないと、 なかなか手を出せない京極作品ですが、 ようやくここに手を出しました。 そして、激しく後悔・・・ やっぱり『続巷説』読んでからにすればよかったーー。 『巷説』は読んでますから、設定は分かります。 でも、なぜ? 百介、どうしたの?状態。 もやもやしたまま、読み進めてしまいました。 内容はやっぱりしっかりしています。 読ませてくれます。 気が付けば、次が知りたくて仕方がない病にかかっています。 そして、本当に切なくもきれいに幕が引かれます。 京極先生、やられました。完敗です。
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百介がおじいさんになってる…!!!びっくり!! 若い人たちに百介が語る自分の体験談を語りそれが今の事件解決に つながっていく 滅茶苦茶面白いです! 赤えいは正直怖いというかそんな異常な国のあり方に悪寒、寒気がしました。文化の違いは時として恐怖です 由良さん絡みの話が、すごく好き 公房さんは夢を見れて良かったと思う 小夜ちゃんを見れたときはすごく嬉しかったんだろうなあと そしてこれは希望ですがりんちゃんは又市さんとおぎんさんの娘 だといいなあ~ そしてその娘に何かあったらここに行けという場所を百介さんの 場所にしたのが泣くほど嬉しい 変な意味でなく百介と又市さんはお互いのことが大切で大好きな存在 だったんだなあというのがハシバシから伝わってきて幸せな気持ちに なりました 最後の終わり方はさびしいけどきっと会えたんだと信じてる!
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読み終えると満足感があり、ちょっと悲しくもあり、嬉しくもある。また又市に会いたくなる。前作よりも読みやすかったが、時代の移り変わりで少しごちゃっとしてるので、どっぷりとは浸かれなかった。
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巷説百物語の続編の続編。 このシリーズを読んだのは今回が初めて。 でも面白かった!昔の妖怪・幽霊の話が、こういう風に現実にも当てはめる事ができるのだという事。 この辺は京極堂シリーズに似てるかなと思いました。 百介の最後は、満足のいくものだったんだろうなぁと思いました。
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いやはや分厚い本でござった。 ご丁寧にその時代の雰囲気を出すために、古い言葉遣いで書いている。 その時代とは、江戸から明治に変わってしばらくの頃である。 でも、読みやすいから不思議なものである。 作者の作文能力の高さを感じる。 これで第130回直木賞(2003年下期)らしい。 まあ、怪奇ものオタクとともに、江戸時代オタクであろうが、ここまでオタクを突き通せば、芸術に至ったという典型だろう。 ただし、その文章力に惑わされて、作品の質を見失いがちだ。 4人ほど出て来る狂言回し?は、はっきり言って無駄だし、その個性が上手く書き分けられていない。 各種のトリックがオチとして使われているのだが、現実味に乏しい。 ストーリーもよくよく読めば、平板だ。 まあ、この人独特の文章と、それからかもし出される雰囲気に幻惑されるのが魅力なのであろう。
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次巻が出るまで間があいていると、前の話を忘れてしまっていて読み流してましたが、今回京極堂シリーズと巷説シリーズを続けて読んだら色々とリンクしていることに初めて気づきました…。 今回又市は話の中にしか出てきてませんが、百介が如何に又市達との日々を大切にしていたかを感じました。時代の...
次巻が出るまで間があいていると、前の話を忘れてしまっていて読み流してましたが、今回京極堂シリーズと巷説シリーズを続けて読んだら色々とリンクしていることに初めて気づきました…。 今回又市は話の中にしか出てきてませんが、百介が如何に又市達との日々を大切にしていたかを感じました。時代の流れ、それに伴う人の心の移り変わり様を感じさせられる一冊。
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巷説百物語、前巷百物語と続いてきた物語が終わってしまうのが何となく嫌で今まで読まずにいたのですが、とうとう読み終えました。はじめから終わりまで、同じように組み立てられているのかなと思いましたが、そんなことはなく。終わってしまって寂しいですが、読んでよかったです。他の作品の登場人物...
巷説百物語、前巷百物語と続いてきた物語が終わってしまうのが何となく嫌で今まで読まずにいたのですが、とうとう読み終えました。はじめから終わりまで、同じように組み立てられているのかなと思いましたが、そんなことはなく。終わってしまって寂しいですが、読んでよかったです。他の作品の登場人物が出てきて、少しにんまりしました。
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これもあっという間に読み終わってしまった このシリーズ本当に私にとっては最高の作品で・・・ 読み終えたとき、これでもう又市達の物語はおしまいなのかと思って 涙が出るほどだった
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百鬼夜行シリーズ新刊につられての再読。 五位鷺の話がシリーズ越えてつながってるので、そのあたりを再確認するため(←全くもってマニアの読み方だよな…) もしかしたらそのうちに、百鬼夜行の本編の方にも又市さんたちの話が出てきたりするんだろうか? とか考えると。('-...
百鬼夜行シリーズ新刊につられての再読。 五位鷺の話がシリーズ越えてつながってるので、そのあたりを再確認するため(←全くもってマニアの読み方だよな…) もしかしたらそのうちに、百鬼夜行の本編の方にも又市さんたちの話が出てきたりするんだろうか? とか考えると。('-'。)(。'-')。ワクワクするね!(←全くもってマニア的発想だよな…)
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シリーズ中一番怪奇を楽しめた。 中でも風の神は、怪奇に至るまでの下準備もいつの間にかばっちりになってたし、実際に舞台が動き出してから収束するまでの流れは、極上のドミノ倒しを観ているようだった。
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