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知的複眼思考法 の商品レビュー

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197件のお客様レビュー

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2011/10/22

「自分で考えろ。読んで考えろ。書いて考えろ。問いを立てろ。見方を変えろ。」って感じの本でした。行うは難しだけど全く正しい。

Posted byブクログ

2011/10/17

ハウツーはともかくとして、思考停止しないこと、マジックワードに惑わされずに自分の言葉で考えること、問いを発すること、などなど。当たり前だけれどそれが難しい。 質問はありますか?と言われて、誰も何も言わないことが多い。話を聞いてなかったのか、と思われるようなくだらない質問をするのは...

ハウツーはともかくとして、思考停止しないこと、マジックワードに惑わされずに自分の言葉で考えること、問いを発すること、などなど。当たり前だけれどそれが難しい。 質問はありますか?と言われて、誰も何も言わないことが多い。話を聞いてなかったのか、と思われるようなくだらない質問をするのは論外だけれど、それってあまりに何も考えてないみたいじゃないか、と思ってしまう。 テレビというメディアを、受動的だからと敬遠したこともあったけれど、読書だって読み終わっても何も考えなければ同じだなあと反省した。 96年とかだいぶ前の本だから、いまのツイッターとか震災後のあれこれを踏まえたらどういう論旨展開になったのかなーと。他人の言葉を簡単に引用して、他人の言葉に影響されてるひとがあまりに多いんじゃないかな。自分も然り、だけれど。 TLで流れてることを受けて、それに関してツイートするだけって、なんか自分では何も考え出してないみたい。 まあとにかく、思考停止しない、鵜呑みにしない、なるほどとすぐ納得しない、が理系大学生としての当面の目標だな!

Posted byブクログ

2011/10/18

 ものごとには、二面性が存在する。非線形、複雑系に存する世の中にあって、単眼的な思考ではその本質を見失う。誰でも日々圧倒的な情報量を浴びている現代、思考停止に陥いるということは、あらゆる意味で後れを取ってしまうということに他ならない。頼れるのは「自分の頭」だけだ。したがって考える...

 ものごとには、二面性が存在する。非線形、複雑系に存する世の中にあって、単眼的な思考ではその本質を見失う。誰でも日々圧倒的な情報量を浴びている現代、思考停止に陥いるということは、あらゆる意味で後れを取ってしまうということに他ならない。頼れるのは「自分の頭」だけだ。したがって考える力というもの身につけるということが肝要となる。  本書には考える力をいかに育てていくか具体的な例を挙げながらその方法を提示しており、実践的、実用的なものになっている。  その中でも読書は知的複眼思考をするための格好の素材だと思う。自分にとって読書というのは、決して知識を溜め込むためだけのものではない。そんなものはgoogleにでもまかせればいいのだから、知識の獲得だけを目的とした読書はなんの優位性もないはずだ。  かのショーペンハウエルが『読書について』でいうように、本を読むというのは、とりもなおさず著者の思考の流れを辿っていくという行為に他ならない。つまり、何も考えずにただ読むために読んでいると思考停止状態をむしろ推し進めることになってしまう。そういう毒が常にある。そうならないために、著者に書いていることを簡単には信じないようにすべきだ。  名著といわれる類の本でも明らかに飛躍してるだろうという箇所があることは少なくない。文字になっているとなにかもっともらしく感じてしまうだろうが、そこで立ち止まって考えることが必要だ。本は決してあなたを急かしたりしないのだから。

Posted byブクログ

2011/07/15

7/15読了。よく「批判的に物事を捉えるんだ」とか、「色んな視点からものをみるべきだ」とかが盛んに言われている中で、そもそも「考える」とはどういうこと?「考える」って言ったって具体的にどうすりゃええの?どうすれば深く考えることができるの?ということこに突っ込んで丁寧に解説した本。...

