屍鬼(5) の商品レビュー
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髪のあるなしにこだわりすぎた。 途中からいちばんありそうな組み合わせが浮かんできて、でも特徴言わないしなー?って思いながら読み進んだ。消防士のひと坊主なら坊主と言ってよ!言わないか!もう! 最終巻はおもしろいというかはやく畳んでくれ終わってくれという推進力が強かった……律っちゃん……やすよ…… 律っちゃんとやすよが主人公の話を読みたい。 目前を錯綜する登場人物の中にやけにキャラ立った人いますね。なんせ竹村タツ。なにものなの。能ある鷹は爪を隠すとはいうがお話の中で隠しっぱなしで終わった人初めて見た。しかも隠すが勝ちという雰囲気で。歴戦のスパイ? 元子のあの思い詰めっぷり、最初に杭を打つ村人になるのかなあと思ったらそっちか。燃やすのか。そうか。まあおつかれ。 田中佐知子のリアリティに笑うしかない。かおり……出てくならラブも一緒に……太郎はどうなった?最後に出てくる犬はやすよを襲った野犬であった。 屍鬼どうしは殺し合いをしないのに人どうしは殺し合うんですね。そして精信は人狼に変化したとたん山刀で大川のおやじをぶち殺すとかそれどうなん?沙子を嬲る大川のおやじはそりゃ不快だったけども。シンパシーの有無ってそんなおおごと?おおごとなんでしょうねきっと。 長い物語は大半が敏夫がアジテーターになる覚悟を決めるまでの前段階として必要だったのかもなあ。大川のおやじとかはわりと簡単に逆上して一線を超えるだろうけど敏夫には3巻までの長い献身と無力感がないとああはならんのだろうな。 沙子はメリーベルかと思ったらエドガーだった。 あ、人狼って髪伸びるんかな?死んでないなら伸びるか。坊主固定ってけっこう目立つよね。とせっかくなのでどこまでも髪にこだわってみる。
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殺るか殺られるか。五巻では屍鬼の存在が明るみに出たことで村人が結束し、起き上がりを狩り始める。鬼を狩るという行為は凄惨を極め、次第に村人は疑心暗鬼になり暴徒化していく。最後まで目が離せない最終巻。 村人と屍鬼、両方の視点を交えながら物語は展開されていく。それぞれに人間(屍鬼?)ドラマがあり、いろいろと考えさせられた。読後は何とも言えないすっきりしない気持ちになる。
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敏夫が桐敷千鶴の正体を村人の前で明かし、以降粛清開始。静信は屍鬼側に寝返る。まだ全員殺し切れていないところで前田元子が放火。 知り合いだから殺せないと言い出す奴や、暴走して生きている人間を殺す奴等、ホラーでありがちな迷惑な人があまりいなくて気持ちよく読める。皆いきなり有能すぎて都合の良い展開とも言えるが。 静信の唱える屍鬼の人権は、もっと若い頃に読んだら「確かに…」と思って悩んでしまったと思うが、今は、単なる思い上がりだとわかる。自分達の生存を脅かさない範囲ならともかく、なぜ自分達を犠牲にして敵を生かさなければならないのか、という。 途中までは敏夫が暴走して静信のほうに理があるように見せておいて、段々と、あれ、静信の言っていることは極端すぎないか?と思わせる展開がうまい。ただはっきり頭がおかしくなるわけでもなく、彼は彼でそれなりに納得した結末を迎えているのがおもしろい。
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妙さん…!つらすぎ 最初の方、もうこの小説は破滅を書いたものだから救いも何もないのでは…死こそ救済…とか思ってたけど律子さんや妙さんはすごかったし敏夫さんもまさか千鶴さんをだますとは そこで一転したけど大川さんや清水さんみたいに復讐の鬼みたいになっちゃってこわすぎるし逃げる沙子さんやなんとかかくまおうとする辰巳さんとの立場も一転しちゃってもう気持ちがメチャクチャになった 1巻の一番最初の白い車は辰巳さんだったのかな 棺桶積んでたから屍鬼も入ってたのかな 恵ちゃんあんなに性格悪いとは思わないからほんとヒエ~ッてなった かおりちゃんだけでも助かってよかった つらすぎるが
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人も人外の者も入り混じって人間臭さに塗れた圧巻のラスト。面白かった。1巻の冒頭が結末から入ったんだよなーと思い出しながらも、最後はちゃんとそこから更に踏み込んだ納得のエンディングで後味もよい。確かにスティーブンキングっぽい。でも、それでいて全く違うものに仕上がっているのは感嘆しか...
