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ザ・プロフィット の商品レビュー

3.8

118件のお客様レビュー

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    26

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2016/11/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

各章の内容と図でそれぞれのモデルの概要は理解できるが、2人の会話の内容で進む質問と解答についていくのは難しい。内容を自分で具体的な事例に落とし込むには読み込みが必要。 参考資料も多く、理解する道のりは長い 1。顧客ソリューションモデル 顧客を知ることが利益のはじまり 2。製品ピラミッド利益モデル ファイアウォールで利益を守れ 廉価市場で他者を排除し、付属品や高価なもので利益を得る 3。マルチコンポーネント利益モデル 同じ製品で異なるビジネスを 4。スイッチボード利益モデル 臨界点を目指せ 5。時間利益モデル 粘り強さが生み出すスピード 「イノベーションの成否を分けるのは、単調な骨折り仕事をマスターできるかどうかだ。創造のプロセスは通常は輝くようなアイデアから始まる。。。アイデアを実行段階に引き下ろすという現実的な仕事がくる。これがイノベーションの中で最も単調な部分であり、人々に対するプレッシャーや鼓舞のほとんどはここで必要になる。。。アイデアを反復生産可能な製品に転化しようとする過程で人々は穴蔵に潜り込んだような仕事を長期間続けることになる。。。最高経営責任者としては、製造コスト、販売、品質と同様に新製品や新プロセスの開発にも大きな関心を持っていることを組織全体に対して表明して見せるときでもある」 6。ブロックバスター利益モデル 大ヒットを創造するマネジメント 7。利益増殖モデル 1つの資産からさまざまな製品を 8。起業家利益モデル 利益追及に邁進する情熱 9。スペシャリスト利益モデル すべてを知りつくすことの強み スペシャリストの方がゼネラレイストよりもはるかにソリューションに到達する 10。インストール・ベース利益モデル 売り手が主導権を握る 11。デファクトスタンダード利益モデル 未来を計画できる立場をつかめ 「計画性が確保できるビジネスにおいて予期せぬ出来事はコストがかかる。デファクトスタンダードを押さえることで現状の一歩先を計画し、次の流れを作ることができる。」 放っておいても顧客がマーケティングをしてくれるのでマーケティングコストが削減できる 12。ブランド利益モデル 人間の心に潜む非合理性 13。専門品利益モデル ニッチな市場を深く掘れ 「どんなビジネスでも1世代か2世代にわたって存続させたいと思うなら、周期的にある種の変化が必要になる」 14。ローカルリーダーシップ利益モデル 点から面への拡大 ウォルマートはエリアで店舗拡大していった 15。取引規模利益モデル 信頼関係がもたらす巨大なリターン 16。価値連鎖ポジション利益モデル コントロール・ポイントを制する 17。景気循環利益モデル わずかな価格差をめぐるゲーム 18。販売後利益モデル フォローアップの潜在力 19。新製品利益モデル 真っ先に波を乗り換えよ 20。相対的市場シェア利益モデル ビジネスにおける重力の法則 21。経験曲線利益モデル 学習の累積がもたらす知恵 22。低コスト・ビジネスデザイン利益モデル 早く動くより、早く着手せよ 23。デジタル利益モデル 10倍の生産性を生む源 ▼似通っている利益モデル ・インストールベース、デファクトスタンダード、販売後利益 ・時間利益、新製品利益、専門品利益 ・相対的市場シェア利益、ローカルリーダーシップ利益 ・ブロックバスター利益、取引規模利益 ・マルチコンポーネント利益、利益増殖 ・経験曲線利益、スペシャリスト利益 ▼章の順番の意図 ・似通っているモデルが続かない順番になっている。並べてしまうと類似性にばかり目がいって違いに着目できなくなる。 ・大きな市場シェアを持つ大企業が勝つモデルから、大企業でも成功できるモデルの順番になっている ・特定の事柄について調べるときは、2つ以上のものを調べる(課題図書) これも知ってる、あれもやったとリストをチェックするような勉強方法ではなく、どの考え方が最適か、自分のビジネスの向上にふさわしいのはどのアイディアかという方向で考えるようにするべき

