ラッシュライフ の商品レビュー
最後にやっと伏線が回収されて、全容が分かった。 最後の方にいったところでまた前に戻って、人物達が出会っているところを探しに行った。 当たり前だけど、自分が今こうしている瞬間にも皆それぞれの時間、人生を生きてるんだなあって思った。
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最近、伊坂幸太郎を読み、やっぱり面白い!と思い、 昔の作品から読みたくなり、図書館で貸し出し。 伊坂幸太郎の初めて読んだ作品ふ、チルドレンだった。 初めて読んだ時、主人公陣内が強烈で、ストーリーも面白くあっという間に読んだ。 本を開くと、二段組になっており、読めるか不安だった...
最近、伊坂幸太郎を読み、やっぱり面白い!と思い、 昔の作品から読みたくなり、図書館で貸し出し。 伊坂幸太郎の初めて読んだ作品ふ、チルドレンだった。 初めて読んだ時、主人公陣内が強烈で、ストーリーも面白くあっという間に読んだ。 本を開くと、二段組になっており、読めるか不安だったが、 4日ほどかけて読んだ。 そうだった。伊坂幸太郎の本は、登場人物が多くて、最初特にわかりづらく、 日にちが空くと、更にわからなくなるから読まないと!と思った。 私はその中でも、デザインの仕事をしていたけど、 リストラにあい、駅の近くで犬と会った、 人物が好きだった。 小説の中の物語は、知らない現実の中でも起こってそうだった。 ニュースで見る事件は、起こった出来事で、 その背景はなかなか映らず、 何が真実かさえも掴みづらい。 中盤で物事の展開が面白く、バラバラ死体など結構ミステリアスで、 読んでてゾワっとした。 最後は結局、よくわかんなかったけど、 登場人物が出会った、白人女性が好きな漢字を問われたり、 表紙の絵にもなっていた、エッシャーの展覧会にみんなが足を運んでいた。 参考資料に養老先生の著者が2作品あった。 ラッシュライフが、ジョン・コルトレーンの曲名で驚いた。 ジョン・コルトレーンを知ったのを、 施設の利用者さんの部屋で流れており、教えてもらった。 サックス奏者だったかなぁ? それを、音楽好きの叔父に聞いたら知っていて、 なんだかとても嬉しくなったのを思い出した。 訳すと豊潤な人生にもなるらしい。
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仙台を舞台に、様々な人のドラマが一つに収束する。 うーん。 面白い、気がしたけど。 それぞれに救いがあったり破滅があったり、個々の事件が狭い空間で絡み合っていく。仕掛けは面白いんだが、なんとなくその仕掛け通りという感じで。いや、当然といえば当然なんだけど。 視点と、時間軸がく...
仙台を舞台に、様々な人のドラマが一つに収束する。 うーん。 面白い、気がしたけど。 それぞれに救いがあったり破滅があったり、個々の事件が狭い空間で絡み合っていく。仕掛けは面白いんだが、なんとなくその仕掛け通りという感じで。いや、当然といえば当然なんだけど。 視点と、時間軸がくるくる切り替わっていくのがあんまり肌に合わなかったのかもしれない。 ドラマ感もあまり感じなかった。 各場面の時間を、説明も無しに切り替えていく手法が、活きて入るんだろうけど。 面白いけど、好みの作風ではない、というオチかも。 文章は、読みやすいです。
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スカッと出きる本、かなんかで検索して引っ掛かった本。時間かけてページをいったりきたりしながら一気読みしたら楽しそうだったんだけど、何日にもわけて読んじゃったので、ちょっとん?あれ?どうだっけ、って思いながら読み進めてしまった。それぞれの結末が気になるところではあるけど、まぁ誰も完...
スカッと出きる本、かなんかで検索して引っ掛かった本。時間かけてページをいったりきたりしながら一気読みしたら楽しそうだったんだけど、何日にもわけて読んじゃったので、ちょっとん?あれ?どうだっけ、って思いながら読み進めてしまった。それぞれの結末が気になるところではあるけど、まぁ誰も完璧には幸せではなくても豊潤な人生を楽しんだんだろう。
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5つの物語がそれぞれに進んでいくお話。 登場人物が多かったですが、特に混乱することなく読み進められました。 話が進んでいくにつれて全てのお話がきれいにまとまっていったのでとても気持ちが良かったです。 伊坂さんの作品を初めて読んだのですが、他の作品も読みたくなりました。
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複数の複雑怪奇なストーリーが交差し、繫がり、着地するのがさすが伊坂幸太郎だと思った。エッシャーの兵士の騙し絵も表紙裏に印字されたラッシュの訳もお見事!「イッツオールライト」
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複数の登場人物のバラバラだった話が段々と繋がっていく。 時系列が読むままじゃないと気付いて何回か場面を振り返った。 もう一度時系列を踏まえた上で読み直したくなる。
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解体された神様、鉢合わせの泥棒、歩き出した轢死体、拳銃を拾った失業者、拝金主義の富豪―。 バラバラに進む五つのピースが、最後の一瞬で一枚の騙し絵に組み上がる。 (アマゾンより引用) ちゃんと時系列で読んだらまた違った面白さがあるかもしれない。 ただ、この作家さんのお話はミステリーっていうほどミステリーではない
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黒澤初登場。首折り男の協奏曲で初めて読んだ以来。「オーデュボンの祈り」の伊藤らしき人物の言及があった。高橋という特殊能力を持つ男はユウゴと何か関係があるのか。5人の登場人物が次々とつながっていく。失業した豊田がまさかの宝くじに当たりそうで、おどろき。傲慢な戸田が最後いやな目にあってせいせいした。終わり方は少しの希望を感じさせられてよかった。個人的に作品のテーマとマッチしているのは単行本の表紙だと思う。
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2005年最後を締め括るのは、今話題の伊坂幸太郎。多分話題。きっと話題。 当作品以外にも「オーデュポンの祈り」や「重力ピエロ」など 話題作に事欠かない。らしい。 内容は、 A.金で全てを解決できると考えている画商と新人画家 B.何だか几帳面な泥棒 C.オカルト宗教のような物には...
2005年最後を締め括るのは、今話題の伊坂幸太郎。多分話題。きっと話題。 当作品以外にも「オーデュポンの祈り」や「重力ピエロ」など 話題作に事欠かない。らしい。 内容は、 A.金で全てを解決できると考えている画商と新人画家 B.何だか几帳面な泥棒 C.オカルト宗教のような物にはまる青年とそのグループの幹部 D.膀胱炎に悩む女性精神科医と不倫相手のサッカー選手(既婚) E.リストラで無職になり、その後の職が決まらない中年サラリーマンと老犬 の全く無関係に見えそうな人々の物語が所々でリンクし、 気が付くと実は密接な関係にあるというもの。 その為、話の冒頭から伏線が張られまくっている。 そんな話の全てをラストで収束する手腕が素晴らしい。 また、それぞれの話も個別で成り立っているので、 一気に平行して5つの物語を読んだような気分になる。(A.の話はあって無いような物だが…) ただ、正直一回ではわかりずらい。 階段を昇っても昇っても永遠に昇り続けるという『だまし絵』が出てくる為、 「実はこの物語は何が始まりで何が終わりなのかわからない作りなのでは?」と勘繰ったりもした。 (実際の所は良くわかりません) それが面白いといえば面白いが、一度混乱すると凝り性の人は嫌になるだろう。 個人的には5つの物語のうち、几帳面な泥棒とリストラサラリーマンの話はそれだけでも楽しめた。 伊坂幸太郎の他の小説も試しに読んでみたいとは思う。
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