翔ぶが如く 新装版(一) の商品レビュー
・2/2 2月に入ったからとか智の学校が始まったからというわけではないが、いよいよ全十巻の本作に挑むことにした.司馬遼太郎は久し振りだ.ほんだらけで高橋克彦の「時宗」全四冊セットを買ったせいもあるのかも.戦国時代以前を選ばなかったのは、特に最近明治時代の雰囲気に飢えているからかも...
・2/2 2月に入ったからとか智の学校が始まったからというわけではないが、いよいよ全十巻の本作に挑むことにした.司馬遼太郎は久し振りだ.ほんだらけで高橋克彦の「時宗」全四冊セットを買ったせいもあるのかも.戦国時代以前を選ばなかったのは、特に最近明治時代の雰囲気に飢えているからかもしれない. ・2/7 読了.
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全10巻中の第1巻。 ということで、話の導入部です。 明治になったばかりの日本。 江戸幕府とは違う、日本という国家をつくる幕末の壮士たち。 ちょっと、政治的な話とかが入ってくるので 幕末ものよりと比べると、動くことよりも考えること。壊すことより、興すこと。といった印象を受け...
全10巻中の第1巻。 ということで、話の導入部です。 明治になったばかりの日本。 江戸幕府とは違う、日本という国家をつくる幕末の壮士たち。 ちょっと、政治的な話とかが入ってくるので 幕末ものよりと比べると、動くことよりも考えること。壊すことより、興すこと。といった印象を受けました。 まだまだ、先が見えてこないので、感想はあまり書けないのでこの辺で。
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全10巻。いやー長い。そして読みにくさを感じた。説明多いしね。 でも読み終えた後の達成感は半端ない。 しばらく10巻並べて悦にしたってた。 内容も歴史が動く時は凄く面白かった。 そこだけ読むスピード3倍くらいなったし。 大久保さんが死ぬときは・・・目頭が熱くなりました。
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明治維新から、たぶん西南戦争あたりまで。 西郷さァと、その周りの人々。 学生時代に勉強してきた歴史、 いつも良い人、悪い人、 いい事、悪い事 を決めつけてきた。 そんな簡単じゃない事を思い知らされる。 そして、文句なしに面白い。 冒頭の川路さんのエピソードに驚きつつ、 これから...
明治維新から、たぶん西南戦争あたりまで。 西郷さァと、その周りの人々。 学生時代に勉強してきた歴史、 いつも良い人、悪い人、 いい事、悪い事 を決めつけてきた。 そんな簡単じゃない事を思い知らされる。 そして、文句なしに面白い。 冒頭の川路さんのエピソードに驚きつつ、 これからの長い長~いオハナシを、 じっくり楽しもうと思う。 ほんとに楽しみ。
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司馬さんの得意領域、幕末シリーズの薩摩論の1冊。 幕末の司馬作品は総じて評価が高いが、 本作品は評価が二分することが多い。 (西南戦争までが長い、などの理由) ただ、西南戦争前は徹底して 「西郷隆盛」という男の矛盾性というか 2重人格性をよく語っており、 「ごわす、ごわす」だ...
司馬さんの得意領域、幕末シリーズの薩摩論の1冊。 幕末の司馬作品は総じて評価が高いが、 本作品は評価が二分することが多い。 (西南戦争までが長い、などの理由) ただ、西南戦争前は徹底して 「西郷隆盛」という男の矛盾性というか 2重人格性をよく語っており、 「ごわす、ごわす」だけのイメージの 西郷隆盛の核心に迫っているのは 非常に興味深いところです。 恐らく推測ですが、司馬さんは最後まで 西郷という人物のことがよく分からなかったのだと思います。 革命家としての理性要素、 そして人を愛し最終的に自分の命を落とすまでに至った、 感情が横溢する矛盾性を最後まで整理しきれなかったのではないかと 思うのです。 (司馬さんは竜馬のような単純明快、突進系が好きですので) だた、この矛盾こそが西郷そのものだと、私は思っていますが。
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レビューの必要を待たない雄大緻密な名作。大河ドラマをのみ知っていたのでクロニクルで無い構成が意外だったが魔法のような巧みさで核心へと着実に迫って行く。 強烈な印象を残した箇所が2つ。 一つは西郷の師父ともいえる斉彬評。「龍馬がゆく」に於ける勝海舟評と同じく、この人の下で働いてみた...
レビューの必要を待たない雄大緻密な名作。大河ドラマをのみ知っていたのでクロニクルで無い構成が意外だったが魔法のような巧みさで核心へと着実に迫って行く。 強烈な印象を残した箇所が2つ。 一つは西郷の師父ともいえる斉彬評。「龍馬がゆく」に於ける勝海舟評と同じく、この人の下で働いてみたい、と夢想してしまう。 もう一つが巻末。 川路利良が妻沢子に思いつくまま単漢字を羅列させその中から西郷に相応しい字を選ばせるというシーン。重厚緻密なドキュメンタリイの為油断してしまったが不意打ちのような情感にやられてしまった。
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川路利良の初めの印象があまりに強烈で、そのイメージが脳裏に焼きついたまま一冊があっという間に終わってしまったという感じ。とても大警視という印象は感じなかった。
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全十巻。初期の司馬作品と比べると娯楽要素が少なく(資料の引用、解説が多く少々堅苦しいかんじです。)時系列が前後することもあり、当時の歴史に興味があるとか人物に思い入れがあるとかで予備知識がないと全巻読むのはつらいかもしれません。入門編には向きませんが中級編くらいには持ってこいだと...
全十巻。初期の司馬作品と比べると娯楽要素が少なく(資料の引用、解説が多く少々堅苦しいかんじです。)時系列が前後することもあり、当時の歴史に興味があるとか人物に思い入れがあるとかで予備知識がないと全巻読むのはつらいかもしれません。入門編には向きませんが中級編くらいには持ってこいだと思います。薩摩、明治初期、幕末をお好きな方にはお勧めです。
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西郷さんと大久保さんがどういう間柄であったのか、という事をこの本を読んで知りました。 こんな関係の二人は歴史上を見ても他に見つからないんじゃないか、と作中にありましたが本当にそう思いました。 他の本の中で、司馬先生が「西郷さんという人物は捉え難い」という様なことを書いていらっし...
西郷さんと大久保さんがどういう間柄であったのか、という事をこの本を読んで知りました。 こんな関係の二人は歴史上を見ても他に見つからないんじゃないか、と作中にありましたが本当にそう思いました。 他の本の中で、司馬先生が「西郷さんという人物は捉え難い」という様なことを書いていらっしゃいましたが、 たしかに手探りな感じがして、他の司馬先生の作品とはどこか作風が違うなぁという印象を受けました。 それでも丁寧に描かれていて、最後まで無理なく読めました。 この本を元にして描かれた大河ドラマも素晴らしい作品です。
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「竜馬がゆく」の感動覚めやらぬまま、明治維新後の日本の行方が知りたくて読み始めました。私としては竜馬にぞっこん惚れた後では西郷隆盛には感情移入はしにくいのですが、巻一を読み終わった段階でしっかり最後まで司馬遼太郎に再びつきあってみようと想いました。楽しみが募るばかりです。
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