Posted byブクログ

2016/09/18

利益を生むビジネスモデルを23のパターンで紹介。一つ一つのモデルの解説は参考にはなるのだけれど、こういう内容であれば、対話形式よりも、もっと薄い本にして、簡潔に解説した本のほうがわかりやすいかも。

Posted byブクログ

2016/01/18

1.顧客ソリューション利益モデル →顧客を知ることが利益の始まり 2.製品ピラミッド利益モデル →顧客ピラミッドに対して製品も高から低のピラミッドを構築することで、同じ技術で高利益も実現する 3.時間利益モデル →投資から利益までの時間軸を粘り強く徹底的に短くする努力。製品発...

1.顧客ソリューション利益モデル →顧客を知ることが利益の始まり 2.製品ピラミッド利益モデル →顧客ピラミッドに対して製品も高から低のピラミッドを構築することで、同じ技術で高利益も実現する 3.時間利益モデル →投資から利益までの時間軸を粘り強く徹底的に短くする努力。製品発売前に顧客に告知、発売前の細やかなセールスへのレビュー、顧客の質問への対応準備をとことん徹底する 4.利益増殖モデル →同一のオリジナル資産から派生した異なる製品が収益をあげるモデル。研究開発費や生産開発費が下がるため、増殖するたび利益が出る構造 5.インストールベース利益モデル →売り手が主導権を握れる。最初に買うハードウェアに対する価格感応生が高いが消耗品への価格感応生が低く、主導権が売り手にうつる 6.デファクトスタンダード利益モデル →未来を計画できる立場をつかむこと。ビジネスにおいては予期せぬ出来事にはコストがかかる。予期せぬ出来事が起こるとそれに反応し対策を講じ緊急の行動を取らなくてはならない。デファクトスタンダードを押さえた会社は一歩先を計画し次の流れを作ることができ、業界をリードできる

Posted byブクログ

2015/10/04

今読むと少し古い感じがするのと、 もう少しパターン別にまとめられるのでは…? という感覚から星は5つにはしなかったが、 企業としての戦略、ビジネスモデルを考える意味で必要な視点に溢れていると思う。 時間をおいて読み直し、23のモデルを自分なりにまとめてみたい。

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2015/09/08

現実のビジネスが実際どのように収益を出しているかを小説形式にわかりやすく書かれている。ビジネスモデルを考える際に、最適な本であり、必読書だと思う。本書の章毎はとても短く読みやすく、一つ一つの収益モデルを網羅的に扱っている。今まさに目の前にあるビジネスはどのようなモデルかを確認する...

現実のビジネスが実際どのように収益を出しているかを小説形式にわかりやすく書かれている。ビジネスモデルを考える際に、最適な本であり、必読書だと思う。本書の章毎はとても短く読みやすく、一つ一つの収益モデルを網羅的に扱っている。今まさに目の前にあるビジネスはどのようなモデルかを確認することができるだろう。 本書の中の課題図書も読むことでさらに理解を深めることができると思われる。

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2015/06/23

2002年に刊行されたコンサルタントのエイドリアン・スライウォツキー氏の著書です。 「利益」について知りたい若いビジネスパーソンのスティーブが、ビジネスを知り尽くしたチャオの講義を受けるという小説仕立てで、 合計23のビジネスモデルの利益パターンについて解説されています。 こ...

2002年に刊行されたコンサルタントのエイドリアン・スライウォツキー氏の著書です。 「利益」について知りたい若いビジネスパーソンのスティーブが、ビジネスを知り尽くしたチャオの講義を受けるという小説仕立てで、 合計23のビジネスモデルの利益パターンについて解説されています。 この本が書かれた当時、ビジネスモデルを体系的にまとめた本は少なかったはずで、先鋭的な試みだったはずです。 各ビジネスモデルの呼び方がいまひとつピンとこない、説明が簡潔すぎてよく理解できないなど、荒削りな印象を受けました。 そのかわり自分の頭で考えるので、逆に理解が深まるメリットもありました。 現在は、ビジネスモデルの研究、分類も大幅に進歩しており、この本より良くまとまった本も数多く出版されています。 あえて今、この本を読む必要はないと思います。 変化の速い次代の中で、少し時代遅れになりつつあります。 ただ、時代のスピード感を感じる材料にはなりますね。

