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月の裏側 の商品レビュー

3.4

316件のお客様レビュー

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    34

  2. 4つ

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  3. 3つ

    119

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

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2012/09/05

地元が舞台です 湿気た感じとか、よく出てると思う。実際、掘割の水は川と違ってさらさら流れるものでもないし、ドブほど淀んでないので、何かが住み着いて水と風に運ばれてきてもおかしくないかもと思いそうになります。 うん、でも、とりあえず、自分以外のナニカにはなってない。 ……なってな...

地元が舞台です 湿気た感じとか、よく出てると思う。実際、掘割の水は川と違ってさらさら流れるものでもないし、ドブほど淀んでないので、何かが住み着いて水と風に運ばれてきてもおかしくないかもと思いそうになります。 うん、でも、とりあえず、自分以外のナニカにはなってない。 ……なってないよね……?

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2012/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぐいぐい引き込まれて読んでいくんだけど、最後に残ったのは「何だったんだ」という感情でした。 恩田さんの作品は他にも読んだことがあり、タイトルは失念しましたが、その時もラストが残念な印象でした。(全てがそうかは分かりませんが) 解明しきらない美学は理解できますが、これは未完成に感じます。 起承転結でいったら、結がどっかいっちゃったみたいな。 雰囲気のある文章を書ける方なのに、最後が勿体ないです。

Posted byブクログ

2012/08/05

途中から、あらあらSFホラーなのか…と皿に残してごちそうさま。しそうになったが、文章力が素晴らしくぐいぐい先に進まされた。先入観無く読んで良かった。『光る眼』的な…?映画を観ているような構成と描写。

Posted byブクログ

2012/07/16

九州の柳川水郷をモチーフに展開する、SF。 「仄暗い水の底から」みたいな水と闇の不気味さを、ふんだんに散りばめた良作。 多聞先生、初登場。

Posted byブクログ

2012/06/29

水路のある街でおこる不可解な失踪事件。調べていくうちに謎の生命体の存在に気づきはじめる。 盗まれてしまった藍子はこれからどうやって息子と接触していくのだろう。自分ならどんな顔をして子供と対するのだろうか。

Posted byブクログ

2012/06/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

梅雨時期に読むんじゃなかった。 自分の周りにいる普通だと思っていた人は、実はヒトじゃないかも、みたいなよくある設定だけど、ちょっと怖かった。 人間って水が必要な生き物。でも、”水”に対して肯定しながらも本能的には畏れている? プール泳いだり、海でプカプカ浮いてたりすると、とても安らかで気持ち良く感じたりする。でも夜にプールで一人で泳いでたり、暗い海は怖かったりする。う~ん・・・

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2012/05/26

恩田陸は凄く好きな作家で、既刊は半分くらい手に持っている。でも、いつも思うのはオチが残念だという事。途中まで凄くわくわくするのに肩透かしを食らう事も少なくない。それでも読んでしまうのは、文章力とキャラの魅力だと思っている。 今作も途中から「どこに着地したいのだろう…」と登場人物と...

恩田陸は凄く好きな作家で、既刊は半分くらい手に持っている。でも、いつも思うのはオチが残念だという事。途中まで凄くわくわくするのに肩透かしを食らう事も少なくない。それでも読んでしまうのは、文章力とキャラの魅力だと思っている。 今作も途中から「どこに着地したいのだろう…」と登場人物と共に不安になったが、多門と一緒ならどこでも良いかと思ってしまった。単に私がミーハーなのか、それを本の面白さとして評価しても良いかは分からないが少なくとも私は満足だった。 何より恩田陸の魅力である“恐怖”と“不安”が遺憾なく発揮されていて地下の描写部分は本当に鳥肌が立った。相変わらずラストの気抜け感はあるがそれも一種のカタルシスという事で。

Posted byブクログ

2012/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ふと思い出して無性に読み返したくなる一冊です。 この作品のレビューを書いてらしゃる方の内容をざっと見てみましたら、ラストに不消化感を持っていらっしゃる方が意外に多くて驚きました。 斯く言う私はと言うと、初読の時にラスト近辺で「ああ、こんな選択をしても許されるんだ!」と、目からウロコが10枚ほど落ちた気分にさせられました。 アレの正体についても、かっちりと説明がされてないのが良かった。 これから来る梅雨の季節。また読み返してみようと思います。

Posted byブクログ

2012/04/21

あたりの方の恩田陸。終盤、誰が長靴を履かせたのかとか、何故履かせたのかとか色々考えちゃう。あと、男性と女性でも受け取り方の違いが、出産に絡めて出てくるところも(女性側が)リアルに感じる。私は絶対長靴脱がない派。

Posted byブクログ

2012/03/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

友人の勧められて読んだ。恩田陸は「夜のピクニック」に続いて2冊目。青春小説の前作と違って、本作はSFミステリーってカテゴリーになるのかな?水の街堀切の街「箭納倉」でおこった失踪事件を追いかける4人。謎の存在、中盤以降の展開に後半~ラストの変化にクライマックス。ちょっと怖くて、ミステリアスで。面白かったわ~

Posted byブクログ