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月の裏側 の商品レビュー

3.4

316件のお客様レビュー

  1. 5つ

    34

  2. 4つ

    103

  3. 3つ

    119

  4. 2つ

    31

  5. 1つ

    5

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2013/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三隅協一郎の依頼でヤナクラにやってきた塚崎多聞。ヤナクラの街で起きた3つの失踪事件。事件を調査する高梨の取材。失踪後数日で帰宅する被害者たち。失踪中の記憶を失う被害者たち。協一郎の飼い猫・白雨が咥えてくる作り物の耳や指。帰郷した協一郎の娘・藍子も加わった捜査。失踪者に共通する堀のそった家。「盗まれる」町の人々。ある雨の日に消えた町の住人達。

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2013/01/27

九州の水郷都市である箭納倉で相次ぐ失踪事件。いずれも堀に面した場所に住む老女が失踪の後、記憶を失っているが何事もなかったのように帰ってくる。そして、この事件に興味を持った元大学教授・三隅協一郎らが真相究明に乗り出したところ驚愕の事実が判明する。 ミステリ、ホラーというよりはSF...

九州の水郷都市である箭納倉で相次ぐ失踪事件。いずれも堀に面した場所に住む老女が失踪の後、記憶を失っているが何事もなかったのように帰ってくる。そして、この事件に興味を持った元大学教授・三隅協一郎らが真相究明に乗り出したところ驚愕の事実が判明する。 ミステリ、ホラーというよりはSFという感じ。 序盤は少々寝ぼけながら読んでいたこともあり、なかなか作品に入り込むことができなかったが、中盤、物語の核心に迫っていく部分は圧倒的なマイノリティの中でどのように解決していくのだろうページがどんどん進んだ。 一方で終わり方について、いっそのこと「盗まれ」てしまうという逆転の発想はなるほどと思ったものの、話の締め方はこれで終わりなのと肩透かしを食らったような気がする。果たして真実を知った四人はどのような心境で日常に戻っていったのか。

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2013/01/27

恩田作品の中でも一番好きなタイプの作品でした。 「常野物語」や「ネバーランド」と同じく日常の中のほんの少しの違和感、気付かない人も多いけどある種の人だけ気付く不思議さ、結局世の中は何も変わらずに続いていく結論など、本当にこんなことがあってもおかしくない微妙なリアリティーの世界にど...

恩田作品の中でも一番好きなタイプの作品でした。 「常野物語」や「ネバーランド」と同じく日常の中のほんの少しの違和感、気付かない人も多いけどある種の人だけ気付く不思議さ、結局世の中は何も変わらずに続いていく結論など、本当にこんなことがあってもおかしくない微妙なリアリティーの世界にどっぷりと惹き込まれます。 週末だったので一気読みでした。

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2013/01/23

SF?ホラー? 福岡の柳川をモデルにした水郷で起きた不思議な事件。 途中までは、何が起きているのかドキドキしたんだけど・・・。 結局、その原因や物体がわからないまま終わってしまう曖昧さが、気持ち悪い。 私としては、もっと詳細にその謎の物体について記載して欲しか...

SF?ホラー? 福岡の柳川をモデルにした水郷で起きた不思議な事件。 途中までは、何が起きているのかドキドキしたんだけど・・・。 結局、その原因や物体がわからないまま終わってしまう曖昧さが、気持ち悪い。 私としては、もっと詳細にその謎の物体について記載して欲しかった。 見えないものに怯える恐怖があるわけでもなく、 物語が淡々と進むのにも違和感が。

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2012/12/18

九州の水郷都市・箭納倉で三件の失踪事件が。 消えたのは掘割に面した日本家屋に住む老女だが、 不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたが、記憶がない。 事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づくが…。

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2012/11/28

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。 まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎ら...

九州の水郷都市・箭納倉。ここで三件の失踪事件が相次いだ。消えたのはいずれも掘割に面した日本家屋に住む老女だったが、不思議なことに、じきにひょっこり戻ってきたのだ、記憶を喪失したまま。 まさか宇宙人による誘拐か、新興宗教による洗脳か、それとも?事件に興味を持った元大学教授・協一郎らは〈人間もどき〉の存在に気づく……。 恩田さんのミステリーホラー。 箭納倉の街並みが目に浮かぶ。ちょっとホラーでちょっとSFかな。 好きです。

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2012/09/30

恩田陸さんの作品は好きで沢山読んでるけど、内容作りまでが良い意味で曖昧で好き。そこからは作品箇々で割と違った見せ方をしてくるイメージ。

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2012/09/23

高校生の時に偶然本屋で遭遇した中学の担任だった先生にすすめられた本。 話が好きすぎて1冊の本を何回も読んだのは初めてでした。

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2012/09/20

図書館にて。 途中まですごくおもしろくて怖くてどうなるんだろうと思っていたら、はっきりしないまま終わってしまった。 ネクロポリスを読んだときもオチが残念だと思った記憶がある。

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2012/09/17

途中までのドキドキ感はすごくいいのに、ラストがなんとも…。 恩田さんは最後まで考えずに書き出すタイプなのかな、と思ってしまう…

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