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終戦のローレライ(上) の商品レビュー

4.4

79件のお客様レビュー

  1. 5つ

    42

  2. 4つ

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2010/08/28

 新感覚の第二次世界大戦もの。その前に読んだ「イージス」の印象が強いまま読んでいて、ちょっと違和感を感じるのが全体としての軽さ。さまざまな意味で扱っている素材は重いのだけど、そして作者のその重さを承知して書き込んでいると思うんだけど、書き込んである事実はとっても重いんだけど、それ...

 新感覚の第二次世界大戦もの。その前に読んだ「イージス」の印象が強いまま読んでいて、ちょっと違和感を感じるのが全体としての軽さ。さまざまな意味で扱っている素材は重いのだけど、そして作者のその重さを承知して書き込んでいると思うんだけど、書き込んである事実はとっても重いんだけど、それを背負っているはずの人の歩みが軽々しく感じられるのはなぜだろう。  潜水艦の戦いの感じは、「沈黙の艦隊」にそっくりで、書き方も戦術も、どうも二番煎じに感じられてならない。タイトルにもなっている「兵器」のアイデアも、なんとなくガンダムのニュータイプを小説的に発展させて歴史に押し込んだような感じがしてならない。ストーリー展開は、さすがと思うのだけど、どうも満足できないのはどうしてだろう。  下巻に期待。 2005/6/1

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2010/08/15

終戦記念日に無事読み終わりました。 感想はまた後日にでも書けれたらいい。(←希望か) ひとまず唱歌「椰子の実」を聞いてまいります!!

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2010/06/21

2010.05.海中に置き去りにされたドイツの特殊装置ローレライを回収しに行く潜水艦の伊507.もともとドイツのものであった伊507(UF4)を狙う「しつこいアメリカ人」こと潜水艦のトリガー.何とかローレライを回収したが、そのローレライとは、少女の特殊な能力による三次元レーダーだ...

2010.05.海中に置き去りにされたドイツの特殊装置ローレライを回収しに行く潜水艦の伊507.もともとドイツのものであった伊507(UF4)を狙う「しつこいアメリカ人」こと潜水艦のトリガー.何とかローレライを回収したが、そのローレライとは、少女の特殊な能力による三次元レーダーだった.回収に成功したものの米潜水艦2杯に狙われ絶体絶命であったが、艦長の絹見の奇抜な作戦により2杯を撃沈させる.始まり方が訳わからなかったが徐々に面白くなってきた.しかし、長い!

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2010/05/27

この本に出会えてよかったと、感謝したくなる一冊。 戦争を美化することなく、男たちの戦いを見事に描ききった、情熱がすごい。  素朴な歌が潜水艦の中に響いたとき、涙が止まらなくなる。 一生忘れない本になる。

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2010/05/10

この本は高校時代に読んだ。 あまりにも面白すぎて、授業中も読んだ。 そうしたら先生に見つかって、怒られるー!と思っていたら 「この本、面白いよな!」 先生は満面の笑みで言ってくれて、授業を中断して語ってくれた。もちろん自分も語った。 もちろん本篇もおもしろい。 少しファンタジーも...

この本は高校時代に読んだ。 あまりにも面白すぎて、授業中も読んだ。 そうしたら先生に見つかって、怒られるー!と思っていたら 「この本、面白いよな!」 先生は満面の笑みで言ってくれて、授業を中断して語ってくれた。もちろん自分も語った。 もちろん本篇もおもしろい。 少しファンタジーも入っているが、戦争の悲惨さ、痛みを卓越なる文章で示してくれている。

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2010/04/17

初めてまともに読んだ太平洋戦争関連の本?二段組みハードカバーを鞄に入れて登下校したのが懐かしい。ということであえてこちらで登録。表紙が美しすぎる… 登場人物の生い立ちははっきり言ってベタ。というか戦争ものの全てが凝縮されているかんじ。残りはSF?エヴァ? 映画を観てから読んだ...

初めてまともに読んだ太平洋戦争関連の本?二段組みハードカバーを鞄に入れて登下校したのが懐かしい。ということであえてこちらで登録。表紙が美しすぎる… 登場人物の生い立ちははっきり言ってベタ。というか戦争ものの全てが凝縮されているかんじ。残りはSF?エヴァ? 映画を観てから読んだからこそ原作が好きになる。正直映画のいいところはパウラと音楽だけ。パウラ兄がいないローレライなんて…

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2010/04/05

下巻まではちょっと退屈かも。 でも嵐の前の静けさと思って挫折しないで読み続けてもらいたい。 後半の話の盛り上がりを保証しますから。

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2010/03/23

壮大なスケールのヨタ話あるいはホラ話。 いえホメ言葉ですよ? 一応太平洋戦争を舞台にしてはいますがさすがに真に受けるひとはいませんよね……。 海洋冒険小説として一級品の作品。単行本の物理的重量感ともども楽しめると思います。 なので手を着ける場合は是非ハードカバーがオススメです。

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2010/02/20

ページ数など気にならないくらい先が気になってガンガン読み進められる。福井さんを知るきっかけとなった本。装丁も綺麗。

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2010/02/13

5年前に友人から借りて読んで、3年前に購入したまま詰みっぱなし。 ようやく崩そうかと重い腰持ち上げた感じ。 文体や語彙なんかはすごく好みなのに「〜なのではないか?」な一文が物凄く引っ掛かる。 地の文にクエスチョンが出て来る度に「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!」な言葉に出来ない居心地の...

5年前に友人から借りて読んで、3年前に購入したまま詰みっぱなし。 ようやく崩そうかと重い腰持ち上げた感じ。 文体や語彙なんかはすごく好みなのに「〜なのではないか?」な一文が物凄く引っ掛かる。 地の文にクエスチョンが出て来る度に「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ー!」な言葉に出来ない居心地の悪さがある。 語彙や描写や流れも大変好みなんだ、本当。クエスチョンさえなければ。 三年前に読んだ上での再読だったんで、ある程度話の流れは頭に叩き込んである。 三年前に号泣したシーンで涙腺緩み、逆に三年前には泣かなかったシーンで号泣。 感性が変化したとか深くなったとか、あるいは年取って感情移入する部分が変わったとか。 三年前は絹見の苦悩とかが凄く受け取れたのに、今は以前よりも上っ面部分しか受け取れなくなった。 三年前あまり印象になかった田口が今はすごく好きになったり。 トリガーの船長に対する不満がもっとあからさまなような気がしたけど、意外とあっさりしていたり。 パウラと征人の関係が記憶にあったものより淡くて温かかったり。 フリッツがもっと人間味溢れているかと思ったら、自分を律しすぎてて驚いたり。 三年で人の捉え方って大分変わるもんだな。印象が全然違う。 明日から三年前には諦めた下巻崩します。 下巻は予備知識無しで挑む。 結末も流れも全く知らない、ページめくらなきゃ分からない。 読むの怖いのに読みたいなんて久々だ。

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