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英仏百年戦争 の商品レビュー

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73件のお客様レビュー

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2009/10/04

英と仏。 なんとなくイメージでしかとらえていなかった両国の関係がわかりやすく説明されている。 結局英仏百年戦争とはフランス人同士の領地争いだったとは。。

Posted byブクログ

2009/10/04

中世封建制で「イギリス対フランス」の戦争が成立したのが疑問だった西洋史入門者の私ですが、この本で頭のうえの霧が晴れました。「百年戦争」という呼称こそ、後年のナショナリズムが生み出したロジックなのです。世界史の教科書に(さらには日本史にも)まんまと騙されてた感じ。

Posted byブクログ

2009/10/04

14世紀に戦われた「英仏百年戦争」。いったい、本当に「百年」戦争だったのか、なぜ歴史的大事として語り継がれるのか。前史から丁寧に紐解くことで、この戦争がもつ意味を「国家」というテーマで解説していく。 ---------------------------------------...

14世紀に戦われた「英仏百年戦争」。いったい、本当に「百年」戦争だったのか、なぜ歴史的大事として語り継がれるのか。前史から丁寧に紐解くことで、この戦争がもつ意味を「国家」というテーマで解説していく。 -------------------------------------------------------------------------------- 佐藤賢一、3冊目。前2冊は歴史小説ですが、こちらは歴史考察的な読み物です。英仏百年戦争とは何だったのか、という切り口から、国家の成り立ち、国民の意識の形成といった問題に立ち入っていきます。 非常におもしろい!冒頭から「イギリス人にとっては、百年戦争の勝者はイギリス!(常識としてはフランスです、念のため)これぞシェークスピア症候群」という書き出しで引き込まれます。百年以上の歴史をまとめて語るので、深みや詳細には欠けるかもしれませんが、概観書として素晴らしい。イギリスとフランスの関係を語る上で、日本人にはピンと来ていない非常に重要なポイントを提起していると思います。

Posted byブクログ