Posted byブクログ

2015/06/09

これは自分用に欲しい。買おう。 ストーリーとして面白いし、実践してみたいアイデアやメソッドがいっぱいで刺激的。フォアードローディングメソッド(?)は自分のものにしよう。最初の48時間に詰め込みまくるね。ふむふむ。 もう一回は必ず読みたいね。

Posted byブクログ

2015/04/18

一企業の経営企画部門で働く主人公が、ビジネスで利益が生まれる仕組みを知り尽くした年配の人物から講義を受け、23の利益モデルについて理解を深めていくというストーリー。 本書に示されている利益モデルだが、「戦略」に言及しているもの、「戦術」に言及しているもの、さらには「企業運営」に...

一企業の経営企画部門で働く主人公が、ビジネスで利益が生まれる仕組みを知り尽くした年配の人物から講義を受け、23の利益モデルについて理解を深めていくというストーリー。 本書に示されている利益モデルだが、「戦略」に言及しているもの、「戦術」に言及しているもの、さらには「企業運営」について言及しているものなどさまざま(悪く言えばバラバラ)であり、そういった意味ではやや腹落ちが悪いようにも感じた。 書かれていることは、示されてみれば当たり前というものが多い。一方、後半に書かれているモデルの中には、読んでも意味がよく分からないものが少なくない。 しかしながら、これを活字で読み通し、さらには頭の中で整理できているといないとではやはり違うと思う。 そこで本書の章を1つ読んでは、補足手段として要約・解説サイト(個人的にお薦めなのはこちらのサイト→http://www.everydaybizidea.com/2013/06/blog-post_13.html)などを併用して理解を深めるようにしてみてはいかがだろうか。 イノベーションとは、その多くが既存の知識を組み合わせたものであり、考えてみれば当たり前と思われることを競合に先がけてビジネス化することである。なので、本書においても「そんなこと知ってるよ」で済ませないようにしたいものだ。 本書が扱う「利益モデル」は「ビジネスモデル」とは微妙にニュアンスが異なり、それが前述した“腹落ちの悪さ”につながっているのかもしれない。 もっと明解に「ビジネスモデル」の基礎を知りたいという人は『カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門』という本をお薦めする。 本書の内容に加えて「フリーミアム」や「ロングテール」など、ネットに関するビジネスモデルも含めてイラストや図表を交えて分かりやすく解説されているので。

Posted byブクログ

2015/03/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの通り、様々な利益モデルについて、ストーリーを通して教示、示唆してくれる一冊。 参考になる。マーケティングや経営戦略ではなく、”利益”という観点に特化して語られているところがおもしろい。 <メモ> ・顧客ソリューション利益モデル 時間とエネルギーを注いで顧客について知っておくべきことを全て知っておくこと。その知識を顧客特有のソリューション開発にいかすこと。長期の利益を実現することに目を向ける。 ・製品ピラミッド利益モデル 製品を価格帯別に提供する。ただし、単なる寄せ集めではなく、戦略的に構成する。低価格は他社への参入障壁、高価格は上澄み利益収集といったように。 ・コンポーネント利益モデル 様々な場所で販売する。利益構成が変わる。 ・フロントエンドローディング。最初に詰め込むことで、不十分でも骨格をつくることができる。その後ビジネス経験とともに実際のアイデアと実績が骨格を元にひもづけられ、骨格を進化させていくことができるというもの。 ・情報と利益の関係。利益は正確な情報が不足しているおかげでもたらされる。そのため、提供するものに利益をえる機会がしょうじるということ。

Posted byブクログ

2015/03/03

利益モデルを体系化した本。 最後の方は流し読みであったため、理解しきれていない点もあったが、課題として挙げられていた書籍も含めて読み各利益モデルも現在の企業の利益モデルと照らし合わせながら余裕があるときに再度読みたいと思う。

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