顔 FACE の商品レビュー
少し頼りない婦警が上命下服の警察官の中で、もがきながらも職を成し遂げていこうとする姿は、感情移入しながらも拝読させて頂きました。
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『陰の季節』内の短編『黒い線』の平野瑞穂が主役の長編小説。瑞穂のその後を描いた物語。 古い体質の男ばかりの"警察"という組織の中で、プライドを保ちながら職務を全うする瑞穂。それは並大抵のことではないだろう。 男尊女卑の激しい世界でもがき、不本意な仕打ちにも耐えつつ自分の道を探る。女だからとバカにされ、遣われたくもない気も遣われ、時に男たちの都合で勝手に利用される。全てが自分の意志に反したもので精神的にも苦痛を伴い、身も心も壊れてしまいそうになる。 鑑識課機動鑑識班、秘書課広報公聴係、捜査一課犯罪被害者支援対策室、そして捜査一課強行犯捜査係。転々と部署を異動させられても、鑑識と似顔絵描きで培った観察眼で犯罪者の心の内を冷静に見極める力が、瑞穂を前へ前へと突き進ませる。 「靴は口ほどに物を言う」には驚き。靴でその持ち主の職業や年齢が分かるものなんだ。…気を付けなきゃ。 最後にあの二渡さんもチラッと出てきて嬉しかった。 念願の鑑識に戻れた瑞穂のその後の話も気になるので、ベテランとなった瑞穂をいつか見てみたい。
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婦人警官平野瑞穂の短編集 多くの挫折を味わいながらも力強く立ち上がる姿はなにかもどかしさも感じてしまった
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横山秀男の警察小説はジャンルが広い! 今回は鑑識の似顔絵描きの婦警が主人公の短編小説集。しかし一編一篇が流れになっている。 横山秀男は外れがない?!
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ブクログ初の登録。 結構強い女性だったので安心した。心の弱い話が多い中、打たれても立ち上がる姿は格好がいいと思う。格好のいい女は美しい。
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似顔絵捜査をする婦人警官の話。なぜ顔というタイトルなのかわからず読み始めたが、なるほど、となった。最後の展開にはちょっとすっきりしないけど、エピローグの描写が素敵だったので、すっきりしなっかったのが昇華されてよかった。 横山秀夫の作品の中ではサラっと読める方なのではないかと思う。
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横山さんの短編はいつもレベルが高い。5編の中では「決別の春」が好き。以下に詳しい感想が有ります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou12509.html
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犯人の似顔絵を描く担当の女性警官が主人公の連作短編集でした。とはいえ短編集のほとんどは似顔絵で事件を解決するというものではなく、女性警官に対する差別等の警察内での人間関係を描いたものでした。敏腕でもなく似顔絵を描く係りの女性警官が主人公というところが今までには全く無かった小説なの...
犯人の似顔絵を描く担当の女性警官が主人公の連作短編集でした。とはいえ短編集のほとんどは似顔絵で事件を解決するというものではなく、女性警官に対する差別等の警察内での人間関係を描いたものでした。敏腕でもなく似顔絵を描く係りの女性警官が主人公というところが今までには全く無かった小説なので、新鮮で面白かったです。特に最近、オウムの高橋容疑者の件で似顔絵等をTVで見ることが多かったし。以前、仲間ゆきえさん主演でドラマ化もされていましたけど、内容は、だいぶん違うように感じました。ドラマはチラッとしかみてないですけど。
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ドラマ化されていたので読んでみた作品 久しぶりに横山さんの短編集読みましたが 読みやすいしスッキリ終われる 瑞穂が悩みながらも前に進もうとする姿勢が良かった 男性が描く女性は現実の女性とかけ離れててしっくり来ない事が多いけど 違和感無く読めました(仲間さんをイメージしながら読...
ドラマ化されていたので読んでみた作品 久しぶりに横山さんの短編集読みましたが 読みやすいしスッキリ終われる 瑞穂が悩みながらも前に進もうとする姿勢が良かった 男性が描く女性は現実の女性とかけ離れててしっくり来ない事が多いけど 違和感無く読めました(仲間さんをイメージしながら読んだからかも)
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婦警の話というよりも、 男女差別に反対する小説? がちの警察小説を期待してたから、 ちょっと残念。 でも決別の春はわりと好き。
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