7/15読了。よく「批判的に物事を捉えるんだ」とか、「色んな視点からものをみるべきだ」とかが盛んに言われている中で、そもそも「考える」とはどういうこと?「考える」って言ったって具体的にどうすりゃええの?どうすれば深く考えることができるの?ということこに突っ込んで丁寧に解説した本。個人的に好きなのが、「なぜ?」と「どうなっているのか?」の往復。問いを立てて、分解する。問いをずらす。この本にはたまたま出会って何となく買ったが、買って正解。

Posted byブクログ

2011/07/10

大学教授が新入生に勧める本の常連。しかし、新入生に留まらずに全ての人が自らの思考を深めることができるようになる指南本。多様化の波が押し寄せる混沌とした世界でサバイブする力を高めたい人は一読の価値あり!

Posted byブクログ

2011/06/27

概念はサーチライトである。あたらしい概念の発見によって、新しい問題が見えてくる。p265 【複眼思考】 1. ものごとの多面性をとらえるための、「関係論的なものの見方」 2. 意外性を見つけるための「パラドックスの発見」 3. ものごとの前提を疑うための「メタを問うものの見方」...

概念はサーチライトである。あたらしい概念の発見によって、新しい問題が見えてくる。p265 【複眼思考】 1. ものごとの多面性をとらえるための、「関係論的なものの見方」 2. 意外性を見つけるための「パラドックスの発見」 3. ものごとの前提を疑うための「メタを問うものの見方」p270 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』by マックスウェーバー 要約: 禁欲的な生活を求めるカルヴィニズムの教えに導かれて、勤勉さを旨もする節度ある「合理的な」生活態度が形成された。その結果、やみくもにお金儲けを目指すのではなく、計画て来•合理的に会社の経営を行おうとする精神的な基盤が作られた。そうした禁欲的で合理的な勤勉が、近代の資本主義誕生の重要な条件であった。

Posted byブクログ

2011/06/24

実践できてるかは別として、内容はそこまで目新しい考え方ではなかったなぁ。考え方が順序だてて説明されているがためのこのボリューム。丁寧だけど、丁寧すぎると見る人もいるかも。

Posted byブクログ

2011/06/13

「考える」とはどういうことか? その方法論を明快に提示している。学生時代に読んで以来、いま再び読み直すことで、当時の自分とはまた異なる状況下にいる自分が、新しい発見をこの本のなかに見出すことができています。どんな書物もそうだが、あらためて読み直し咀嚼することで、そのときみえなか...

「考える」とはどういうことか? その方法論を明快に提示している。学生時代に読んで以来、いま再び読み直すことで、当時の自分とはまた異なる状況下にいる自分が、新しい発見をこの本のなかに見出すことができています。どんな書物もそうだが、あらためて読み直し咀嚼することで、そのときみえなかったものがみえると意外であり嬉しい。「思考」の方法論について述べられた書物は、本屋では〝ロジカル・シンキング〟と題され、それこそ山のように積まれているが、紋切り型の思考パターン・思考タイプなどというのはなくて、むしろ地道な自己内対話と冷静な立論によって成り立つものだと納得させられる。何度も読み直すことで深めることができる点で、〝思考習慣〟のベースを学べるのではないでしょうか?

Posted byブクログ

2011/05/23

後半から俄然面白くなった。 特に第4章は、卒論に役立ちそう。 全体として、文章が綺麗。 それは、言葉を大切に使っているからだと思う

Posted byブクログ

2011/05/03

「常識にとらわれるな」「物事を多面的にとらえろ」とはよく言われる。 では具体的にどうすれば多面的に捉えられるようになるのか? そこまで解説される事はほとんどど無い。 しかしこの本では、具体的な考える方法まで事細やかに書いてある。非常に面白い! 「ありきたりな事しか書けないからレポ...

「常識にとらわれるな」「物事を多面的にとらえろ」とはよく言われる。 では具体的にどうすれば多面的に捉えられるようになるのか? そこまで解説される事はほとんどど無い。 しかしこの本では、具体的な考える方法まで事細やかに書いてある。非常に面白い! 「ありきたりな事しか書けないからレポートなんて嫌いだ、 どうすれば書店にある本のような独創的なことが考えられるのか」 と悩んでいる人はぜひ一度読んでほしい。

Posted byブクログ