英仏百年戦争 の商品レビュー
新書だしどうしてもとっつきにくい感じはありますが、読んでみると案外ライト。大体は時系列です。資料として読みました。 巻末にイングランド王家とフランス王家の家系図あり。 百年戦争の入門書として使う分には良いんじゃないでしょうか。 出来事というよりその場の人物に焦点を当てて解説してい...
新書だしどうしてもとっつきにくい感じはありますが、読んでみると案外ライト。大体は時系列です。資料として読みました。 巻末にイングランド王家とフランス王家の家系図あり。 百年戦争の入門書として使う分には良いんじゃないでしょうか。 出来事というよりその場の人物に焦点を当てて解説しているパートが充実していますので、シェイクスピアの歴史系が頭に入っている方はそれを頭から追い出して読まないと混乱すること請け合いです(笑)。
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史実を理解させようとする整理が足りない感じ。それだけでも読みにくく、さらに羅列される史実の中に唐突に筆者の主張が挿入される形式が、さらに読みにくい。 「イギリスはなかったのだ」という視点は(ありきたりながら)面白いけれど、その視点の反証となる歴史をあまりに切り捨てすぎているよう...
史実を理解させようとする整理が足りない感じ。それだけでも読みにくく、さらに羅列される史実の中に唐突に筆者の主張が挿入される形式が、さらに読みにくい。 「イギリスはなかったのだ」という視点は(ありきたりながら)面白いけれど、その視点の反証となる歴史をあまりに切り捨てすぎているように思う。 単純に英仏百年戦争に興味のある人(自分を含む)は、もう少し史実分析に重みをおいた本を読むべきだなあ。
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近現代での見方では英仏の戦争は国の威信を賭けたものだろうと思わされますが百年戦争当時の英仏王は実は両方ともフランス人で血縁により領土を取りあっただけ、しかし戦争を通じてナショナリズムが成長して英仏は独自の歴史を切り開いていくという流れを実に上手く書かれています。この時代の登場人物...
近現代での見方では英仏の戦争は国の威信を賭けたものだろうと思わされますが百年戦争当時の英仏王は実は両方ともフランス人で血縁により領土を取りあっただけ、しかし戦争を通じてナショナリズムが成長して英仏は独自の歴史を切り開いていくという流れを実に上手く書かれています。この時代の登場人物は興味深い人ばかりなので百年戦争に今まで興味が無かったような方でもきっと楽しめる本だと思います。
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「英仏が百年戦争した」のではなく 「百年にわたる戦争が起こったことで英仏という国ができた」 大体そんな結論だった気がする。 文章の書き方が面白かったので、普通の論文とはまた違う気持ちでするする読むことができました。ただの読み物としても面白いです。 英仏の王室、おんなじ名前の王様...
「英仏が百年戦争した」のではなく 「百年にわたる戦争が起こったことで英仏という国ができた」 大体そんな結論だった気がする。 文章の書き方が面白かったので、普通の論文とはまた違う気持ちでするする読むことができました。ただの読み物としても面白いです。 英仏の王室、おんなじ名前の王様とかおんなじ名前の人物が山ほど出てくるので、誰がどんな事件に関与していて、どうしたから何があった、みたいな流れをつかむのが、大変でした… 索引と年表、家系図が巻末に付いているので見合わせながら読むと分かり易かったのかもしれません。面倒だったのでやりませんでしたが…
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必要に迫られて読んだ本ですが、結構興味深かったです。100年戦争の経緯だけではなく、この戦争が英仏にもたらした影響について学べたのが楽しかった。
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[ 内容 ] それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。 イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。 また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。 それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と...
[ 内容 ] それは、英仏間の戦争でも、百年の戦争でもなかった。 イングランド王、フランス王と、頭に載せる王冠の色や形は違えども、戦う二大勢力ともに「フランス人」だった。 また、この時期の戦争は、むしろそれ以前の抗争の延長線上に位置づけられる。 それがなぜ、後世「英仏百年戦争」と命名され、黒太子エドワードやジャンヌ・ダルクといった国民的英雄が創出されるにいたったのか。 直木賞作家にして西洋歴史小説の第一人者の筆は、一三三七年から一四五三年にかけての錯綜する出来事をやさしく解きほぐし、より深いヨーロッパ理解へと読者をいざなってくれる。 [ 目次 ] シェークスピア症候群 前史(それはノルマン朝の成立か それはプランタジネット朝の成立か 第一次百年戦争) 本史(エドワード三世 プランタジネットの逆襲 王家存亡の危機 ほか) 後史(フランス王の天下統一 薔薇戦争) かくて英仏百年戦争になる [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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すっかり世界史を忘れていたので、作家さんなら読みやすくわかりやすいかなと思い読みました。 確かに、いい意味でわかりやすく読みやすくて面白かったです。
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フランスの100年戦争は有名ですよね。イギリスとフランスの戦いでジャンヌダルクが活躍する話です。歴史が好きなら一度は読んでみていい本だと思います
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直木賞作家ですね、さすがとしかいいようが。 文章はめちゃくちゃうまくて、するする読めます。 ただ、勢いで読みすぎちゃうので、読み返したくなる。 金さえあれば、買います。
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文章もわかりやすくて、硬すぎず、ゆるすぎず。戦況はわくわくしながら読めました。小説にも手をだそうかな。
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