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翔ぶが如く 新装版(一) の商品レビュー

3.9

124件のお客様レビュー

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2010/04/13

川路利良の初めの印象があまりに強烈で、そのイメージが脳裏に焼きついたまま一冊があっという間に終わってしまったという感じ。とても大警視という印象は感じなかった。

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2010/04/11

全十巻。初期の司馬作品と比べると娯楽要素が少なく(資料の引用、解説が多く少々堅苦しいかんじです。)時系列が前後することもあり、当時の歴史に興味があるとか人物に思い入れがあるとかで予備知識がないと全巻読むのはつらいかもしれません。入門編には向きませんが中級編くらいには持ってこいだと...

全十巻。初期の司馬作品と比べると娯楽要素が少なく(資料の引用、解説が多く少々堅苦しいかんじです。)時系列が前後することもあり、当時の歴史に興味があるとか人物に思い入れがあるとかで予備知識がないと全巻読むのはつらいかもしれません。入門編には向きませんが中級編くらいには持ってこいだと思います。薩摩、明治初期、幕末をお好きな方にはお勧めです。

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2010/03/08

西郷さんと大久保さんがどういう間柄であったのか、という事をこの本を読んで知りました。 こんな関係の二人は歴史上を見ても他に見つからないんじゃないか、と作中にありましたが本当にそう思いました。 他の本の中で、司馬先生が「西郷さんという人物は捉え難い」という様なことを書いていらっし...

西郷さんと大久保さんがどういう間柄であったのか、という事をこの本を読んで知りました。 こんな関係の二人は歴史上を見ても他に見つからないんじゃないか、と作中にありましたが本当にそう思いました。 他の本の中で、司馬先生が「西郷さんという人物は捉え難い」という様なことを書いていらっしゃいましたが、 たしかに手探りな感じがして、他の司馬先生の作品とはどこか作風が違うなぁという印象を受けました。 それでも丁寧に描かれていて、最後まで無理なく読めました。 この本を元にして描かれた大河ドラマも素晴らしい作品です。

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2010/02/23

「竜馬がゆく」の感動覚めやらぬまま、明治維新後の日本の行方が知りたくて読み始めました。私としては竜馬にぞっこん惚れた後では西郷隆盛には感情移入はしにくいのですが、巻一を読み終わった段階でしっかり最後まで司馬遼太郎に再びつきあってみようと想いました。楽しみが募るばかりです。

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2010/01/31

明治維新の立役者となった西郷と大久保、そして彼らを取り巻く人物像を通し、征韓論から西南戦争終結までの激動の時代を描いている。 西郷隆盛の愛国者精神に乾杯。きっと西郷はサムライ精神を捨て切れない士族たちに最後の戦いの場を与え、せめて武士として死なせることが自分の生涯の仕事としたの...

明治維新の立役者となった西郷と大久保、そして彼らを取り巻く人物像を通し、征韓論から西南戦争終結までの激動の時代を描いている。 西郷隆盛の愛国者精神に乾杯。きっと西郷はサムライ精神を捨て切れない士族たちに最後の戦いの場を与え、せめて武士として死なせることが自分の生涯の仕事としたのだろうと思った。

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2009/11/26

これって小説? まるでその場に居合わせていたような描写はさすが司馬小説!歴史上の偉人達が身近に感じられます。 しかし、これは出来事が時系列に沿って進行するのではなくエピソードがいったり来たりするし、主人公がアレコレと動いていくのであんまり小説っぽくない。ので、燃えよ~やら龍馬~...

これって小説? まるでその場に居合わせていたような描写はさすが司馬小説!歴史上の偉人達が身近に感じられます。 しかし、これは出来事が時系列に沿って進行するのではなくエピソードがいったり来たりするし、主人公がアレコレと動いていくのであんまり小説っぽくない。ので、燃えよ~やら龍馬~やらに比べると少々読みにくい感じが…。 小説ではなくて、エッセイとか司馬氏西南戦争を語る…的なものだと思えば大変面白い。 そういう風に思うのはまだ1巻だからだろうか。 1巻は一部官僚達が洋行を終えてきて…西南戦争前夜・征韓論論争の状況から。創成期の混乱が面白い。 様々な人物が語られるけど、それはどれも結局は西郷隆盛を語るための布石なのかな?西郷さん一回見てみたいわ~。 タイトルの意味に期待しながら以下読んでいきたい。 ちなみに、私が持ってるのも文春文庫だけど表紙違う…これ、一刷は80年!まだ私生まれてないし!読み継がれる名作ですね。

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2009/11/09

西南戦争(西郷隆盛)の話。問題作。7巻くらいまで非常に辛い。もう2度と読みたくない。でもラスト3冊の展開は圧巻。

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2009/11/01

全巻通読後のレビュー。 全10巻という超大作であるが、もともと毎日新聞に連載された小説であるから、多々同じ記述が見られる。 しかしながら、明治維新後の日本の姿を鳥瞰的手法で世界史と関連付けて論じられている点で、日本近現代の始まりを理解する際の基礎理解には最適の入門書である...

全巻通読後のレビュー。 全10巻という超大作であるが、もともと毎日新聞に連載された小説であるから、多々同じ記述が見られる。 しかしながら、明治維新後の日本の姿を鳥瞰的手法で世界史と関連付けて論じられている点で、日本近現代の始まりを理解する際の基礎理解には最適の入門書であると考える。 島津久光という超保守派の考え方から、維新を支えた革新派の面々の考え方が手に取るように分かる小説である。重要なのは士族の不満、百姓の不満がどのようなものであったか、であるが、それもこの小説では網羅されている。 物語は維新開始直後から、西南戦争(明治10年)を経て翌年の紀尾井坂の変(大久保の死)、さらに川路利良の病没までを描く。 明治維新は天皇の威を借りた王政復古という形でスタートした。それが後に軍の独走いうものを招くが、この時点ではそうせざるを得なかったということも、小説中で書かれている。 後の日本を支えていく山県有朋、伊藤博文、板垣退助、軍人で乃木希典、川村純義などが登場する。 西南戦争は8巻の半ばくらいから始まる。桐野、篠原ら薩摩隼人に担がれた西郷、悲劇のような最後の激闘である。西郷が桐野や篠原といった兵児(へこ)を最も愛し、彼らと生死をともにしたことは、西郷をうかがい知る上で、見逃せない点である。 西南戦争の中身についての描写は一流である。 時間がない方にも、8~10巻は読むことをお勧めしたい。

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2009/10/26

大いなる鐘、西郷について。 旧体制の感情の処し方、法治について。 外交が技術であるよりも国民的情念の表現、もしくはその情念のヒステリー発作というにちかい性質をもっているのではないかとさえ思える(122頁)

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2009/10/12

この歳になってようやく面白みが分かってきた作品。 高校の頃に一度読んだはずだけど、すっかり忘れてた。復習&堪能中。

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