人も人外の者も入り混じって人間臭さに塗れた圧巻のラスト。面白かった。1巻の冒頭が結末から入ったんだよなーと思い出しながらも、最後はちゃんとそこから更に踏み込んだ納得のエンディングで後味もよい。確かにスティーブンキングっぽい。でも、それでいて全く違うものに仕上がっているのは感嘆しかない。
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はぁ〜長かった。 でも、楽しかった。 レコメンドされての読書。自ら進んで選ばない本。 こういうのも出会いだよね。
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ついに屍鬼vs村人の闘いに決着! 鬼狩りを決めた村人たちが鬼のようだった。 律子と徹の屍鬼になっても良心を捨てきれなかったシーンがよかった。 それぞれのキャラクターを通していろんな価値観、考え方が表現されていて、とても考えさせられる話でした。 とりあえず面白かった! 室井拝って静信のペンネームかな? 2021年3月21日
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殺戮シーンが凄い。屍鬼の中に知り合いや家族がいて、それも生前と同じ姿でいるのに、次々と屠っていく。やらなきゃ殺されるとは言え、うん凄惨。 これが欧米のものなら、神の名の下に二元論の考えで正義を執行するだけだが、日本にそんなものは無い。 よって、大変な葛藤と狂気スレスレで殺る訳で、それがまたエグい。 静信の小説もなかなか凄い事を言うが、すんなり腑に落ちた。
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うわーやっと読み終えた。5冊。 あっという間だった。が、なんとも釈然としないオチだった、、、 いやー小野不由美さんの作品はあと味がなんともひきづる内容が多い気がする、、、 これがホラーの醍醐味といえばそうなんだけど。なんとも言えない苦味がずっと残るんだよねぇ。めでたしめでた...
うわーやっと読み終えた。5冊。 あっという間だった。が、なんとも釈然としないオチだった、、、 いやー小野不由美さんの作品はあと味がなんともひきづる内容が多い気がする、、、 これがホラーの醍醐味といえばそうなんだけど。なんとも言えない苦味がずっと残るんだよねぇ。めでたしめでたしのようでどうなんだろうってね。結局、、、、 ラスト5巻で村人発狂。 屍鬼よりも村人が恐ろしかったし、、、ここ状態あり得ると思わされる迫力。 人間生きるためだったらなんでもしかねない、、、、 そんな怖さのある5冊でした。 ラストのあとがきが宮部みゆきで興奮した。笑笑 あとがきで宮部みゆきってすごいな。と。 そんなふうに思うのわたしだけでしょうか?笑
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神だ。 アニメはラストが血みどろで最低だった。屍鬼の凄さは原作の後半なのに。 藤崎竜の絵は大好きだ。藤崎竜はすきだが、アニメのラストには憤慨。バクチクの音楽は最高だったのに。音楽は文句なかったのに、アニメのラストが血みどろすぎて、せっかくよかったアニメまで台無しにしてしまった。藤...
神だ。 アニメはラストが血みどろで最低だった。屍鬼の凄さは原作の後半なのに。 藤崎竜の絵は大好きだ。藤崎竜はすきだが、アニメのラストには憤慨。バクチクの音楽は最高だったのに。音楽は文句なかったのに、アニメのラストが血みどろすぎて、せっかくよかったアニメまで台無しにしてしまった。藤崎竜版の屍鬼読んでなくて、書いとる。藤崎竜まで原作の良さ、壊してたらショックで漫画読めない…悲 小野不由美すごい。神。そして小野不由美さんが神という萩尾望都は、そしたらなに?神の上をいく神ってなんだ。GODしか思いつかない私。
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