顔 FACE の商品レビュー
長編かと思わせておいて、実は短編でした。 横山秀夫作品は、警察ものが多く ストーリーや登場人物も好きなんだけど どうしても短編小説ならではの物足りなさが抜けきれなくて残念。 読みやすいので、あまり本を読まない人にはお薦めだけど じっく~り本を読みたい人にはお薦めしない...
長編かと思わせておいて、実は短編でした。 横山秀夫作品は、警察ものが多く ストーリーや登場人物も好きなんだけど どうしても短編小説ならではの物足りなさが抜けきれなくて残念。 読みやすいので、あまり本を読まない人にはお薦めだけど じっく~り本を読みたい人にはお薦めしないかな?
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1話目、伏線が巧い。おっと、そうきたか、と膝を叩いた。2話目以降、計短編5話が、それぞれ違う事件を扱うが時系列は繋がっていて、未熟な主人公が少しずつ成長していく様子が描き出されている。しかも最終話で大成功を収めるでなく(笑)未熟さを残したまま、振り出しの鑑識課に戻ることになる。これからも成長を続けていくであろう余韻を残した、爽やかなエンディング。これ、ドラマ化されたらいいのにな、と思っていたが、既にされていたらしいですね。残念、観たかった。(2012-06-03L)
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※このレビューにはネタバレを含みます
警察小説の名手、横山秀夫さんが描く連作短編ミステリーです。主人公は、似顔絵婦警の平野瑞穂。男社会の警察組織の中で苦しみながらも、ひたむきに頑張る女性です。以前、仲間由紀恵さん主演でドラマ化もされました。自宅の書庫から引っ張り出し、久々に読んでみたのですが、やっぱり面白かったです。主人公である瑞穂がなんとも頼りないのですが、そこがまた守ってあげたくなる感じでよかったりします。横山さんの作品の中では、比較的軽ーく読める良作です。
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ドラマ6話まで→原作の順で。 主人公瑞穂が魅力的。 七尾さんの「生きてればね、また幾らでも頑張れるから」という台詞が印象に残った。
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昔ドラマが好きだったので読んだ似顔絵婦警の活躍をまとめた短編集。横山秀夫は好きだ。刑事物は大好きだ。本作も氏の他著同様、始終緊張感がある物語で続きが気になったのは確か。しかし全ての良さを相殺してしまう程の主人公の魅力のなさ。無駄に正義感に溢れている癖に優柔不断で根性無し、グチグチ...
昔ドラマが好きだったので読んだ似顔絵婦警の活躍をまとめた短編集。横山秀夫は好きだ。刑事物は大好きだ。本作も氏の他著同様、始終緊張感がある物語で続きが気になったのは確か。しかし全ての良さを相殺してしまう程の主人公の魅力のなさ。無駄に正義感に溢れている癖に優柔不断で根性無し、グチグチ屁理屈を垂れ流す主人公にイライラが止まらなかった。キャラクターの心理描写が全く上手く出来ていなかった気がする。
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似顔絵書きが得意な婦警が主人公の短編集。 ちょっとした裏がある事件の物語。女性軽視の世界に、ちょっとやるせなさを感じる。
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「陰の季節」の似顔絵婦警が主人公。成長小説の趣。強盗訓練とか、目新しい舞台装置を設定するのは相変わらずうまい。今回は、偶然が多く、ちょっと無理のあるプロットがみられたか。
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・プロローグ ・魔女狩り ・決別の春 ・疑惑のデッサン ・共犯者 ・心の銃口 ・エピローグ
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婦警に憧れ、似顔絵かきの婦警になった平野瑞穂の警察官として成長しながら、かかわった事件5話がまとめられている。男社会である警察組織の中で嫌な思い、悔しい気持ち、いらだたしい思い・・・・・それらを乗り越えて事件に立ち向かう婦警の心の動きを描いている。
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